まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

花井議員の空港活用特別委員会設置反対討論を聞く

2007年06月20日 | その他
 2日目の代表質問、公明党についてはインターネットで、民主党・無所属の鳥澤議員については本会議場に出かけました。地方財政健全化法やゴミゼロエミッション事業、静岡空港など問題意識の重なるテーマが数多くありました。

 ゴミゼロエミッション事業は、大井川町での住民活動、ゴミゼロNGOの方々と私が議会窓口として関わり、途中から鳥澤議員からの協力もいただき事業の白紙化を実現してきたテーマだけに複雑な気持ちで聞いていました。

 代表質問のあとに耐震化対策、次世代育成、地球温暖化対策、富士山空港活用の4つの特別委員会を議会に設置する案が議題となり、共産党の花井議員が空港活用特別委員会設置反対の議案質疑、反対討論を行いました。

 聞いていて、私も当然にやらなければならなかった質疑、討論に何か不思議な感慨が湧きました。同時に、1人で議会チェック機能を果たしている花井議員の存在に、こうしたチェックをする役割の議員の必要性を実感しました。

 今までなら、もう1人「まつや清」という議員の発言もあったわけで、自分が議場の中にいるような気分でした。勿論空港活用特別委員会に反対したのは花井議員1人、反対派議員もここまで来たら赤字を出さないようにするのが議員の役割ということでしょうか?

どうすればおもしろくなる?議会傍聴!

2007年06月19日 | その他
 自民党赤堀佐代子議員、平成21岩瀬護議員の代表質問を傍聴しましたが、クールビズなき本会議場は震えるような寒さでした。2会派共通する質問は議案となっている県立三病院の独立法人化問題。知事は「安上りを目的とした病院経営に走ることは決してない」。

 そして「中期目標、評価委員会審査報告は議会にかけられる」と独立法人化は議会のチェック権を犯さないを強調。職員組合は県民の82、4%が説明不足と回答とのアンケートを盾に延期を求める陳情を議会に提出していますが、どこまで通じるか。

 選挙期間中、私は議会の中に三病院に関する特別委員会を設置してメリット、デメリットに関する徹底した議論を展開すべきとの主張をしました。厚生委員会で果たして争点としての審議展開になりうるのかどうか、県民生活に目を向けた議会かどうかの分れ目。

 知事の政治姿勢関連の二人の代表質問に対する答弁は、いつもの新公共経営論の自慢話と交付税を巡る政府批判で相変わらず。傍聴した県政ウオッチングメンバ―、あんなだらだら、再質問で論点をもう一度明確にするくらいの緊張関係がほしい、との感想でした。

 議員と県民の間のこの感覚のズレを解消する議会の側からの努力が必要です。

 ただ、草薙運動場改修が静岡学園との土地交換にまで及んでいると言うのは、おお!と。他の空港の国際便の規制緩和・自由化やインフルエンザ・タミフル、教員評価制度のしくみなど、県民の側からの争点化する試みも必要です。新人はどう受けとめたのか?

静岡県議会での経験をどう活かせるか

2007年06月18日 | その他
 写真は群馬県の人口1200名の上野村を天空の回廊という釣り橋からのものです。群馬県議会議員に当選した新人議員・角倉邦良さんから「松谷さんが市民派として静岡県議会でやってきたことを報告してもらえませんか?」という依頼があり、上野村の国民宿舎「せせらぎ」で15日に勉強会が開かれました。

 彼の選挙区は吉井町、上野村など過疎の地域が多く、また1人会派ではなく「スクラム群馬」という会派を結成できる基盤があり、尚且つ現職知事支持グループに所属しています。私の都市型議員経験というより、逆に学ぶことが多い勉強会でした。この日も常任委員会があったとのことで初めての質疑のやり取りも聞きました。

 もともと角倉議員は、民主党の金田誠一衆議院議員の秘書として静岡空港問題では国政の窓口として静岡県政に大いに関わりを持っていただいた経過があり、地方政治に関しての意見交換する場面が結構ありました。群馬県知事選挙が参議院選挙とダブっているとのことで、羨ましい限りの多忙さでした。

 私自身の無所属市民派としての経験をどのように他県での新人議員活動に貢献できるか、いろいろ考える機会にもなりました。27日には岡山県議会のある会派から政令市問題報告を依頼されています。議会発言の機会がない分、こうしたスタイルの活動を増やしていかねばと自分に言い聞かせているところです。明日は、静岡県議会代表質問・・・。

「もう、家には戻らんねんだかのー」と母の言葉

2007年06月17日 | その他
 きのう、病院に着いて最初にやったことは父を柏崎平野の米山山(よねやまさん)のみえる病院の外に、姪と一緒に散歩に連れて行くことでした。少し寒かったので私の上着を着せました。周辺の水田は梅雨を待つばかり。父に「昔はみんな手で除草したんだよねー」「ばちゃんと二人でやったんだ」。

 冷たい空気に触れた後は母の病室にでかけ母の夕食をみながらの団欒。父が「みんな一緒に食べられるといいんだ」。自室に戻るも出された夕食はほとんど手をつけず、私がもったいないと全部食べました。いよいよ寝る段になり、とにかく今晩は抑制なしで起きていられる限り起きていてみようとちょっとだけ冒険。

 結局、徹夜はできず看護師さんのおむつ交換時にかろうじての父親の動態観察。普段はめられる手袋がないことを確認するかのように父は無意識のうちに両手を握り締めながら頭に手をやり、自由を確認してからか再び寝入ります。その繰り返しでした。何とか、朝を無事に迎えることができました。

 6時前に目を覚まし「起きたい」と言うので、さっそく車椅子に。顔を拭き外の散歩に連れ出し朝の運動。「こんげん気分がいいのは久しぶりだ」。部屋に戻り、朝食はレストルームでレッドソックス戦を観戦しながら三分の一を食べてくれました。歯磨きも洗面所で他の方々と鏡を見ながら。

 母と一緒に外の散歩をと考えていたら姉も同じ考え、早くに来てくれました。外で初物を持って来てくれたスイカの切り身を4人で食べました。結構日差しが強かったので父・母ともとってもおいしそうでした。その場で母がリハビリいいので7月2日に「サンクス米山」という老健センターに移動することを父に話しました。

 父が突然「家に帰るぞ」。それぞれ病室に。父がいきなり車椅子に自分で乗れるように立つ練習ををすると言い出したました。迷うも「じゃーやってみよう」。寝た状態から起きて床に足をつけ立つ訓練を3回やりました。母の話が刺激になったと思うのですが、看護師さんに自力歩行、オムツはずしについて尋ねました。

 認知症状態での歩行や自力トイレには否定的でした。「どこを着地点に目標を定めるかですね」。母が倒れる前は畑仕事をやっていた父。骨を折りやむ得ずオムツと抑制状態。もう元に戻れないのだろうか。そして姉かた聞いた母の言葉。「サンクス米山てばどんげんとこで。もう、家には戻らんねんだかのー」。涙がでます。

父もシベリア抑留兵だった

2007年06月16日 | その他
朝鮮総連の東京本部の売買をめぐる、まさに外交インテリジェンス戦を地で行くような奇奇怪怪なスクープと東京地検特捜部の捜査、真相解明にはもう少し時間がかかりそうです。この報道が繰り広げられる中、きのうの新聞各社静岡版での「シベリア抑留中死亡の男性 遺骨、自宅に戻る」の報道。

2001年にロシア政府から提供された抑留死亡者245名の名簿をもとにDNA鑑定により富士宮市の佐野恒良さんが特定され、遺骨が自宅に戻り納骨されたというニュースです。科学技術の発展のめざましさに驚くと同時に60年前のあの戦争の爪あとが今も続いていることに心が痛みます。

実は父もシベリア抑留者で、小学生の頃一度だけ舞鶴港に戻った時に着てきた防寒具やトランクの話を聞いたことがあります。あれから60年近い歳月を経て、父は病床でシベリア時代の仲間の名前を呼んでいます。厳冬下で過酷な生活を緒強いられたあの戦争が譫妄状態の中で蘇っているのです。

従軍慰安婦と拉致問題、人間の尊厳を強制的に奪われた日本と朝鮮の過去と現在に生きている歴史的事実にどのように向き合いどのような解決のための外交的選択を見つけていくのか、重く辛い課題です。シベリア抑留の父の介護の為に今日も実家に帰ります。

浜岡訴訟、何と判決日は反原発デーの10月26日

2007年06月15日 | その他
 浜岡訴訟は本日結審しました。裁判長は、反原発デーを意識しているのか、判決日を10月26日11:00としました。しかも、全国でも珍しい本訴と仮処分を併合同日判決とのことで、勝訴判決となると即日に原発は止まる、との記者会見での海渡弁護士の弁でした。

 最終意見陳述で、弁護団の締めくくりで河合弁護団長は「いまの浜岡原発をめぐる状況のなかで国民及び国を原発震災の惨禍から救えるのは、この地方裁判所のこの合議部しかない。国民に安心を与えてほしい。勇気ある正義の判決を心から切望する」。

 最後に原告団代表の白鳥さんは浜岡現地に生活する住民の声を紹介しながら「地震を止めることはできません。しかし、原発は、人間の手で止めることができるのです。地震が来る前に、止めておきさえすれば、リスクはゼロになるのです」と述べました。

 これに対しての中電側弁護団の意見陳述は「原告は抽象的危険性の指摘レベルで具体的な立証はなかった」と。会見で弁護団は「想定外の地震の可能性を立証、床面がどう揺れるかの立証、具体的に再循環ポンプの壊れる場所の立証、これに反論しないで何おや」。

県議会インターネット中継で石川知事の声、妙なリアル感

2007年06月14日 | その他
 今日の県議会本会議、傍聴に行こうか迷いましたが、始めてインターネット中継を活用してみました。パソコンで画面を睨みながらイヤフォンから聞こえる石川知事の声に妙なリアル感を味わいました。本会議場で聞くのとどう違うんだろう?

 あの佐藤優さんが言うところの情報は9割方公開情報から得る事が出来る、とする指摘が頭をよぎりました。議員であっても9割も入手している議員はほとんどいません。県民の立場で情報公開条例を活用すれば、つまりは情報において議員との差はありません。

 すると議員とは、議会とは何か、あらためて自治体の意志決定における2元制の一方の極であるチェック機能という議会の役割の重要性にいきつきます。今日の防災船「希望」についての勉強会、こうした点も踏まえ様々な意見が出されました。

 再度、追加の情報公開請求で問題点を整理し、市民グループとして今後の対応を検討することで終わりましたが、幾つかの不明な点も出ています。結局は、誰も責任をとらない官僚体質をどうするかに議論は集中しました。まずは19日からの代表質問に注目です。

防災船「希望」のエンジン売却に関わる公文書公開は延期!

2007年06月13日 | 県議会
 明日の勉強会を前に、本日11:00より防災船「希望」に関する公文書開請求に対する開示が県庁の東館情報公開コーナーで行われました。議員であったら当たり前のように情報提供される公文書も含め(中には本会議議事録まで)9種類のものです。

 ただ、何故か、エンジンの売却等に関わる議事録・資料等の公文書は「複数の第三者に関する情報が記録されており、それらの第三者の意見を聴取する必要がある」とのことで1ヶ月間の延長になりました。既にマスコミ等では大々的に報道されています。

 それにしても「売却→解体」の流れはあまりに企画部トップの防災船「希望」への思いれというか、メンツに振りまわされて、最終的に随意契約による売却益658万円、は不透明と言わざるをえません。明日は、どんな意見が出されるのでしょうか。

 写真の新聞は朝日新聞.

「空港新幹線駅」のアドバルーンより国際線自由化に頭をなやすべきでは?

2007年06月12日 | 静岡空港
 マスコミ世論調査で参議院選挙で年金問題が影響してか、民主党への期待感がましているとの状況。こうしたドサクサの中か、県議会で反対派がいなくなってと安心なのか、昨日、もくせい会館で開催されていた静岡空港促進協議会では石川知事がまた新幹線駅アドバルーンをあげたとのこと。

 静岡新聞によれば「空港建設の反対勢力に、空港新駅ができないと意味のない空港になるかのような宣伝にたびたび利用されてきた」「空港建設の足を引っ張りかねないと感じ、8年前からこの問題を口にしないようにした」「もはや空港開港は心配のない段階。これからは帆を前に進めたい」と言いたい放題。

 しかし、協議会の今年度事業はチャーター便、つまり国際線への関心を高めよう、ですが、国内線なのか国際線なのか。国土交通省は中部国際空港など国際線自由化の方向。当然にも着陸料の値下げ競争が始まる事を意味します。地方空港への多大な悪影響に関する協議や決議をあげることも協議会の任務ではないのか、と。

アジアを考える静岡フォーラム総会終わる

2007年06月11日 | 外国人
 昨日、アジアを考える静岡フォーラム総会が終わりました。60コマに渡るパワーポイントでの報告でした。グローバル化の中で東アジア共同体に向かっての外国人労働者問題、人口減少化社会の中での外国人問題をどう重なり合うかに問題意識を置きました。

 資料必要な方は連絡下さい。