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映画「ディパーテッド」を試写会にて鑑賞。

2006-12-24 23:00:31 | Weblog
ディパーテッド - goo 映画

 12月19日に「ティパーテッド」を試写会で見た。

 この試写会は、J-WAVEの「GOOD MORNIG TOKYO」が主催で会場は何故か川崎の109シネマズ、シアター6
 上映前に番組DJの別所哲也から声の挨拶が流されての上映。

 しかし、今回も席運が悪かった劇場中央のセンターの席が取れたのだが、右隣に座ったカップルが上映開始と共に弁当を食い始めた、パンやサンドウィッチなら理解出来るが、上映中に箸を持って弁当を食っている奴を見るのは10年ぶり位、映画館は飲食禁止ではないので注意のしようが無いので我慢したが、改めて川崎の一部観客のマナーの悪さに呆れるばかりだ。

 さて映画の話、この作品はご存知のとおり香港映画「インファナル・アフェア」のリメイク作品、私はオリジナル版を未見なのでまっさらの新作として鑑賞した。

 犯罪者の一族に生まれたビリー(レオナルド・ディカプリオ)は、自らの生い立ちと決別するため警察官を志し、優秀な成績で警察学校を卒業。しかし、警察に入るなり、彼はマフィアへの潜入捜査を命じられる。一方、マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)にかわいがられて育ったコリン(マット・デイモン)は、内通者となるためコステロの指示で警察官になる。

 近年「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」と大作が続いたマーティン・スコセッシだったが、久々のマフィア物で水を得た魚のように生き生きとした演出がいい、スコセッシの魅力は突発的な暴力やバイオレンスだが、この作品では随所に現れる暴力に胸が躍る、R-15に指定されるだけあって下手なスプラッター映画より画面上に血が飛び散る、しかし衝撃的な作品である。

 役者陣は、スコセッシと3度目のコラボレーションとなるレオナルド・デカプリオを筆頭にマット・デイモン、マーク・ウォールバークと猿顔の二人に、ジャック・ニコルソンがマフィアのボスを悠々と演じている。それにしてもデカプリオがいい、目つきや表情や立ち振る舞いに一瞬たりとも隙が無い、対極に居るデイモンと時々、髪型や背格好や服装がソックリなシーンがあり、意図的に二人を対比しているようだ。

 映画の感想、私は最近のスコセッシ作品に不満を持っていた分、この作品は久しぶりに面白かった、「タクシードライバー」や「グッドフェローズ』の頃のスコセッシが帰ってきたのが嬉しい、スコセッシは大きい世界を描くより、小さい世界を描いた方が面白い作品が出来上がるようだ。それからスコセッシは牧師の子供として育った為に自分の生い立ちに反感するように暴力に魅了されてしまったのか、この映画の中でも牧師をおちょくる様なシーンもある、とにかくスコセッシ・ファン必見の作品である事は確か。デカプリオのファンは見るのに覚悟が必要。ブラッド・ピットがプロデュースに名前を連ねているのにも必見。上映時間は2時間32分だが、私は全然長さを感じなかった。


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