チキチキ読書日記

無駄に読み散らかした本の履歴です。

無思想の発見 養老孟司 ちくま新書

2006年01月11日 13時44分51秒 | 哲学・思想
06年一発目は養老孟司の新刊。しかしこの人の本って簡単に読めそうで頭がボーっとしているときなどはなかなか進まない。数学の証明のようにものすごく論理的に書かれているので、ボーっと読んでいたら何の話か分からなくなって、またページの最初から読み直しということになりかねない。
本書はそんな正月の頭が冴えない日々に読んだというのも手伝ってイマイチよく理解できてない。
まあ大筋ではこれまでの議論と変わりはない。
都市は脳の投影である。脳は自然を排除しようとする。ゆえに都市から自然は抹殺される。この場合の自然とは森や緑ではなくて死や病気や血やそういうものである。平安京において貴族が忌避したものと一緒である。

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