MY LIFE,MY SPIRIT by Masato

今までの人生で感じたこと、自分の考え方を率直に語ります

近未来交通システム

2006-10-18 18:07:09 | Weblog
先週ブログで書いたお掃除不要のトイレはちょうど昨日松下から発表になった。素材が陶器から有機ガラスに変わり、掃除が3ヶ月不要だという。
http://national.jp/sumai/toilet/alauno/index.html
あと1年位はかかるかと思っていたけど意外と早かった。いずれお風呂も同じような商品が発売されるだろう。これが日本中に普及すれば家庭でお風呂やトイレ掃除を誰がやるとかやらないとかの喧嘩もなくなる。掃除が不要になって余った時間を創造的な仕事に回せる。
僕も喉から手が出るほど欲しいが、トイレを代えたらお風呂も代えたいし、IHクッキングヒーターもエコキュートも欲しい。家中全部電気にして太陽光発電システムも入れたい。そうなるとかなりお金もかかるのでしばらくは無理だろう。時期が来るまで我慢するしかない。

だが僕が新しいものを欲しがるのは所有欲ではなく、知識欲や好奇心から来る。物を所有して悦に入ることは絶対にない。自分が実際に使ってみてその効果を確かめたいという気持ちが強い。

僕は新しい物が大好きだ。自分でも呆れるくらい新しい物好きである。
歴史は好きだが、骨董品とかの古いものは全く関心がない。そんなものを持っていても生活を便利にしてくれない。壺でも絵画でも掛け軸でも、どんな高価な骨董品であっても自分一人でながめて悦に入っているのは単なる自己満足に過ぎないと思う。良いものであれば独占せず、美術館や博物館に寄付して多くの人々に見て知ってもらった方が社会の役に立つと思う。


最近はITや生活家電の分野では順調に進化が進んでいると思うが、進化が進んでいないと感じるのは交通システムだ。
特に車がその代表だろう。エアバックやABS等の安全装置や、カーエアコンやカーナビ等の付属品は発展してきたものの、発明以来、燃料がガソリンで何十年も進化が止まってしまっている。
各自動車メーカーでは燃料電池自動車の開発を進めているが、現在1台あたり1億円というコストが問題となっている。更に燃料電池自動車が普及するためには水素を供給するスタンドが全国に必要だ。スタンドも燃料電池自動車が増えないと多額の投資を回収できないから普及にはかなり時間がかかるだろう。

何年も前からずっと考えていたのだが、なぜ自動車メーカーはもっと電気自動車の開発に力を入れないのだろうか。電気なら各家庭まで引いてあるから家庭用コンセントから充電できる。車のルーフにソーラーパネルを付ければ補助的な充電もできる。騒音も排気ガスも出さない。燃料電池車よりメリットが多い。
電気自動車では電池容量の問題があったが、ニッケル水素から容量の大きいリチウムイオン電池の開発が進み、めどがつきつつあるらしい。
トヨタ自動車の次世代ハイブリッド車ではプラグインハイブリッドといって、家庭電源で充電できて80km位は電気だけでも走れる車や、ソーラーパネルを搭載したハイブリッド車を開発中らしい。
三菱自動車でも軽自動車をベースにした電気自動車を開発中らしい。これが発売されれば、地方のセカンドカーとしての用途を中心に売れるだろう。電気自動車が普及するとガソリンスタンドの多くは倒産するだろうが、それは仕方ない。次に車を買い換える際はハイブリッド車か電気自動車にしてみたい。

だがどんなに今の車が進化したとしても、地上を走ることには変わりない。日本中いたるところで渋滞があり、年間8千人もの人が交通事故で亡くなっている。これでは戦争状態のようなものだ。経済損失も大きい。もっと安全で効率的な交通システムにするため、空を飛べる車を開発できないものだろうか。

映画のバックトゥザフューチャーやスターウォーズの世界のようだが、近未来の世界には実現すると思う。よく言われるUFOが空で静止したり高速で移動できるのは、反重力装置のようなテクノロジーが開発されているに違いない。反重力装置があれば空を飛ぶ車の開発も可能のはずだ。
空を飛べれば出発地から目的地まで直線で結ばれる。渋滞もほとんど関係なく、道路を整備する必要もない。目的地に着くのは今の10分の1程度の時間になるだろう。目的地をセットすれば運転しなくてもあっという間に目的地に到着するナビシステムや、車同士が接近すると自動的に避ける安全装置も開発されるに違いない。
空を車で飛べればどんなにか気分がいいだろう。通勤範囲も広がって、北海道の自宅から東京の職場に通うこともできるようになるかもしれない。週末には空を飛ぶマイカーで気軽に海外まで行けたらいいと思う。

反重力装置のようなテクノロジーは、誰か天才的な物理学者のインスピレーションによって物理式が発表された後、その物理式を元に応用して作った機械によって実現するのではないか。実現されれば交通だけでなく、高層ビルの建築を容易にするテクノロジーとしても役立つだろう。

空を飛ぶ車が発明されたら、蒸気機関車や車の発明に匹敵する交通システムの革命をもたらすだろう。だがこれが発明されるのは僕が生きている間は無理で、まだまだ数世紀先になるだろう。次に生まれてくる時にあったらいいなと思う。

その頃の未来の人達は今の僕達の時代の車社会を歴史の授業で学ぶのだろう。地上をガソリンで排気ガスを撒き散らしながら走り、年間何万人もの人々が交通事故で亡くなっていたと知って、なんて遅れた時代だったのかとあざ笑うに違いない。
ちょうど僕達が馬車で移動するしかなかった時代を笑っているのと同じように。