おだやかな日々

野郎2人(夫と息子)との生活・映画・演劇・本のことなどつらつらと。ジェンダーも少し。タイトルは私の憧れ。

救命病棟24時

2005-09-17 03:38:07 | ドラマ
 レンタルビデオ屋さんで、DVDになった「救命病棟24時」をみつけました。
 先日の第3シーズンと第2シーズンそれから第3シーズン開始前に放映されたスペシャル。(これは第1シーズンの総集編ですね)

 第1・第2とも本放送の時は見てなくて、スペシャルと夕方やってた第2シーズンの再放送を時々見て興味を持ったこのドラマ。
 大震災という大きなテーマに挑んだ第3シーズンは、意気込みだけの空回りで期待はずれに終わってしまいましたが。

 第2シーズンて、本当に名作だと思う。

 第1シーズンは、前半は主人公の研修医(松嶋菜々子)のイタさが目立ちすぎてるし、後半の進藤先生の病気の話や妻の話が妙に浮いて感じた。

 そう感じたのはわたしが、仕事に焦点を当てたドラマが好きだから、だと思うけれども。
 その点で、第2シーズンは、完璧。
 進藤先生の、救急医療に関する考え方や技術はそれはスーパーだけど、それを讃えるだけでもなく、松雪泰子の元心臓外科医のとまどいやプライドもいたずらに強調するでもなく、研修医も二人に分散したのでイタさ加減もうすまってる。
 誰か1人を強調するではなく、スタッフ全員を描いた、"救命医療"という仕事が主人公。というのが、とても良く伝わった。

 まあ、パターンはパターンなのだけどね。やる気もあまりない、チームワークもバラバラな集団が、1人の人間の加入によって全体のモチベーションが上がって素晴らしい集団に変わっていくドラマ。
 「踊る大捜査線」も「王様のレストラン」もそうです。
 1つ1つのエピソードの積み重ねでできあがるタイプだから、成功させるのは実はとても難しいのではないかと思う。
 
 DVDほしいな。夫も子どももなぜかこのドラマ好きじゃなくて、買ったら絶対白い目で見られそう。でも、ほしいな。

 ところで、このドラマをビデオで借りてみていた頃、映画の「海猿」もDVDで見たのですが、工藤君が死んでしまうところ。処置台や周辺の機器の粗末さに、ちょっと唖然としてしまった。気管切開は?開胸措置は?と思わず「ER」していたわたしでしたが、現実はあんなものなんでしょうね。

 実際の救命現場で、そんなこと訴えてた患者の家族、続出したのではないでしょうか。「ER」も「救命病棟24時」も最先端医療ですけどね、テレビで見てたらそれが当たり前に思っちゃうからね。

 話それちゃいましたけど、"第2シーズンに限って"ほんとにこのドラマ好きです、という今日の話題でした。