MY LIFE,MY SPIRIT by Masato

今までの人生で感じたこと、自分の考え方を率直に語ります

不便な現代社会

2006-10-12 12:44:56 | Weblog
僕は単純作業が大の苦手だ。頭を使わない作業、創造性のない作業、機械に代われる作業はほとんど意味がないと考えている。機械に出来ることは最大限機械に任せ、人間は人間にしかできないことをやるというのが僕のポリシーである。テクノロジーが発達して世の中は昔に比べて便利になったとは言うものの、僕は生活していく中でいろいろと不便だなと感じることが多い。

仕事では領収書で面倒な思いをしている。仕事で買った物は領収書を取っておく必要があるのだが、いちいち領収書を取っておいて税理士さんに提出しなくてはならない。税理士さんもそれを受け取ってノートに貼り付け、PCに入力したり集計する手間がある。
領収書のデータを店のレジから携帯電話で受信できるようにならないだろうか。デジタルデータだから簡単にメモリーカード経由でPCにコピーして会計ソフトで集計したり、メールで直接税理士さんに直接送れたらいいなと思う。個人レベルでも家計簿をつけるのが簡単になる。

スキャナが普及して紙データをデジタルデータに変換してPCに保存することはできるようになった。だが本をスキャニングする際、いちいちそのページを開いて読み取るのは面倒だ。本を差し込むだけで、全ページを自動的に一気にスキャニングしてくれるスキャナが欲しい。大して重要ではないけれどまた読むかもしれないような本は、データだけPCに残しておけば心おきなく捨てられる。本棚が一杯になることもなく、家のスペースが有効に使えるようになる。

デパートの何階建てかの駐車場や敷地の広い駐車場に車を停めると、帰るときにどこに置いたのか分からなくなる時がある。車のキーに自分の車のある方向を示すコンパスというかGPSのような付属品があったら、車をすぐに探し出せて便利だと思う。

家の中でも不便に感じることが多い。
例えば掃除は単調な作業の繰り返しで最もつまらない家事労働の代表だと思う。2年前に引っ越して部屋が広くなってからは、掃除の大変さにげんなりした。電気掃除機を使えば効率的に掃除できるのは確かだが、それでも人がやらなくてはならない事には変わりない。ホウキが多少進化した程度に過ぎない。
何かいい方法はないものか考えていたところ、アメリカにルンバという掃除ロボットがあり、アメリカではかなり売れているという。日本ではビックカメラで販売しているというので、早速去年購入を決めた。
使ってみたらこれの便利なこと。スイッチを入れるだけで全部掃除してくれる。段差はセンサーが避け、電池の容量がなくなると充電器に戻る。お陰で家で掃除機をかける必要がほとんどなくなった。僕の掃除は出かける前に床の物をちょっと片付けて、掃除ロボットのスイッチを入れるだけだ。帰った時には全部綺麗になってロボットは何事もなかったように充電器に戻っている。便利なことこの上ない。8万円近くしたがそれだけの価値はある。これが本来の掃除機のあり方だと思った。
日本のメーカーでも同じような掃除ロボットを現在開発中らしい。日本メーカーが掃除ロボット市場に参入すれば市場も活性化するだろう。数年先には日本の家庭にも掃除ロボットが普及しているに違いない。将来有望な商品であることには絶対間違いない。

しかしこの掃除ロボットもフロアしか掃除できない。ここまでやってくれるなら家の中全部機械でやって欲しい。トイレやお風呂、机の上も掃除してくれるようなロボットはないのか考えるようになった。

トイレやお風呂は形状の関係で掃除ロボットの開発は難しいだろう。汚れの付かない表面加工された材質のトイレやお風呂はないのかと考えていたら、これは現在お風呂メーカーが開発中だという。将来の商品化が楽しみだ。

机の上の埃の掃除も面倒だが、机にはいろんな物が置いてあるし、それだけのためにロボットを使うのは現実的ではないだろう。机の上の埃まで全部吸い取ってくれるエアコンがあったらいいなと思う。

また2年前に引越しと同時に全自動洗濯乾燥機を入れた。洗濯から乾燥まですべてやってくれるので最初は便利だと思ったのだが、すぐに当たり前になった。最後に洗濯物をたたむ作業が残っていてこれが面倒でしょうがない。乾燥が終わったら綺麗にたたんでくれる洗濯機があったらいいのにと思う。

新しい家では二重サッシになっていて前のアパートよりも断熱効果は高い。でもまだまだだと思う。断熱効果を高めるためにいちいちカーテンを開け閉めするのも面倒だ。
夏の気温の高い時期になると熱を反射し、冬に気温が下がると熱を吸収するようなサッシはないのだろうか。高校時代、暗い所では透明だが、太陽光線に当たるとスモークに変わるサングラスがあったが、スイッチ一つで透明とスモークを切り替えられるサッシができないだろうか。もうカーテンも不要になる。素材の研究が進めば技術的には可能だと思うのだが。これが家庭やオフィスに普及したら冷暖房効率が上がって地球温暖化対策にもいいと思う。

「家の埃を吸い取るエアコン」「洗濯物をたたんでくれる洗濯機」「外気熱吸収反射サッシ」のニーズは高いと思うが、技術的に難しいかもしれない。自分が生きている間に商品化されるかどうかはわからない。次に生まれるときにはあったらいいなと思う。

僕の場合、日常生活のちょっとした不便なことがきっかけでインスピレーションが次々と沸いてくる。まだまだ数え上げたら切りが無い。
でもこんなことを考えているより嫁さんをもらった方が早いかもしれない。