それに合わせる主食はごはんとナンである。ごはんはパスタのように茹でてからざるに上げて水を切り、それを鍋に戻して油をかける。すると香ばしい「コメの香り」が増して、湯気と共に一気に部屋中に広がる。日本人は米のふっくらとした食感にこだわるが、イラン人が第一にこだわるのは香りである。イランの米は食感という意味では日本のものにかなわないかもしれないが、熱々に香りたつ「コメの香り」ではイランに軍配が上がるかもしれない。
イラン人にとっても米は主食。彼らには彼らの主食としての米へのこだわりがあるのだ。日本と共通している点、それは「おこげ」が大好きだということ。おこげだけが、別の皿に特別に盛られて運ばれる。そして家長や客が一番先におこげをもらうのだ。末っ子のことも「タディーク(おこげ)」と呼ぶ。一番可愛くて、大事だということだろう。それほど、おこげが大好きなのだ。
つやつやの香り高いごはんに、にんにくとスパイスたっぷりの煮込みスープをかけて、スプーンで口に放り込む。噛むごとに口の中においしい香りが広がっていって、幸せな気分になる。僕たちはあまりのおいしさに「うーん」「うーん」と上を向いて何度もうなった。そして「ホシュマズエ(美味しい)」を連呼した。それがイランの人にはとても面白いようで真似されてしまった。
(写真 イランの気合の入った家庭料理)
イラン人にとっても米は主食。彼らには彼らの主食としての米へのこだわりがあるのだ。日本と共通している点、それは「おこげ」が大好きだということ。おこげだけが、別の皿に特別に盛られて運ばれる。そして家長や客が一番先におこげをもらうのだ。末っ子のことも「タディーク(おこげ)」と呼ぶ。一番可愛くて、大事だということだろう。それほど、おこげが大好きなのだ。
つやつやの香り高いごはんに、にんにくとスパイスたっぷりの煮込みスープをかけて、スプーンで口に放り込む。噛むごとに口の中においしい香りが広がっていって、幸せな気分になる。僕たちはあまりのおいしさに「うーん」「うーん」と上を向いて何度もうなった。そして「ホシュマズエ(美味しい)」を連呼した。それがイランの人にはとても面白いようで真似されてしまった。
(写真 イランの気合の入った家庭料理)