まさおレポート

バリの風景 美術館・博物館

ご近所のル・メイヨール美術館を訪れる 2010-07-07

いつもの散歩コースでその前を通るが一度も入ったことが無いル・メイヨール美術館を初めて訪れた。近所に有ると意外に行かないものだ。

   
ベルギー人のル・メイヨールがバリ人の奥さんニョーマン・ポロックと一緒に1946年から住んだアトリエ兼住居が美術館として残っている。絵画は特段に感銘を受けなかったが、一枚の写真が目をひきつけた。ル・メイヨールがサヌール海岸で上半身裸で裸馬に乗っており、その横に妻ポロックがこれまた上半身裸でよりそっている。
 
1903年にタヒチより1500キロ北東の島で死んだゴーギャンの事を知っていたかどうか、恐らく知っていただろう。ゴーギャンの時代から約半世紀、ル・メイヨールは西洋文明流入で絶滅寸前の最後の南海の楽園に巡り合えたラッキーな人だとこの写真をみて思った。

アルマ美術館 2012-02-17

半年ぶりにウブドを訪れた。今回のお目当てはアルマ美術館。素敵な美術館でバリ絵画も豊富でした。とくにシューピースの作品があったのは収穫でした。

ウブドのライステラスを描いた作品  写真とは異なった味わいがある。

これは田植えの風景。

バリ舞踏

レゴンダンサー

確かにありそうな森

ガベン=火葬 王族の盛大な火葬を描く 黒いルンブー

えんじ 黄色 青で描く刈り入れ

ウバチャラ

門前の市場

ヌサドアのパシフィカ・ミューゼアム 2012-11-16 

昨日はインドネシアのモスリム新年でナショナルホリデーにあたり娘の学校もお休み。午後からヌサドアの美術館パシフィカ・ミューゼアムに行ってみました。イタリア人などの描いたバリ風景には何点か心惹かれるものがある。ゴーギャンの木彫り彫刻と小さな版画が2点とマチスの小品が一点あったのには驚いた。

ネカ美術館クリスの柄と鞘 2012-09-07 

ネカ美術館は三度目の訪問なのでクリス展示室のみを集中的にみることにした。バリ島特有の刀剣クリスは形も変わっている。日本刀やサーベル、青竜刀は切る刺すという目的のために洗練された形をしているが、このクリスはその目的のために作られたというよりは儀式のためにつくられたものという気が見るたびにしてならない。くねくねと波を打って曲がっていて、刀身には彫刻が実用を妨げるほどに施されている。

バリのクリス以外にもくねくねと波を打つ刀や鉾があるという。日本の蛇行剣、ヨーロッパのフランベルジェ、中国の蛇矛がそうだという。これらは刺す、あるいは切った時に傷口が広がり止血を妨げ、縫合をしにくくするという。なるほど、そういうことか。ギザギザに広がった傷口に破傷風菌などが入り込んで悲惨な死を遂げることになる。殺し方に美学があるとしたら、やはり切れ味のよい日本刀で切る方か。

クリスの柄と鞘の装飾の精緻さは世界に誇れるものではないか。バリに滞在して4年になるがさてバリ伝統の美術品で日本の工芸に匹敵するものはあるのかと問われたら迷わずクリスをあげたい。

 影絵芝居ワヤンの登場人物を描いている。私はこの人物描写が大好きでとくに顔の表情が気に入っている。この4名もそれぞれ鼻の形が異なる。

 黄金の地金に紫の宝石がはめ込まれ、ヒンドゥーの神が彫られている。

 草花図柄の鞘に黄金の格子の柄。

 玉石で作った滑り止め部分と精緻な植物図案の柄。

 三色の玉石をはめ込み、美しい植物図案を彫りこんである。

 土台が玉石で黄金の浮き彫りに紫の石が埋め込んである。

 銀の浮き彫りに紫、緑、クリスタルが潤沢に使われている。象の鼻はガネーシャか。

 ブルー、ピンク、深い紫などの石が銀の浮き彫りにはめ込まれ、コブラの浮彫が中心に見える。

 白蝋色の玉石にバロンが彫られている。

 石と植物図案の繰り返しが面白い。

 黄金に紫の石のみが埋め込まれている。

 クリスを鍛えるふいご。手でポンプを押すように風を送る。

ネカ美術館の庭に咲く花木。

June 23, 2013

追記 2013-08-25 

今回は細部を入念にチェックして撮る。

美術館の入り口にかけられた深堀のレリーフ。 

鹿と落ち葉だろうか

 

ジュプンの葉だろうか

カタパンの葉?

 ガルーダ1

ガルーダ2

ガルーダ3

館の庭で

表情が気に入った

顔が素敵で

館内の庭で蜘蛛を

まだいた

名前をしらない

バリらしさの溢れた色調

面長の彫刻

アグン山

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