MY LIFE,MY SPIRIT by Masato

今までの人生で感じたこと、自分の考え方を率直に語ります

二人の過去世とカルマ

2006-10-28 15:17:17 | Weblog
前の彼女とはもう自分の中で整理がついているので、原因がわかればそれで十分だった。それより僕にとって今片思いの女性との関係の方が重要課題だった。この女性との前世との関係が知りたかった。

先生は彼女の写真をじっと見ると、「オーラの色はあなたと同じ黄色ですね、きっとあなたと話が合うでしょう」と言った。
当たっている。彼女とは話が良く合うし、一緒にいて楽しい。

また「あなたとは過去世でも会っていますね。」と言う。写真だけで本人を目の前にしていないのではっきりとはわからないようだが、僕がヨーロッパでプロテスタントだった時代に会っているという。

それを聞いてうれしかった。彼女に初めて会った時、強いインスピレーションがあった。これほど女性を好きになったのはTちゃん以来だった。その後彼女には振られてしまったのだが、それでもなぜか胸の奥から込み上げてくるような感情が沸いてきて、どうしても諦めきれない原因がわかった。やはり過去世で会っていたのだ。
だがプロテスタントの時代では二人は結婚していないらしい。原因はわからないが、二人に何らかの結婚できない事情があったのだろう。

僕が想像するに、彼女の過去世は修道女ではないだろうか。修道女であれば結婚は不可能だ。彼女の自分の気持ちを抑えようとするストイックな性格は、過去世で修道女をやっていた経験から来ているような気がする。だがあまりにも自分を抑え込み過ぎて、いつも見ていて痛々しく感じる。
彼女はどこか僕と似たようなカルマを持っているように思える。

或いは当時二人に信仰上の問題があったのではないだろうか。彼女は今と違ってカソリック教徒だったかもしれない。今でこそメジャーなプロテスタントだが、当時は異端扱いだろう。教会を批判するだけで命の危険があった時代だ。二人の間に信仰上の対立や葛藤があったのかもしれない。
だがこれは僕の想像の域を出ない。

先生に「彼女とはいい感じだったんですが、直前で断られてしまったんです。」と言うと、「おそらく守護霊さんが止めたんじゃないですか。」と言う。

確かにそうかもしれない。あの状況ではそうとしか考えられない。
Tちゃんとの恋愛でも、僕の守護霊が止めたとしか思えない事件の連続だった。僕はいつも守護霊に見守られているような感覚があるのだが、僕の守護霊が何かしようとするときは、てこでも動かないような強さがある。Tちゃんとの件だけは僕が行きたい方向には壁を作り、行きたくない方向に道を開けた。彼女との件でも守護霊が止めたとしか思えないような感覚がある。

だが今考えると止めてもらって良かったようにも思える。もしあの時点で付き合えたとしても、最初はうまくいったと思うが、今頃はきっと信仰上の問題が表面化してきたと思う。

彼女には幼少の頃から大切にしている伝統的な信仰がある。
僕にはスピリチュアリズムという新時代の信仰がある。

僕は形骸化した古い宗教観を今更受け入れることはできない。それは過去世で十分勉強したし、今ではその教義の誤った箇所や弱点までありありとわかってしまう。
だから教義の内容の話になったら我慢できず、つい正しい解釈はこうでしょう、真実はこうでしょう、と指摘してしまうかもしれない。

だが彼女は大切にしている信仰を批判されたらきっと傷つくだろう。お互いどちらが正しいかで言い争いになるかもしれない。
しかし僕は自分の信じる道を心の奥にしまって我慢していたら本当の自分を出せないし、ずっと仮面をかぶっていなければならない。
彼女にしてみても、家族も含めてずっと信じてきた教義や儀式や習慣を捨て、スピリチュアリズムを受け入れることは難しいと思う。

前の彼女とは「無神論者、唯物主義者」と「スピリチュアリスト」の違いを埋められずに失敗した。
今度は「伝統的宗教の信奉者」と「スピリチュアリスト」の違いがある。

だが決して強制はしたくないし、できない。人は真理を自ら受け入れる準備ができるまでは決して受け入れることはない。
非常にデリケートな問題だと思う。

だからいつかはお互いの心に隙間風が入り、うまくいかなくなったかもしれない。お互い好き合っていたとしても、信仰上の問題で別れざるを得ない辛さを味わうのは今より遥かに辛いことになると思う。


先生は「彼女には彼女のカルマがありますよ。」と言った。
その通りだ。どんなに好きな人であっても、その人の人生を代わりに歩むことはできない。彼女は彼女自身で自分の問題を解決していくしかない。

僕が出来るのは出来る範囲でその手助けをすることだけだろう。