正広&くみこ「世界一周新婚旅行の記録」~Blog編~

Masa & Kumi World Trek Honeymoon 2002/10/01~2005/04/29とその後

イランは家庭料理につきる その5

2005-10-17 09:41:55 | 旅の食 about food
時折、片手に持ったナンも口に放り込む。ナンというと、インドのバターが入ったふっくら熱々のものを想像するだろうが、イランのナンは薄くて平べったくて、大きい長方形ものだ。50cm以上あるものを少しずつちぎって食べる。熱々でもなく、コクがあるわけでもなく、あっさりしていて、どちらかと言うと味気ないものに感じた。やっぱりイランの主役は米だ。 イランに来て中国の影響も全くなくなり、インドのカレーテイストも . . . 本文を読む

イランは家庭料理につきる その4

2005-10-17 09:39:09 | 旅の食 about food
それに合わせる主食はごはんとナンである。ごはんはパスタのように茹でてからざるに上げて水を切り、それを鍋に戻して油をかける。すると香ばしい「コメの香り」が増して、湯気と共に一気に部屋中に広がる。日本人は米のふっくらとした食感にこだわるが、イラン人が第一にこだわるのは香りである。イランの米は食感という意味では日本のものにかなわないかもしれないが、熱々に香りたつ「コメの香り」ではイランに軍配が上がるかも . . . 本文を読む

イランは家庭料理につきる その3

2005-10-17 09:35:00 | 旅の食 about food
ご飯はペルシャじゅうたんの敷かれた大きな居間で、家族揃ってみんなで食べる。椅子も使わなければ、テーブルも使わないのがイラン式だ。ビニールシートを敷き、そこにみんなで座って床に置かれた皿から食べるのである。家にいながらピクニック気分でちょっと楽しい。 イランの代表料理は、肉の煮込みスープである。肉、トマト、ニンニクをたっぷり使ってコトコト長時間煮たものだ。それにいろんな種類のスパイスを入れ、ナスや . . . 本文を読む

イランは家庭料理につきる その2

2005-10-17 09:30:18 | 旅の食 about food
家にはイランの休日である金曜日に呼ばれることが多かった。家に入ると、家族だけではなく、親戚一同まで集まっていたりする。小さい子どもから、おじさん、おばさん、おじいちゃん、おばあちゃんまで集まって、とても賑やかだ。 休日には家族で親戚の家を回って、チャイと呼ばれるお茶を飲んだり、ご飯を食べておしゃべりするというのがイランの風習なのだそうだ。とても心温まる休日の過ごし方である。 また家族の絆がとて . . . 本文を読む

イランは家庭料理につきる その1

2005-10-17 09:27:22 | 旅の食 about food
イラン料理の美味しさは家庭料理に詰まっていると言えるだろう。 イランでは思いがけず安食堂や、屋台を見つけることが難しかった。今まで旅していた中国、ネパール、インドでは簡単に安くて、美味しい食事を見つけることができたのが、イランに入ると、急に困難になった。それまで訪れた他国に比べて物価が高いというのもあるだろうが、安くて美味しい大衆食が少ない。あるのはホットドッグ屋くらい。食べてみれば何の特長もな . . . 本文を読む