MY LIFE,MY SPIRIT by Masato

今までの人生で感じたこと、自分の考え方を率直に語ります

読書の秋

2006-10-14 16:06:31 | Weblog
読書の秋だし、じっくり本でも読むのにいい季節になってきた。
仕事上、最低でも日経新聞、日経パソコン、日経ビジネス、日経トレンディといった日経関連の雑誌等は必ず読むことにしている。自分の専門分野はもちろんだが、それ以外の分野も一応勉強しておかないと社会的なバランス感覚が磨かれない。だがこうした雑誌はあくまでも情報収集の分野に入るので読書とはいえないだろう。
これらの雑誌を読んだり、家でもドキュメンタリー専門チャンネルを見たりしていると本を読む時間がなかなかとれないのが悩みの種だ。時間もそうだが、内容的にいいと思う本が少ないのも事実だ。年齢を重ねて経験を積むにつれて自分にとって新しいことが減ってくる。本を読んでも新鮮に感じることが少なくなってくる。
僕は斜め読みができるので、本屋で目次と内容をさっと読めば、どういう内容でどれくらいのレベルなのかは大体わかる。9割以上は買って読むほどでもないなと思う。
サスペンスや推理小説は小中学校時代は読んだが、今ではつまらなくて全然読まない。最近話題になった本やベストセラーでもあまりいいとは思えない作品が多い。

「ハリーポッター」は映画で見た方が面白いし、それも一度見れば十分だ。
今年話題になった「ダヴィンチコード」も、上巻を読んだがつまらなくて途中で辞めた。この本もストーリーが混み入っている割には物事の本質に迫っていないなと思う。
ヨーロッパではローマカソリック教会がこの映画に反対するなど、いろいろと騒がれていた。
だがイエスがマグダラのマリアを愛していたのは事実だと思う。彼女が娼婦だったというのは間違いで、弟子の中でも特別な存在だった可能性は高い。
だからといってなぜそれがいけないのだろうか。
ローマカソリック教会は伝統的な聖書の解釈しか認めておらず、それ以外の解釈は異端と決め付けている。彼らはイエスが超人か神の化身であるかのようにとらえているのだろうが、実際はイエスも人の子であり、女性を愛したとしても何の不思議もない。イエスがあれほど激しく愛を説いたのも、彼自身が女性を愛した経験があったからに違いない。だがイエスがマリアと結婚したとか、子供が出来たのが歴史的事実であるかどうかはどうでもいいことだろう。
たとえそうだったとしても、それによってイエスの価値が下がるわけでは決してない。重要なのはイエスの生き方や教えの内容そのものであり、枝葉のことで騒ぎ立てているのは滑稽に思える。ただ伝統的な聖書の解釈に一石を投じたという点では意味があると言える。

僕はベストセラーよりもロングセラーの方が質の高い本が多くて好きだ。
僕がお勧めなのは「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」だ。http://www.amazon.co.jp/gp/product/4102428011/sr=8-1/qid=1160805481/ref=sr_1_1/503-6264881-8406359?ie=UTF8&s=books
カナダ人実業家の父が、息子へ送った手紙をまとめた本だ。ビジネスマンとして、人間としてどう生きるかを厳しく、優しく、愛情を込めて語る。父親というのはこんなに暖かいものなのかと、思わず涙する。前述した上田さんが薦めた本で、実際読んだら本当に良かった。僕はこの本が好きで何度も読み返した。
この本は世界中でミリオンセラーになっている。著者はその他にも「ビジネスマンの父より娘への25通の手紙」も書いている。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/410242802X/sr=1-3/qid=1160805722/ref=sr_1_3/503-6264881-8406359?ie=UTF8&s=books
ぜひ一読してみることをお勧めする。

スピリチュアリストの僕はスピリチュアル関係の本はよく読むが、どこか変な方向に行っているのではないかと感じる本もあるので選択に注意した方がいいだろう。
スピリチュアル関係では前述した「シルバーバーチの霊訓」がお勧めだ。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4806313823/sr=1-1/qid=1160806006/ref=sr_1_1/503-6264881-8406359?ie=UTF8&s=books
スピリチュアリズム思想の基本を学ぶのに最適だが、宗教的な感性を持っていない人や今が十分楽しい人にとってはあまり良いとは感じないかもしれない。悲しみや苦しみで悩んでいる時に読んでみると良さがわかると思う。

スピリチュアル入門にはアメリカの精神科医のブライアンLワイス氏が実話をベースに書いた「前世療法」という本をお勧めしたい。これも当時話題になった本で、今も単行本になって長く売れている。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4569569323/sr=1-1/qid=1160805939/ref=sr_1_1/503-6264881-8406359?ie=UTF8&s=books
彼がある患者を催眠療法にかけたところ、彼女の口から様々な前世の様子が語られる。クリスチャンの彼は最初は前世があることなど信じなかった。しかし彼女の精神的不安の原因がその前世にあることがわかり、彼女の病気が癒されていく様子を目の当たりにしてこれが真実であることを確信するようになっていく。
ちょうど先週フジテレビの「奇跡体験!アンビリバボー」で、前世の特集があり、最後にこの本の内容を紹介していた。10/19日(木)20時からも前世特集の続きがあるので興味のある人は見てみたらどうだろう。

生まれ変わりを認めていないキリスト教国でこうした本が出版されたことは興味深い。だが転生輪廻は仏教徒に限らず全人類に共通する法則だ。キリスト教国で転生輪廻の考えを広めるのに貢献した本だと思う。

他にも沢山あるが、長くなるのでこのあたりで止めておこう。

このブログの読者の皆さんはどんな本を読んでいるのだろうか。読書の秋にお勧めの本があったらぜひ教えて欲しい。