昨日、アメリカ合衆国のノースダコタ州の干ばつのニュースを見ました。
州の85%が干ばつに見舞われているという。
米国で牛を手放す人続出“史上最悪”の干ばつで壊される暮らし【現場から、】|TBS NEWS
他の州でも深刻な問題になっているようです。
そのアメリカから、日本を含む各国が牧草を輸入しています。
輸出に向ける牧草が少ないうえに(アメリカ国内が優先ですから)、海上輸送用のコンテナが不足していて
さらに、港湾労働者も不足していて輸入品をさばききれないようです。
なのでコンテナが陸揚げできずに、海上待機でコンテナ不足。
日本に牧草を運ぶのに支障をきたしているようです。
いきおい、流通在庫の牧草を各社が奪い合って、
末端の牧場になんとか間に合うように届けているようです。
当然牧草の値段もビックリするくらい高くなっています。
私の牧場では、できるだけ牧草を自作するようにしていますが
牧草の年間必要量の35%程度、よっぽど豊作でも45%くらいかな。
それでも、あると無いとでは大違いですからね。
特に和牛用の低栄養な牧草がひっ迫しています。
(和牛の場合、栄養よりも草の繊維の供給が主な目的になります)
今年の夏場、良い感じの間隔で雨が降ってくれたので
田圃に作っている草を刈れなかった
というか、田圃に水が溜まっていて、トラクターで入ると轍を作ってしまい、その修復が大変なことになるので
わざと入らず(刈らず)にいました。
他の場所の作業との兼ね合いもありますが、刈れずに今になってしまって、、、
12/5に、4枚の田圃(56a)刈りました。
凄く伸びていて、かなり倒伏気味の立ち枯れ状態。
それでも、現状からすると貴重な和牛の飼料です。
それくらいですから収量もかなり多くて
面積から推定されるよりも多く、うれしい誤算ですね。(^^)v
昨日は、雨が降るのが分かっていましたが
刈りっぱなしでペタっと張り付いたままではその後の渇きにも影響するので
しっかりとテッダー作業(拡散・反転)をしました。
牧草1の田
牧草1の田 別アングル
牧草2の田
牧草3の田
牧草4の田から見た全体
牧草の刈り取りは、天候との勝負ですね。
雨でも降れば数日つぶされ品質も左右されますね