MY LIFE,MY SPIRIT by Masato

今までの人生で感じたこと、自分の考え方を率直に語ります

前世リーディング5-女性・結婚・家庭のカルマ

2007-05-31 12:04:11 | Weblog
リーディングで最も驚いたのは、前世で女性、結婚、家庭といった課題を指摘されたことだ。これは以前別のスピリチュアルカウンセラーからも、「あなたは前世で3代結婚していません、結婚に関するカルマがありますね」と同じことを言われている。
その時は何が原因だったのかはわからなかったが、このリーディングでそれが判明した。ずっと男性として転生してきて、女性の気持ちがわからず、自分の信念を貫くため、温かい家庭が築けなかったという欠点が述べられている。

1. ある程度の距離を保つとうまくいくが、相手を一方的なところで判断して、自分の信念を貫くところが女性との関係を難しくしてきた。

リーディングの通りだ。確かに女性とはある程度距離があればうまくいく。しかし女性は親密になるとすぐに感情的になり、わがままがどんどんエスカレートしていく。最後にはどう考えても理屈に合わないことを主張し始める。そうなるともう嫌になってしまい、パートナーとして許せる範囲を超えたと判断した時点で、自分の方から別れを切り出してしまう。
僕は自分の信念を曲げてまで、女性と一緒にいたいと思わない。何度もこうした別れを繰り返していて、なかなかこのパターンから抜け出せない。

2. 人情味に厚くて面倒をみてあげる反面、女性の心の機敏がわからず、自ら暖かくて優しい家庭を作るのを阻んできた。

これもその通りだ。僕の情が厚い反面、常識を重んじ、信念の強い男性的な性格が、女性独特の感性、感情主体の考え方とぶつかったのだろう。
前の彼女とも別れもまさにそのパターンだった。子供がお腹にいるのに別れるのは本当に辛かった。しかし自己中心的、感情的、唯物的な彼女と生涯を過ごす気にはどうしてもならなかった。今でも別れたことはやむを得ない判断だったと思っている。しかし結局は自ら暖かくて優しい家庭を作るのを阻んできたというのは今の自分の生き方と共通している。

3. 信念が強くて、人を自分の基準で変えさせようとしたり、律しようとする傾向あった。

僕は信念が強く、自分の中に価値基準がはっきりあって、あいまいさがない。そしてどこか人を自分の基準で判断するところがある。数は多くないが、嫌いな人間とはほとんど口も聞かないし、表面上、体裁良く相手することもない。サラリーマン時代も、嫌な上司でもゴマをすったりはできなかった。
しかし今の自分は無理やり自分の基準で人を変えさせようとはしない。スピリチュアリズムでは、本人の自由意志を尊重し、その結果責任は本人が負うべきものという原則があり、それが自分の中に浸透している。多少は前世の性格からは進歩しているとは思う。

また僕は女性を見る目は非常に厳しいが、それは派遣の営業や面接を何度もやってきて、見る目が肥えているのかと思っていたが、元々の魂の性質による部分が大きいのだと気が付いた。

僕の女性を選ぶ基準が間違っていたのも大きいと思う。今まで気が強くてわがままで、自分中心の女性がほとんどだった。価値観が合って理想を共有できるような人はいなかった。僕の本心を理解してくれる人もいなかった。だが前回の失敗で、これも変わりつつあると思う。

どちらにせよ、2人のスピリチュアルカウンセラーから同じことを言われたので、自分に女性や結婚のカルマがあるのことは絶対的事実だと確信した。こんな性格では結婚して暖かい家庭を築けるはずがないなと反省した。

リーディングは次に僕の魂の惑星からの影響について語りだした。

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地球の魂になって生まれ変わってきていますが、惑星の滞在の影響も受けています。
一番影響が強いのは海王星で、次は水星であり、その他金星、土星、火星と続きます。影響力の大きさの順序です。
また最近は冥王星との関わりも始まり、人類の進歩や啓発にも関心を向け始めているところです。これはまた冥王星からの影響を受け始めている結果です。
割に真面目で全体のことを計らったり、真剣に思うところがあるからです。時に頑迷で常識を重んじ、自分や人を規制する傾向がありました。

海王星にいた時の影響で、今でも不可思議なことに惹かれ、また不可思議なことに遭遇しやすいものを宿しています。自分でも神秘的なことに惹かれるとともに、霊感も働き、美術や物作り、システム作りなどにおいて勘が働きます。論理的に筋を通すとともに、飛躍させる勘が働くのはそのためです。
それはあなたの中に金星と水星の影響がドッキングすると、論理的でありつつも、霊感によって飛躍させたり、知性と直感が結びついて、今の仕事に活かされているようなシステムが構築できるのです。
またスピリチュアルなものに惹かれたり縁が生じやすいのも、海王星にいたときの影響です。

また海王星にいたときの影響によって、水に縁があり、海王星は水ですから、それによって現在いるところも、海岸ではなくてもある程度海に近いので、あなたを活かし、霊感を高めてくれるのです。内陸部より海岸にある程度近い方が、あなたらしくいられるのはそのためです。

また一種不可思議な能力を備えているので、霊感が働いてシステムを構築するばかりでなく、動物や植物を蘇生させたり、時には人間を癒したり蘇生する一種不可思議な力を働かせることがあり得ます。それも海王星にいたときのあなたの中の影響です。なぜなら水によって生命が誕生したり蘇生するからです。

また水は生命とともに、感情も象徴します。あなたにとって感情は重要ですが、しかし抑える傾向がかつては強かったのです。
しかし霊的なことにも気付き、次第にあなたの中に堅苦しさから、自由で柔らかい部分が現れ出して来ています。それによって少しずつあなたの堅さが和らぎ、あなたを少しばかり中性化させてきているのです。
それがもっと進展してくれば、女性の気持ちをもっと深めて、あなた自身に家庭的な面が宿ることでしょう。
そうするともっと進化し、あなたの生命体はより完全になってきます。

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前世リーディング4-魂の傾向性

2007-05-29 20:18:38 | Weblog
転生の性別に関しては、以前、隆光さんにリーディングしてもらった時も、3代続けて男性として転生してきたと言われたが、50回以上の転生のうち、ほとんどが男性とは驚いた。他の人達のリーディグでは、どちらかに片寄りがあったとしても、多少は男性と女性の両方の転生をしてきている人が多い。確かに自分が女性として生まれるのはイメージできないし、次に生まれ変わっても男性として生まれたいと思う。自分は男性的な魂なのだと改めて実感した。

また僕の前世に共通した気質、性格、問題点の指摘にも驚いた。ズバリ僕の本質を当てている部分もあるが、自分でも気付かなかった部分や他の人には絶対わからない部分までリーディングされている。

例えば以下の部分は全くその通りだ。もう僕の性質をズバリついている。
「マイペースで、極めて自立し、独立独歩の精神で仕事をしてきた人です。家庭人というより、職業人の色合いが濃厚で、働くことに生きがいや喜びを見出し、主体的に人との関わりをしながら、しかし自分のペースをあくまで守り、自分のやり方とペースで貫いてきた人の生まれ変わりです。」

自立心、独立独歩、自己責任の精神は僕のポリシーで、決して人に甘えたり頼ったりはしない。それは以前の僕のブログでも書いてある通りだ。また僕はあくまで自分のペースとやり方を崩さず、自分の信念に基づいて行動する。サラリーマンでは上司や周りの社員の同意が必要なのでなかなかそれができない。どうしても自分の思うとおりに仕事をしたかったので、自営業の道を選んだといえる。今の自分の性格をずばり突いていると思った。

しかし以下の性格や気質の部分は、最初は今の自分とは少し違っているなと感じた。
「時に仕切りたがり、時に頼もしく、相談相手となり、しかし時に強引で、正義感を振りかざし、しかし時に非常に情に厚く、忍耐強く人を支え、相手したり、面倒を見てきた人」とある。

非常に男性的で面倒見が良くて頼もしい性格の前世だったようだが、今の僕は強引に仕切ったり、正義感を振りかざすタイプではないと思う。
しかしどうして今の性格と違うのかは、この後のリーディングで理由が判明するので後日説明したい。

またリーディングの中に、人情味に厚いという言葉が何度も出てくるが、これには驚いた。どうして僕が人情に厚いというのを知っているのか。これがわかるのは自分だけだ。

僕は過去に人から人情味が厚いと言われたことは一度もない。大抵がその正反対で、「何でもドライに割り切る合理主義者」「頭は良いが計算高い」「冷静沈着だが冷たい」「何を考えているのかよくわからない」そんなことばかり言われている。
ある意味ではその通りで、僕も意識してそういう風に自分を演出しているところがあるから、そうみられても仕方ないと思う。仕事上でも人情とかを全面に出すことはまずない。

実際、仕事でも使えないアルバイトを解雇したり、売上が落ちて見込みのなくなった事業をスッパリとたたんだことは何度もある。こうしたことを躊躇せずに実行するから、こういう面を見て、ドライで冷たい人だと思われるのだろう。

しかし僕だってこんなことを好き好んでやっているわけではない。誰だって他人からは良い人だと思われたい。当然僕もそうだ。誰とでも和気藹々と仲良くやっていきたいと思う。

しかしこんな小さな会社で使い物にならないスタッフがいたら、仕事が回っていかない。その分、誰かにしわ寄せが来てストレスがたまる。社内の雰囲気が悪くなり、顧客へのサービスが落ち、悪循環が始まる。顧客に対して最大のサービスを提供するのが僕のポリシーだから、顧客の期待を裏切るような仕事は絶対したくない。
人はある程度は教育して育てることも可能だが、世の中には根本的に仕事や人生に対する認識がずれていて、いくら教育しても駄目な人もいるのが現実だ。そういう人は解雇されることで自分が至らなかったことを認識するいい機会になる。反省して別の仕事に就いた方が、本人にとっても会社にとってもいい結果をもたらす。

また事業をたたむ決断をするのは辛い。しかし将来性がないと判断したら、撤退する勇気が必要だと思う。トップが体裁を気にして撤退する決断ができず、赤字を続けて倒産するケースは世の中にいくらでもある。ずるずる赤字を続けたら、いつかは従業員には給与が払えず、得意先にも支払いができず、会社は倒産、最悪の結果を招くことになる。だったらまだ息のある内に撤退し、別の事業を始めた方がいい。

こうした決断ができるのはトップだけである。従業員には会社全体のことはわからないから、自分の立場でしか判断できない。判断できたとしても、最終的に責任をとるのはトップである。だからトップはあえて憎まれ役をやらなければならない時もある。トップは大局的に考え、なるべく良い結果を出すために、時には嫌な仕事もしなければならない。それができない人はトップでいる資格はない。

こうしたトップの心構えが、以前ブログで紹介した僕の愛読書「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」や、リクルートの江副さんの手記に書いてあり、感銘を受けて何度も読み返した影響が強い。

しかし僕の場合、あまり人情味のある人だと思われると、いざという時にこうした決断がやりにくくなるので、冷静沈着な合理主義者風に装っている部分が大きい。その方が仕事がやりやすいし、義理と人情を重んじる虎さんみたいな古いタイプの男より、クールでドライなイメージの男の方がカッコいいと思っているところがある。

だが仕事上では人情味を抑えて冷静な判断ができる僕だが、プライベートではどうしてもうまくいかず、人情が優先されてしまう。困っている人を見ると、同情してしまってどうしてもほうってはおけないところがある。

以前別れた彼女との件がその典型的パターンだ。彼女とは付き合う前から、話をしても会話がはずむことはなかった。趣味も好む話題も異なり、別世界の人のような感じがした。自分とは価値観が全く違っていた。
しかし彼女は離婚歴があり、子供が1人いて、年老いたお母さんと3人で暮らしていた。2人目の旦那さんともうまくいかず、別居中で将来に不安を抱えて暮らしていた。
彼女のことは好きだったが、ごく普通の家庭に育った自分が、こういう複雑な家庭の中に入っていくのは正直気が重かった。他にいい男性がいるなら、自分でなくても構わないと思っていた。しかしそんな境遇にいる彼女に同情し、可哀相で、どうしても見捨てられなかった。普段は僕の内面の奥に隠れている人情味が現れ出した。こんな状況で見捨てたら自分は人間じゃないと思った。彼女には付き合う前から仕事でもプライベートいろいろ頼まれたが、できるだけのことはしてあげたと思う。

結局2人目の旦那さんと離婚成立後、すぐに付き合うようになり、婚約したが、うまくいかないことが判明するのに2ヶ月もかからなかった。むしろ彼女が普通の状況であったなら、婚約はしなかったかもしれない。だから愛情というよりも、同情心で婚約したといえる。結果的にはそれが最悪の事態を招くことになってしまった。

生涯を共に生きることができるパートナーなのか、もっと冷静に判断すべきだった。同情ではなく、愛情があるかどうかで判断すべきだった。
僕の人情味が裏目に出てしまった出来事だった。

しかしリーディングでは人情味が厚いことを僕の美点としてコメントしてくれているようだ。自分の目指す方向を変えてみるべき時期なのかもしれない。

前世リーディング3-前世の性格と気質

2007-05-25 12:22:49 | Weblog
日本での転生の様子を聞いて、以前、隆光さんというスピリチュアルカウンセラーから教えてもらった、僕の直前の前世、江戸時代の蘭学者ではないかと思った。
しかしこのリーディングでは、それがいつの時代で、何の職業かはっきり述べていない。「世界的にも調査や探求、探検などに明け暮れ」とあるので、明治、大正時代かとも思ったが、通常300年程度と言われる転生のサイクルを考えると、明治、大正では早すぎる。やはり江戸時代の蘭学者なのかもしれない。蘭学者であればこの時代であっても外国人と交流はあっただろう。しかし鎖国のこの時代、実際に外国まで行ったとは思えない。

「仕事上、移動することが多く、調査、探検を好んだ」「イベントや祭り的な催し物などに関わり、人と人とを引き合わせた」というのは十分理解できる。
僕は昔から外周りの営業の仕事が好きだ。いろんな所に行って、いろんなお客さんと会ってビジネスの話をするのは刺激があって楽しい。派遣の営業でも人と企業を引き合わせて来たし、今の仕事も外に出て常に新しいお客さんに会ってシステムの提案ができるので楽しいし、自分に向いていると思う。

反対に内勤の仕事は嫌いだ。前の会社でシステム部に行かされた時は、朝から晩までパソコンに向かって内勤の仕事をさせられて気が狂いそうだった。独立後、パソコン講師の仕事は最初楽しかったのだが、慣れるといつも同じ教室で同じ講義の繰り返しが苦痛に感じるようになってしまった。

休日でも1日中家の中にいることはめったにない。家にいるのは寝る時だけでも十分だ。以前同棲していたときは、彼女が僕が外に出るのを嫌がり、一日中家の中に居ることを強制されて気が狂いそうだった。別れた原因の一つでもある。

僕は束縛されるのが嫌いで、誰にも強制されず、自由に自分の行きたいところに行って、やりたいことをやりたがる傾向がある。だからサラリーマン向きではないと思う。我ながらよく10年もやったなと思っている。

日本での転生での性格のコメントは興味深い。
「手堅く慎重で、時に疑い深く、こだわりの人でしたが、しかし極端に感情を露わにする時がありました。普段は冷静沈着で落ち着き、ものの感情を抑止する人でした。」とある。

性格的には、今の自分に近いところと、ちょっと違うなというところが混在している。「手堅く慎重、普段は冷静沈着で落ち着いている」というのは今の自分と同じだ。しかし今の自分は別にこだわりが強くて疑い深い人間ではないし、感情を露わにすることは滅多にない。自分では柔軟性があり、温和で優しい性格だと思っているのだが・・・。

しかしスピリチュアリズムでは、前世の自分と今世の性格がそっくり同じとは限らないと説いているのを思い出した。
例えば両親が熱心なクリスチャンの家庭に生まれ育てば、キリスト教の思想の影響を受けるし、仏教系宗教団体の家庭に生まれ育てば、仏教的思想の影響を受ける。
同じ魂であっても、アメリカのような開放的で自由な国に生まれた場合と、イラクや北朝鮮のような封建的な国に生まれた場合では、受ける教育が全く違うから、全然性格や価値観も違ってくるだろう。
考えてみれば当たり前で、魂はそれぞれ個性を持っているが、その時代の価値観、宗教、文化、家庭環境、教育といった様々な影響を受けて、その時の人生の性格や気質が形成されるという。誰でも今の自分がこういう性格だからといって、前世も同じとは限らない。むしろ違って当然だろう。

おそらくこの時代は儒教の影響で今よりずっと閉鎖的、封建的だったはずだ。武士の男子は寡黙なのがいいとされていて、そうした時代の価値観や教育の影響があったのではないだろうか。極端に感情を露わにするというのは、いつも感情を抑止しているストレスが貯まっていて、何かの機会に突然爆発してしまったのではないだろうか。

「極めて実際的で物理的なものを重んじるとともに、一方では不可思議でこの世からかけ離れたことにも自分の意識を置く人だった。」
これはまさに今の自分と同じだ。僕は現実的で実際的なことと、精神的、スピリチュアルなことの両方が大切だと思っている。
しかし現実的な人は唯物的な価値観に凝り固まってスピリチュアルな考えを受け入れない傾向があり、逆にスピリチュアルな人は空想的になり過ぎて現実がおろそかになってしまう傾向がある。自分は決してそうはならない、両方のバランスが取れた人間でありたいと思う。

だが「霊障を解く不可思議な技を行ったりしたこともあった」というのは信じられない。僕は直感は鋭いが、霊媒師ではあるまいし、霊障を解いたことはもちろん、霊を見たこともない。

日本での転生を聞いて、今の自分と共通する部分と違っている部分が混在しているなと感じた。

リーディングは次に僕の前世に共通した性、気質、性格、問題点について語りだした。

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これまで地球上で生まれてきたのは50回から55回程度です。ほとんど男性として転生してきました。女性だった時は特に見当たりません。細かく見ればあったのかもしれませんが、ほとんど男性寄りで生まれ変わってきた魂です。

時に仕切りたがり、時に頼もしく、相談相手となり、しかし時に強引で、正義感を振りかざし、しかし時に非常に情に厚く、忍耐強く人を支え、相手したり、面倒を見てきた人なのです。
自分のこうだと思うことは頑固に貫き、徹底して行ってきました。
時に力ずくでしたが、ほとんどの場合はマイペースで、極めて自立し、独立独歩の精神で仕事をしてきた人です。
やはり家庭人というより、職業人の色合いが濃厚で、働くことに生きがいや喜びを見出し、主体的に人との関わりをしながら、しかし自分のペースをあくまで守り、自分のやり方とペースで貫いてきた人の生まれ変わりです。
人情味が厚いとともに、ひょうひょうとした感じもあり、自分のペースを崩さずに自分の生き方をしてきました。
あまり人に甘えたり、頼ったりすることはなく、しかし困った人の相談は請け負う、人から頼られることは拒まず、相手をしてあげてきた人です。
やや自分なりにとらえる傾向が見られ、時に信念が強くて、押し付けることや、人を自分の基準で変えさせようとしたり、律しようとする傾向が見られました。

そのような傾向は女性とは合わず、人情味に厚くて面倒をみてあげるけれども、心の機敏がわからず、結局は暖かくて優しい家庭を作るのを自ら阻んできました。
ある程度の距離を保つとうまくいき、紳士的に振舞うのですが、どうも堅くて一方的なところで判断して、自分の信念を貫くところが難しくしてきたのです。
女性に生まれ変わったのがほとんどなかったのも、その一因です。

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前世リーディング2-日本の前世

2007-05-24 11:26:49 | Weblog
リーディングの始めに、前世では技術職が多く、物作りの職人で、機織り、衣装作りをしたり、建築や彫刻、あるいは法律や政治の仕事をしていたと聞いて、とても信じられないと感じた。

なぜなら僕は物作りなどに全く興味がないし、そんな仕事をしたこともない。プライベートで日曜大工などもやったことがない。着る物などファッションなどどうでもいいし、建築様式や彫刻のデザインなどに関心を持ったこともない。

今の仕事上、パソコンにメモリーやプリンターを追加しなければならないこともあるが、そんな簡単な作業すら面倒くさい。今でもハードディスクの交換すらできない。ネットワークカメラの取付作業も嫌いで、いつも外注の業者任せにしている。そんなことより売上を伸ばす戦略を考えたり、営業マンとして顧客と折衝する仕事の方が好きだ。

また物理学や建築学の研究者や技術者だったというのも全然ピンと来ない。僕は典型的な文系人間で、英語や文学や歴史の方が好きだ。高校では物理や数学が大の苦手で、完全に理数系の落ちこぼれだった。文系の自分がなぜこんなわけのわからない物理式やら数式を勉強しなければならないのか、時間の無駄に感じて嫌でしょうがなかった。今でも物理式やら数式を見ると、酷い点数しか取れなかったあの頃を思い出して暗い気分になる。

第一、僕はこだわりの強い技術屋が苦手である。こういうタイプの人は視野が狭く、自分の興味あることしかわからず、全体が見えない。仕事でこういうタイプの人と関わると苦労する。技術屋の弟には昔から悩まされているからよくわかる。僕は常に幅広く、全体を見据えながら、考えるように努めている。
実際に今までやった仕事は人材とか教育に関する仕事が多かった。僕の関心は精神的なことであって、物質的なことはどうでもいいと思っている。

法律にも関心はない。大学は法学部だったが、本当は文学部、国際学部、経済学部に行きたかった。そこしか受からなかったから仕方なく行ったに過ぎない。法律の勉強はくだらない理屈をこねくりまわしているだけで、全然つまらなかった。今でももっと実務に役立つ学部を選んでおくべきだったと後悔しているくらいだ。

政治の世界も全然興味がない。妥協や参謀のうずまく世界などまっぴらだ。それより自分の思い通りになる実業の世界の方が向いていると思う。

しつけや礼儀、マナーにうるさい生真面目で堅い感じの人だったいうのもピンと来ない。確かに自分自身、常に常識人であろうとは努めているが、礼儀やマナーはあくまでも人間関係を円滑にするためのものに過ぎず、人間の本質とは関係ないと思う。結構だらしないところもあって掃除は大嫌い、整理整頓も苦手だし、冗談を言うのも好きだから、そんなに堅い人間ではないと思う。

たまに会う子供に対しても、一度もしつけやマナーのことを言ったり怒ったりしたことはない。レストランで食事中も周りを全然気にせずじゃれあって遊んでいるし、自分は甘やかしっぱなしの父親だと思っている。

周りを納める力や威厳を備えて、管理やマネジメントの仕事をしていたというのも、本当かなぁと思う。個人主義者の僕は人に指示したり管理するのが苦手だ。僕を社長という人などいないし、みんな須藤さんと呼んでいるくらいだから、全然威厳もない。第一そんな前世なら、今頃は会社だってもっと大きくなっていていいはずだ。

このリーディングは果たして本物なのかな、と疑問に思っていると、リーディングは次に日本での前世について語り始める。

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日本の中では関東が主で、ただ移動することも多く、仕事上、特に関東のあちこちに多く出没し、取り持ち役や世話役や指導などを行ったり、商売を営んだりして、率先して動いていた人です。
探検や冒険や調査なども好む方の人で、日本ばかりだけでなく、世界的にも調査や探求、探検などに明け暮れ、あちこちに赴き指示を与えたり、自分の信念に基づいて行動したり、発掘作業をしたりしてきた人です。
手堅く慎重で、時に疑い深く、こだわりの人でしたが、しかし極端に感情を露わにする時がありました。普段は冷静沈着で落ち着き、ものの感情を抑止する人でした。
またイベントや祭り的な催し物などに関わり、人間が集まったり交流する場において、仕掛け人として、様々なことを引き起こし、あることを意図して人と人とを引き合わせたり、霊障を解く不可思議な技を行ったりしたこともありました。
極めて実際的で物理的なものを重んじるとともに、一方では不可思議でこの世からかけ離れたことにも自分の意識を置く人だったのです。
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続く

前世リーディング1-魂の変遷

2007-05-23 17:17:22 | Weblog
サークルで紹介してもらった、浅野総合研究所という前世リーディングの資料を取り寄せた。資料を読むと、前世をみる前世リーディングと、個人的な質問を受け付けるパーソナルリーディングの2種類がある。アカシックレコードという、霊的な記録簿にコンタクトする本格的なリーディングだという。日本でこんなことができる人がいるとは今まで知らなかった。

前世リーディングは本人が立ち会う必要はない。住所、氏名、生年月日、写真があれば、遠隔で対象者の潜在意識にアクセスできる。パーソナルリーディングも遠隔でできるが、希望すれば立ち会うこともできる。

江原さんのスピリチュアル・カウンセリングに納得している人であっても、対象者がいなくてもわかるというのは、信じられないという人もいるかもしれない。しかしエドガー・ケイシーがそうだったように、本物の霊能者であれば、それは十分可能だ。霊的な世界では距離や時間は全く関係ない。地球の裏側であろうと、何万年前であっても、自由にアクセスできる。

僕はここ2年近く悩んでいる個人的な問題の解決方法を知りたかったので、その場合はパーソナルリーディングになる。しかしとりあえず前世リーディングを受け、自分の問題点や魂の傾向を理解してからパーソナルリーディングを受けようと決めた。

前世リーディングの質問用紙には、今回受ける目的、心の世界の経歴、あらかじめ知らせておきたい背景を書くこともできるし、書かなくてもいい。また前世での氏名、性別、他の惑星での滞在、霊界でのこれまでの経過、転生の回数などの特殊な質問を希望することもできる。

しかし、上記の質問は魂の準備ができている場合のみ答えられるという。僕は全項目希望したが、前世リーディングの質問は1つしかできない。「私の前世をお知らせください」だけだ。その質問も依頼者ではなく、コンダクターが行う。

リーディング日を予約し、書類を送り、入金を済ませた。前世リーディングはすべて遠隔で行われるから、その日こちらは何もする必要はない。
リーディング実施日の翌日、5月16日には早速、録音したテープが送られてきた。テープの内容は40分程度、非常にゆっくりとした話し方だ。しかしその内容を聞いて驚愕した。
もう恐ろしいくらいにズバリ当たっているところもあれば、これが本当なのか、とても信じられないというところもある。しかしこの音声から伝わる波動に、嘘や誇張は全く感じられない。ある程度覚悟はしていたが、自分の前世や魂の傾向をここまでズバリ指摘されるとは衝撃的だった。

1ヵ月後にテープおこしをした文章が送られてくるが、それまで待っていられないので、自分でテープおこしをした。その内容をすべてそのまま公開するが、長いので何回かに分け、自分の分析も織り交ぜながら公開していきたい。僕が作ったとか、修正したと言われないために、後日、音声ファイルも公開したいと思っている。

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コンダクター:
あなたの前には、茨城県に(コンダクターの間違い)1964年、栃木県に1964年6月14日に生まれ、現在、横浜市戸塚区平戸町に住む須藤正人さんの問い求める心があります。これから述べます質問にお答えください。
質問:私の前世をお知らせください。

前世リーディング回答:
前世おいて、確固とした人であり、信念の持ち主でした。堂々としていて、しっかり者でした。
時にやや堅い感じで、正義感を備え、周りを納める力や威厳を備えていました。
まとめ役であり、管理やマネジメントの仕事に何度か就いてきました。
職業としては技術職が多かった人です。職人さんとして何度か生まれ変わって来ました。
しかし一方、裁判制度にも関わり、法律や政治の仕事において、重要な職務を遂行してきました。
また物理学や建築学の研究者や技術者や調査員としても働きをなしてきました。
顧問や相談役として働いてきたことがありました。
人生や宇宙についても深く考え、考察し、意識を形成してきました。
実際的な人でしたが、それに飽き足らず、同時に一方で不可思議なことや神秘的なことにも惹かれ、物理学の法則を解明するかたわら、超物理学とでも言っていい分野まで、物理的な法則の背後に動いている法則や道理、ルールまで目を向けていた人です。
観察力があり、物の構造や法則などに目を向けて思案してきた人です。
またしつけや礼儀、マナーなどに目を留めてみたり、人間社会の秩序や物の道理や道徳などにも真剣に考え、それを周りにも試したり、観察してきたりして、道義、マナーを重んずる生真面目で堅い感じの人だったときもありました。
また物作りの職人として、機織りをはじめ、衣装作りやその柄模様、素材選び、生地について詳しかった時もあり、とても綿密で、みんなからやかましいほどきっちりさせたい性分でした。
また道徳教育や人格の練磨、身体の鍛錬などに関わっていたときもありました。
その他彫刻や建築、また建築様式などに興味を持って、中廊の表面に描く模様や壁画などにも目を向けました。建築のデザインや様式などにも何度か注目して、自分のアイディアを提供しましたが、同業者と意見が合わず、論争し、暗礁に乗り上げたこともありました。
また治療関係や食物関係でも自分の経験に基づく信念やこだわりがあって、人と論争したり、気難しくなったこともありました。
デザインやビジュアルなものに何度か関わりました。
また文字の考古学、記録などにも関わったことも何度かありました。

生まれ変わってきたところは、日本の他に、インド、アラビア、エジプト、中国、モンゴル、ギリシャ、イスラエル、アトランティス、南米のメキシコのあたりでしょうか、そういったところです。
細かく見ればもっとありますが、以上があなたの主だった生まれ変わりの舞台となったところです。

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続く

初めてのスピリチュアル・サークル

2007-05-21 14:08:55 | Weblog
今年の始め、書店の精神世界コーナーで興味深い本を見つけた。
日本のあるスピリチュアルサークルが出していて、中心となっている巫女役の女性が、様々な高級霊からのメッセージを語り、それをまとめた本だった。この本の表紙のデザインをみたらキワモノ的な印象だったので、どこかわけのわからない、変な団体が出した本だろうという印象だったが、実際読んでみて驚いた。

僕は高級霊からのメッセージ本は百冊以上は読んでいるから、少し読めばそれが本物かまがいものかはすぐにわかる。読んでみるとその内容の奥深さ、幅の広がり、わかりやすさ、間違いなく本物だと確信した。これほど衝撃的な本を読んだのも久しぶりだった。
このサークルでは既に10数冊の本を出している。全冊読んだ後、サークルのHPにアクセスし、感想のメールを出したら、ぜひ一度事務所に来ませんかと誘いがあった。

僕は今まで宗教団体には一切関わらないことにしていた。儀式的、形式的なことは大嫌いだし、教祖を神格化したり、強引な勧誘をしたり、間違った教義で洗脳し、お金を巻き上げるような宗教団体があまりにも多い。そんな自らの魂のレベルを下げるようなことは絶対にしたくないし、個人主義者の僕は団体行動が大の苦手だ。

しかしこのサークルはそういったことは一切なく、会費すら取らない。すべて自主的なボランティアで運営されている。入るのも辞めるのも一切自由で何の強制もない。こういうサークルなら信頼できるだろうと思った。僕も何か力になれればと思い、事務所に行くことにした。変な団体だったらすぐに離れればいい。

そこでは10畳ほどの小さな事務所に、20名以上の人が集まっていた。みんなで食べ物やワインを持ち寄って飲食しながら、和気藹々と様々なスピリチュアルな話をしている。僕は自己紹介をし、他の人達も全員自己紹介してくれた。
年代は20代から60代位まで非常に幅広い。話を聞く限り、みんな常識的でまともそうな人ばかりだったので安心した。みんな真面目に話をしたり、冗談を交えながら談笑したりしている。礼拝物やお祈りのような儀式的なことが一切ないのは気に入った。そんなことを強要されたら僕はすぐに立ち去ってしまうだろう。

後から中心となる巫女役の女性がやってきた。巫女役と言っても、服装はごく普通で、一見どこにでもいるごく普通の主婦といった感じの人だった。言葉遣いが丁寧で、上品でおっとりした話し方をする人だ。
その日はちょうど子供の幼稚園の発表会があって遅れたそうで、聞いたら彼女には5人の子供がいるという。少子化の時代に子供が5人いるというのも珍しいが、それでこんなサークルの中心で仕事をするのも大変だなと思った。

彼女がスピリチュアル的な話を始め、それをみんなが聞いたり質問したりしていた。彼女が中心とはいえ、彼女を教祖扱いするような人はいない。みんな普通に会話をしている。
彼女の話す内容はスピリチュアルの正道そのもので、本に書いてある通り、間違いは一切ない。彼女は一見謙虚でおっとりしているが、その一方で強い意志も感じた。彼女が中心ならここは大丈夫だなと安心した。

後でメンバーの人達の経歴を聞いたら、大企業の管理職、経営者、医者、大学教授、すごい経歴の人がごろごろいて驚いた。こうしたスピリチュアルな団体には、実社会では使い物にならないような、奇人変人が多いと聞いていたが、ここはまるで違う。知的レベルが高く、実社会でも力のある人が多いなと思った。
もちろん普通の人も多いし、一部にはちょっと変わった感じの人もいるが、まあこういうサークルには一部にそういう人がいても仕方ないだろう。

先月あたりから週に1回、このサークルにボランティア参加している。ここで次回の書籍の作成チームに加わり、ミーティングしているが、彼らのスピリチュアルの知識の豊富さには参った。
今まで自分は相当勉強してきたと自負していたが、ここではまるで子供だ。僕の知らない言葉や書籍の話がどんどん出てきて、みんな当たり前のように会話している。世の中にはこんなにスピリチュアルマニアがいるのかと実感した。

まあ、僕はスピリチュアルのマニアや研究者ではないし、自分にとってスピリチュアルはあくまで人格を高め、仕事や実生活に役立たせるためのものという位置づけだから、こうしたマニアの知識にかなわないのは仕方ない。沢山知っていればいいというものでもないし、どうでもいい本も少なくない。
その代わり僕はずっとビジネスをやってきたので、ビジネス的な実務なら強い。これなら彼らよりうまくやる自信がある。だから頼まれればそちらの分野で貢献しようと考えている。
スピリチュアルにあまりのめりこみ過ぎると、実社会や仕事面がどうでもよくなったり、人格形成に悪影響を及ぼすこともあるから、ほどほどにしておいた方がいい場合も多い。

しかしこのサークルに加わって良かったと思うのは、玉石混交のスピリチュアルな世界で、メンバーの経験に基づくリアルな情報が得られるようになったことだ。みんなどこのセミナーに参加したとか、あそこのサークルはどうだったとか、日本や世界のスピリチュアルサークルについて実際に体験した経験がある。本でしか知らなかった僕にとっては、生の体験談は刺激的だった。

その中のあるメンバーから、前世リーディングで信頼できる人がいると聞いた。そのメンバーはこの人のリーディングを受け、自分の前世から続く悩みの原因がわかり、とても心が休まったという。彼は信頼できる人だと太鼓判を押していた。

HPで調べたら、浅野信さんという人で、彼はクリスチャンホームに生まれ育ち、仏教と日本神道も研究。エドガー・ケイシーを学び、92年から自らリーディングを開始する。
彼は横たわって対象者の潜在意識にアクセスする。対象者がその場にいなくても、名前、生年月日、住所、写真があればいい。それだけでその人の前世を何千年も昔まで遡り、その人の魂の傾向やカルマ、惑星の影響までみることができるそうだ。既に1万件近い実績があり、「前世」という本をシリーズで何冊も出している。
http://www.1136net.com/~asano/

HPや本を読んでみたら、その内容から確かに本物だということがわかった。まさにエドガー・ケイシーのリーディングそのもので、現代日本でリーディングを受けられるなんて、素晴らしいチャンスだ。僕は一度スピリチュアルカウンセラーから前世を診てもらったが、また別の角度から診てもらいたいと思っていた。ここは更に奥深くまで診てもらえると確信した。

早速HPから申込をしたが、1ヶ月待ちだという。やはり信頼できるところは人気があるのだろう。しかしキャンセル待ちが出たというのですぐに入金し、書類や写真を送り、2週間で受けることができた。

そして先週、リーディングの音声を録音したテープが送られてきた。
それを聞いて本当に驚いた。その内容については次回のブログで紹介したい。


芸能人に見るカルマの法則

2007-05-02 11:31:58 | Weblog
僕が小中学生だった頃、テレビで人気の俳優は、「松田優作」「ショーケン」「矢沢栄吉」といった、ワイルドで危ない雰囲気を持ち、一本気で突っ走るような男らしいタイプの俳優が人気だった。
あの頃は今と違ってテレビの影響が絶大で、当時人気のあった刑事ドラマ「太陽に吠えろ」の影響もあっただろう。1970年代は、そうした影のあるタイプの男性がもてはやされた時代だった。学生紛争の影響もまだ残り、全体的に暗い世相だったのではないだろうか。

僕はどうも「松田優作」「ショーケン」「矢沢栄吉」といったタイプの俳優や芸能人は好きになれない。「松田優作」や「ショーケン」は典型的な破滅型の人間だろう。芸能界には比較的多いタイプだと思う。
「ショーケン」は当時あれほど売れたのに、何度も警察に捕まり、今では全く表舞台に出ない。いくら人気俳優でも、あれほど問題を起こせば芸能界から追放されても仕方ないだろう。
「松田優作」は役に打ち込む熱い情熱がある反面、彼の生き方そのものがあまりにもストイックでバランス感覚に欠けている。彼が病気で亡くなったのは、自らの否定的なエネルギーが、癌を作り出したのが原因だと思う。
「矢沢栄吉」も今はいい大人になったが、あの頃は僕の大嫌いなヤンキーがロックをやっているような男だった。ファンもヤンキーがほとんどだったはずだ。
どれも苦手なタイプである。

しかし小中学生の頃は、そうしたタイプの男がもてはやされたので、自分もそうなってみたいと思っていた。年上の従妹からは、「正人は純粋だね」とよく言われたが、そう言われるのが嫌だった。もっと流行の悪っぽい男になってみたかったが、自分とはあまりにもかけ離れたタイプだからどうしても無理があった。僕は悪ぶった男を真似しようとしても全然似合わない。

しかし1980年代に入ると、学生紛争は終焉を迎え、お笑いブーム、女子大生ブーム、アメリカやイギリスのポップスが流行り、世相は明るくなってきた。誰もがテニスラケットを脇に抱え、陸サーファーが闊歩し、デザイナーズブランドが大流行した。僕もその頃に大学生活を楽しんだので、非常に恵まれた時代に大学時代を過ごせたと思っている。

その頃に登場した「石田純一」は、今までと全く違ったタイプの俳優だった。彼が売れるきっかけになったトレンディドラマ「抱きしめたい」を見たときは、ドラマの中では悪役なのにもかかわらず、今までとは違ったタイプの俳優で、非常に鮮烈な印象があった。
彼はいかにも都会的でお洒落で爽やかで、今までの俳優のような暗さが全くない。実際には彼は30過ぎまで全然売れず、このドラマを最後に俳優を辞めてマネージャーになるつもりだったという。しかしこのドラマで彼はあっという間に一流芸能人の仲間入りをした。

時代は変わり、「石田純一」のような俳優が現れ、明るく爽やかな男がもてはやされるようになり、破滅型の俳優は流行らなっていった。「石田純一」は時代の流れを変えるきっかけになった俳優だと思う。
自分にとっても、彼の方が自分がなりたいタイプの男に近い。彼は僕の憧れでもあったので、彼を応援していた。

しかし彼は時代の流れに乗って一気にスターダムにのし上がるが、長谷川理恵との不倫騒動「不倫は文化だ」発言で、一気に人気は急降下し、あらゆる役から降ろされ、一時期はお茶の間から消えた。

僕は彼のファンだったこともあり、テレビで彼の不倫騒動を見るたび、彼が気の毒に思えた。芸能人とはいえ、他人のプライベートな事に対し、マスコミもあれほど騒ぎ立てなくてもいいだろうと思った。
普通であれば、これほど全国的に報道され、バッシングを受ければ、それを契機に別れることになるだろう。しかし二人は別れなかった。石田純一はあらゆる役を降ろされて収入がなくなったにも関わらず、前の奥さんと別れ、多額の慰謝料を支払った。彼はその頃、ほとんど収入がなく、前年の税金さえ支払えず、結局8年かけて返済したという。

あの頃の報道を見るたびに、なぜ石田純一は長谷川理恵と別れないのか疑問だった。彼にとっては疫病神のような存在なのに。
僕はその理由はおそらく、二人の間には何か過去世でのカルマ的な関係があるのではないかと感じていた。そうでなければこれほどの騒ぎになるはずもないし、石田純一もあれほどの重荷も背負わされることもないと思っていた。

今年になって石田純一がマイライフという、自分の気持ちを日記風のエッセイにした本を出した。買って読むほどではないが、本屋でパラパラと立ち読みをしたところ、長谷川理恵との過去世での関係について述べている箇所があった。

まだ江原さんがテレビに出ておらず、今ほど有名ではなかった頃、彼は長谷川理恵との関係を江原さんにカウンセリングしてもらったという。
江原さんのカウンセリングによると、二人は中世時代、イタリアに生まれ、婚約者同士だったという。しかし石田純一(過去世)では、彼は長谷川理恵(過去世)との婚約を解消し、別の金持ちの女性と結婚した。長谷川理恵(過去世)はそのことに非常にショックを受け、一生結婚しないで生涯を終えたという。
江原さんのアドバイスでは、今回の人生では石田さんは理恵さんを支える役割になりますといわれたそうだ。
これを読んで、僕の勘が当たったなと思った。

現世でも二人は食事の好みが似ていて気が合う反面、長谷川理恵は、いつも石田純一を信用できないというそうだ。これも過去世で裏切られた事が、今でも彼女の潜在意識の中に残っているのが原因だと思う。

石田純一も過去世で長谷川理恵を裏切り、金持ちの女性と結婚したカルマの償いがあるのだろう。今度は彼女と不倫することで、あれほど世間からバッシングを受け、全財産を失うという経験をしている。なるほど、うまくできているなと思った。

石田純一がさすがだなと思うのが、あれほどバッシングを受けたのにも関わらず、決して卑屈にならず、自分に起こった事を素直に受け入れていることだ。テレビでも「前の奥さんには本当に申し訳ないことをしたが、理恵がどうしても好きだった」「離婚で多額の慰謝料を払って全財産はなくなったけれども、お金はこれから自分で稼げばいいから」と自分の気持ちを率直に語っていた。自分に不利なことも含めて、あんなに正直に爽やかに語れる芸能人もいないだろう。
あれほどの事件であれば、つぶれて芸能界から消えていくのが普通だろう。あの彼の潔さが、次第に世間でも認められ、再び芸能界に復活できたのではないだろうか。

しかし彼は長谷川理恵から振られ、彼女は別の男性へ走っていった。彼にとっては辛いことで、自伝の中にも彼女への想いが綴られている。しかし、これも過去世でのカルマの償いなのかもしれない。お互いに過去世とは逆の立場になることで、カルマの解消をするケースはよくある。彼は立派に自らに課せられたカルマを解消したと思う。

世間ではよく、こうした不倫騒動に対し、激しいバッシングや興味本位の報道がされている。芸能界に限らず、ちまたでもよくあることだろう。

しかしスピリチュアルな考えでは、こうした不倫が、実は過去世でのカルマ的関係に原因があるケースが非常に多い。

人間は長い転生輪廻の過程において、様々な経験をし、その中でカルマを背負っている。
石田純一のように、婚約者を裏切ったカルマを持っている人もいる。
他にも過去世で夫婦関係だったものが、どちらかが先に結婚した後に出会い、不倫関係になるケースもある。
あるいは過去世で愛し合っていながら、身分の違いで結婚できなかった二人が、現世では不倫を乗り越えて結婚できるかという試練を試される場合もある。
また修道士や修道女のように、あまりにも潔癖に生き、他人の男女問題に対して非難を浴びせたような人が、現世では逆に自分が不倫で苦しむようなケースもある。

どちらにせよ、こうしたカルマ的関係を持った二人が出会った時の惹かれ方は非常に激しい。世間的に不倫は非常識だとか、モラルに反するということは当人同士もわかっているはずだ。
それがわかっていても、強烈に惹かれてしまうというのが、カルマ的関係を持った者同士の現実だと思う。

その後、二人が結ばれるケースもあるし、お互いに学んで別れるケースもある。これは霊界で決めた人生計画や、地上での自由意志もあるので、ケースバイケースといえる。

断っておくが、僕は決して不倫を奨励しているわけではない。誰しも一番好きな人と結婚し、その人と生涯添い遂げられるのが理想だろう。
しかし必ずしもそうはいかないのが人生だ。人生は過去世からの縁やカルマが複雑にからむので、ただ単純にどうこうとは言えない。

先日のオーラの泉では、向井亜希がゲストで出ていた。彼女はプロレスラーの高田延彦と結婚し、子供ができたと同時に、子宮ガンが判明して子供を堕胎せざるを得なかった。そして代理出産で双子の子供ができたが、その子供を法的に求める裁判でマスコミに大きく報道された。
江原さんのカウンセリングによると、二人の過去世では結婚できない修道士と修道女の関係にも関わらず、男と女の関係になった。二人には子供が出来たが、結局は産むことができなかったという。
二人にはこうした過去世でのカルマの償いもあるのだろうし、世間や法律の未整備に対する問題提起をするといった二人の役目があるという。
また江原さんは、双子の子供の一人は、癌で堕胎した子供で、代理出産の形で再び彼女の子供として戻ってきたという。
それを聞いたゲストは涙し、こちらも思わず涙させられてしまった。久々に中身のある番組だった。

わかりやすいように誰でも知っている芸能人のケースで説明したが、要するに人生は一度きりではなく、過去世からの延々とした流れの一環にあり、その中で人は様々なカルマを持って学んでいる存在だということ。そして世の中にはこうした不倫や不妊のような辛い経験を通して学び、カルマを償っている人もいるという事実を知ってほしいと思う。

世間もこうしたカルマ的な法則を理解し、個人個人の違いを認めるような大人の社会になるべきではないだろうか。