
静岡沖縄を語る会と静岡強制併合100年静岡共同行動共催の勉強会に参加。標題の「沖縄の戦時体制化」の表現の意味は何なんだろうと思いながら宜野湾市在住、琉球大学我部正明教授門下生、沖縄ウオッチャーの富田英司さんのお話は聞きました。
1、インチョン、シンガポールに匹敵する嘉手納基地変換後の国際ハブ空港化構想、2、韓国総選挙直前の4月6日済州島カンジョン米海軍基地反対運動訪問で入国拒否された事情、3、韓国野党敗北に重なる沖縄県知事選挙、宜野湾市長選挙敗北理由。
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実は、富田さんの前にリ・テリョンさんの「韓国野党総選挙結果」をどう見るか」テーマの問題提起があり、それに富田さんからの本土マスコミでは知ることの出来ない沖縄情報が加わり日米対立の中の東北アジア情勢が立体的に伝わってきました。
資料として示された与那国島への自衛隊配備、オスプレイ普天間基地配備、5:15復帰40周年式典、首里城公園近くの第32軍司令部壕説明文からの慰安婦、日本軍による住民虐殺の削除、宜野湾選挙における仲井真知事保守陣営の選挙戦略等。
更に富田さんのレジュメには、尖閣列島めぐる2010年9月17日<巡視船と中国漁船の衝突>を出発に1、その後の新右翼の動き、2、今後の沖縄の闘いのポイント、3、石垣生まれ龍谷大学教授・松島泰勝氏の新独立論「琉球独立への道」とあります。
ミクロネシア諸島など島嶼諸国の独立とグァムの日本総領事館での2年間、パラオ共和国で1年間 働いた経験を重ね、沖縄=琉球は日米の植民地であり、 国際法、国連を通じたグァムと琉球の脱植民地化運動として位置づけようとする琉球独立論。
大変、刺激的な問題提起でした。