おだやかな日々

野郎2人(夫と息子)との生活・映画・演劇・本のことなどつらつらと。ジェンダーも少し。タイトルは私の憧れ。

改めて 豊川悦司について

2005-10-12 19:08:36 | 役者
 いままで、ここに書く機会がなかったけれど、同世代の役者さんの中で、豊川悦司が一番好きです。

 知ったのは、安田成美とでていた「この愛に生きて」
 見始めたのが、後半部分で、妻に対する冷たさと子どもに対する愛情の、その表現の仕方がとても魅力的だった。
 それから、忘れてはいけない「愛していると言ってくれ」
 何回見ても見入ってしまう。中盤以降の、紘子を一途に愛しているその姿が、たまらなかった。素肌に白いシャツを羽織った姿は、絶品。
 そして「青い鳥」
 
 基本的にわたしは、役者さんを見るときは、”演技をする人”としてみます。
 だから演技的にしっかりしている人が好きだし、芝居の中の登場人物はあくまでも"芝居をしている人”です。
 豊川悦司も、「12人の優しい日本人」とか「ラブレター」今回の「太宰治物語」などは、そういう目で見てるし、本当にお芝居のうまい人だなと思って、そこがとても好きなのですが。

 「愛しているといってくれ」「青い鳥」などは、もう完全に豊川悦司が創りだした、あの主人公に恋してた。そんな経験は初めてだと思う。
 今、思い出すだけでも、胸がきゅんとする。(ああ、なんと恥ずかしい表現)

 そういう方向で、自分の志向を考えると
 わたしが好きな役者さんは、ほとんどの場合"役者さんだから"好きなのだけど、

 堺雅人さんだけは
 容姿も含め、その興味の方向や考え方も含めて
 もし、自分の生活の範囲内に"こんな人"ではなく"彼"がいたら
 もう、絶対好きになってしまうだろうと思う。
 で、思いは届かなくても、彼に認められるように
 努力するのだろうな、と思う。

 … ああ 云っちゃったよぅ。書いちゃったよう。