気分転換に、崔洋一監督の『カムイ外伝』を観ました。白土三平氏の劇画『カムイ外伝』の中から、「スガルの島」を映画化、私含め1960年代の学生達に「反権力」の象徴として圧倒的な人気を誇りました。
原作自体が「江戸時代は封建的、歴史は民主主義にいくほど人間社会が豊かになる」などという歴史観と異なっていて、映画の中で江戸時代の猟師達の生き様の豊かさが映像として迫力満点に伝わってきます。
カムイという名前はアイヌ語、被差別民で差別から逃れるために忍びの者(スパイ)になりますが、結局それは組織の手足でしかないことに気づいて「抜け忍」となって、命を狙われ続ける「悲運」を背負います。
太刀まわりがSFXを駆使した特撮で超人的忍者が最初やたらと登場するが、どう展開していくのかと思いきや「追われ続けるカムイ」の人間性でストーリーに厚みも出ているが、わかりにくさもありました。
やはり、実像知るにはやはり原作『カムイ伝』を観てもらうしかありません。勿論、映画を見た後で、そして、法政大学教授の田中優子さんの『カムイ伝講義』は読んでみたいと思っている本です。
原作自体が「江戸時代は封建的、歴史は民主主義にいくほど人間社会が豊かになる」などという歴史観と異なっていて、映画の中で江戸時代の猟師達の生き様の豊かさが映像として迫力満点に伝わってきます。
カムイという名前はアイヌ語、被差別民で差別から逃れるために忍びの者(スパイ)になりますが、結局それは組織の手足でしかないことに気づいて「抜け忍」となって、命を狙われ続ける「悲運」を背負います。
太刀まわりがSFXを駆使した特撮で超人的忍者が最初やたらと登場するが、どう展開していくのかと思いきや「追われ続けるカムイ」の人間性でストーリーに厚みも出ているが、わかりにくさもありました。
やはり、実像知るにはやはり原作『カムイ伝』を観てもらうしかありません。勿論、映画を見た後で、そして、法政大学教授の田中優子さんの『カムイ伝講義』は読んでみたいと思っている本です。