山桃果

わくらばにふる花の香もありぬべきすずろ身にしむひなのわび風 (山桃)

雨はやんだかな?

2009年07月18日 | ヤギ
ヤギ柵制作後、秋~冬~春をすぎ、また夏まっさかりになってまいりました。
何事も、最低1年を巡らないと、見当がつきません。
ヤギ柵の不備もだんだんわかってきました。

とりあえずは傾斜による問題点です。
特にパック・ざ・ヤギが起居する部分は、一番下部になるので、
雨降りが続くと、重力により、水分が落ちてきます。
水気はさらに下へ落ちて、溜まることはないのですが、
スノコを敷いて、その上でヤギがぼわーんと寝てると、
ヤギ糞、自分で敷きちらかした藁、食べ残しが堆積して、
なんかみずっぽい?!
スノコもこのままでは、早く痛みそうです。
もっと、早く考えればよかったのですが、スノコを高床にしようと思います。
頼りないわたしの大工仕事をできるだけ省くには・・・・・
あの手で行こう!


柵作成の方はマムシ出現で、ルート変更のため、
あとまわしにします。

パック・ざ・ヤギを理解するには、その1(2以降はあるかどうか不明)

2009年07月18日 | 小さくても大地、そして自然
うちに来た頃は、小さな狭い犬小屋(現在の寝床)に閉じこめていたので、
朝から夕方まで、いろいろな所に繋がざるを得ませんでした。
わたしもヤギのことがわからず、草のあるところに繋いでおけば、
勝手に草を食べてくれるものと、思っていました。

しかし

どうも違う。
① 繋げば予想もつかない絡まり方をして、あやうく、わたしの無知から
殺すところでした。 その話はまた、いつか。

② 草のたっぷりあるところでも、置いて行かれれば、鳴き出して、
草を食べるどころではありません。 
経験者から、ヤギは甘えるから、甘やかさないように
と言われましたっけ。 あの鳴き声を聞くと・・・・むずかしい!
仲間がいれば、安心して鳴かなくなるとも言われましたが、
わたしは1頭しか飼えません。 これがわたしとパックの悲しい運命。

③ 狭いところの糞そうじ、腰痛のもと。


ヤギ柵を斜面につくって、やっと楽になりました。
柵から脱走したいという気振りもないし、
おなかさえ減ってなければ、ノンビリ下界を監視して過ごしています。
遠くの県道?で、パトカーがスピード違反車を追いかけたり、
救急車や消防車が走り回り、街宣車がバンダノサクラ~~♪ まれに暴走族!
近隣の夜中の火事も目撃してるはずです。

ヒトに好奇心と親しみを持っているようで、
知らないヒトが来ると、ゆっくりゆっくり近づいて、尻を向けて寄り添います。
見知らぬヒト(とくに男性)がなにもしなければ、そのまま固まっています。
でも、手を出したり過剰な防御を試みると、
角ふって、頭で軽いじゃぶつんつくつん(あそんでくれるう~)
女性なら、自分のほうからチョッカイだしてつんつん
見知った女性なら、トコトコ寄ってあそぼーのつくつく
強そうな見知った男性なら、離れて後ろ足ジャーンプ(オートバイのウイリー)
 ”やるんならうけてたつぜい”

したがって、顔見知りの女性たちには嫌われてます。
イヤダー、ヅツキするぅ・・・
強そうな男性には
オーー、コエーー

わたしにはパック・ざ・ヤギの気持ちがわかります。
つんつんと相手の力量を調べているのです。
怖がるか? 怒るか? 受け入れてくれるか? 相手になって遊んでくれるか?
愛玩物ではないので、ベタベタされるのは嫌いです。

ヒトって、ヤギの表面しか見ないんだよメエ(嘆息)

食べ過ぎ

2009年07月16日 | ヤギ
そうじゃないかとうすうすは気づいておりましたが、
やっぱり、食べ過ぎかもしれません。
生の草なら、腹一杯でもいいんじゃないかと、
つい、お持ち帰りの晩ごはんまでドッサリと。
メジャーによる測定では、95×95×70÷12000=52.6キロ
成シバ山羊♂で40キロくらいだそうで・・・・




わたしが悪いのですが、パック・ざ・ヤギに我慢してもらいます。
これから、お持ち帰りは減らす!
ぜったい減らす!!


それから、雑草ども、これからはビシビシ取り立てるので、
覚悟するように。
あとは灰にするか、敷きつぶして、地に返します。
エノコログサだけはヤギ糞にするか、灰ね。 懲りました。


ところが、今朝、スラリとあらわれました。
(おしっこ中)




再度の計測では、ぱっく・ざ・ヤギは小さくなりました?!
胸囲が95→89で、
89×89×70÷12000=46.2キロ

でも、大きめですね。
シバヤギの血にべつの大きいヤギの血も混じっているのでしょうか?
最近、少しずつ茶色が現れてきました。


シーソー

2009年07月15日 | ヤギ
全国ヤギネットの掲示板で、グッド・アイディアのヒントを入手してきました。
ヤギの体重の測り方です。

理論は下図のごとくです。


錘にはお米がいいんじゃないでしょうか・
20キロ袋、10キロ袋、5キロ袋、あとは1キロ袋

残るはヤギをおとなしくさせる方法ですが・・・・・

散歩

2009年07月15日 | 小さくても大地、そして自然
散歩にパック・ざ・ヤギは連れて行きません。
敷地以外の場所を覚えさせないためです。
かってに歩き回っても、けして敷地の外へは出て行かないよう気をつけています。
わたしが外へ出る姿も極力見せないようにしています。
だから、柵はなくても、おとなりの畑へ踏み込むことはありません。
畑の持ち主が、まわりの土を草1本なくきれいに保っているのも、ありがたいことです。




おかげで、パック・ざ・ヤギは、生えてる野菜の味を知りません。
うちのは、ありゃ、雑草の仲間。

散歩は田畑の中のコースですが、
畦も土手も、きれいに草刈りされて、
わたしから見ると、さすがプロ(兼業や趣味がほとんどですが)という感じです。

ネギの植え方、




エダマメの間隔、30cmは離してるな。

サトイモの見事さ、これに比べたらうちのは水盤のイモ。




トウモロコシ、見事なのもあるが、うちとドッコイドッコイのも。

ニンジンの葉のありよう・・・たしかにドクニンジンモドキとは違う!


実態を何も知らないことに、われながら感心します。 ほめてやりたい?!

右や左をキョロキョロみまわりながら、
カルガモを放しているという噂の田んぼはどこだろう?
はて、デマだったろうかと。
日光をたっぷり浴びた稲や野菜、
まぶしい日差しに幻惑された思いです。

ヤギは暑いのが苦手って本当?

2009年07月14日 | ヤギ
同じように草刈りしても、
わたしが真っ赤に、暑さでまいってしまうのにひきくらべ、
パック・ざ・ヤギは、白く涼しい顔して、しっぽをパタパタ、草刈りします。
わたしがのどが乾いて、みずみずとあえぎながら、日陰へ逃げ込んでも、
パック・ざ・ヤギは、冷たい水の入ったポリバケツのにおいをかぐだけです。
犬のようにハーハーいうこともなく、
あったかいたっぷりふくらんだ腹を、むぎゅーっと押しつけて、
暑さにクラクラのわたしを悶絶させます。







炎天下、木陰でなく、砂利の上で昼寝してます。

これでは絵になりません!


ヤギとヒトと自然

2009年07月13日 | 小さくても大地、そして自然
わたしの前にあるのは、とても小さな自然です。
この市は平野のはずれで、北東方向に小さな山があり、空が大きく、
一見、自然にあふれているようです。
田畑(遊休地も含む)と古い町・住宅地ばかりです。
しかし、航空写真を見ると、緑は少なく、そのほんの少しの緑の一部が
うちの周辺です。 ショックでした。 田畑は緑ではないのです。 緑とは木です。
この土地はいろんな人たちの手を経て、途中で道路に分断されながらも、
傾斜地にヒノキや竹や雑木を取り残したまま、
数年前にわたしのものになりました。
過去の所有者たちはなんの手もいれなかったため、
木々はひしめきあい、マムシを筆頭にどちらかと言えばイヤな虫にあふれています。
ほったらかしの取り残され自然は、
都合のよいゴミ捨て場にされてしまいます。
もう誰も、踏み込みたくない場所になっていました。

わたしが、掃除を始めたのは、掃除しなければ仕方ないからです。
金も力もない身としては、自力で、ヤブをかきわけ、草刈りし、落ち葉やゴミをかたづけるしかありません。
ただひとつのメリットは、体力とダイエット?でしょうか!


              ↑
    かなりウソ!  じゃなくて、 まるっきりウソ!




しかし、孤独な作業です。

助手のパック・ざ・ヤギがあらわれるまでは。

この助手は新米で、食べるものから気をつけてやらないと、
いつ死んでしまうかわからない未熟さを持っていました。
だから、こちらも草の名前を知ることからはじめました。
いままで、雑草とひとくくりにしていたもののひとつひとつが
名前と住所と性格をもっていること、かってに移動していくこと・・・・

知識と実感はまったくの別物でした。

助手とは言いながら、パック・ざ・ヤギは
わたしを自然へと誘う先達でもあります。
おかげで、草木をよく見るようになりました。
草木の強さ、弱さ、人の干渉で変化する自然・・・・

いずれはパック・ざ・ヤギに自然管理員として、
自由に歩き回って欲しいものです。





ヤギとヒトと草

2009年07月12日 | 小さくても大地、そして自然
この問題はいつも念頭にあり、パック・ざ・ヤギの行動を観察してます。
なので、定期的にアップします。

うちに来た頃(3ヶ月末)、生家ではヘイキューブを食べ、雑草も食べるということでした。
ヘイキューブはないので、少量の干し草チモシーにし、
あとは物干しにつないで、まわりの草を食べさせました。
エノコログサ(穂はきらい)、メヒシバ、セイタカアワダチソウ、ススキ、コニシキソウ、スベリヒユ・・・・

このコニシキソウとスベリヒユが不思議です。
それまで、毎年いやになるくらい生えていたのが、
ヤギ導入とともにパタッと生えなくなり、全滅してしまいました。
ヤギ(糞尿?)が嫌いなのか、踏み圧に耐えないのでしょうか?

おまけに、わたしの刈り草のせいで絶滅しかかっているのがビナンカズラ(歌に出てくるサネカズラ)、
困りました。 小さな芽生えを大事にしてますが、ツルはどこへからませよう?
パック・ざ・ヤギは好物なので、芽生えも総ざらえしそうです。







当時食べようとしなかったのが、クズ(今は大好き)、ヨモギ、クローバー
今でも食べないのが、アオキ、ビンボウカズラ、クサギ
当時食べて、今は食べないのが シュウ酸が多く酸っぱいカタバミです。
ツルクサは大概好きなのですが、ビンボウカズラとヘクソカズラは食べません。

わたしがそっと草の名前を耳打ちしてやったからです???







2歳を超えて、食べる草は好きなようにまかせていますが、
当然、草の多い時期は好きな草ばかり食べます。
草の少ない時期はそんなこといってられないので、
いつもは食べないアメリカセンダングサ、カボチャの葉やツル、タチアオイの葉、








ササの葉、コンフリー(これは現在は毒草のほうに分類されているので、ほとんど刈り捨てますが、全滅させるつもりはありません。)も食べます。

ナンテン以外の毒草(ヨウシュヤマゴボウ、イヌホオズキ)は、ほとんど食べませんが、
まれに一葉かじりとったり、タケニグサのように味見?することもあります。
ビニールやタバコのフェルターなども草の一種と思うのかもしれません、
プラスチックや金属などはなめます。

だから、ヤギは毒草を食べないというのは、
生きてるヤギは今のところ致命的には毒草を食べてなかった!
ということのようです。

病気や事故以外にヤギの寿命はこれら食べている草木で決まるのでしょう。
ま、ヒトも同じようなものですから・・・・・

しかし、ヒトが介在すると、概して自然の多様性というものは
なくなるものですね。


追伸
なぜ、冬にカボチャの葉が? と思った方、
あなたはカシコイ!
夏食べたカボチャの種を、生ゴミと一緒に地面に埋めると、
冬まで成長します。 霜がおりるとだめになりますが。

なんの虫やら

2009年07月12日 | 小さくても大地、そして自然
草刈りは、ヘビ、トカゲ、カエル、ムカデ、ハチ、カ
などと遭遇するので、重装備ですが、
物干しの下などの草を刈るときは、ついでにちょこちょこっとしがちで、
当然、軽装になります。
その報いで、たぶん、襟首から、虫が入ったようです。






気がついたときは、背中の何ヵ所かが、ちくっ、ちくっ、ちくっ
ぴりぴりするやら、かゆいやら





服を脱いで調べても、虫はいません。
小さく、這う感じがしないので、蟻のような気もしますが、
こんなに刺すでしょうか?
服の上から探るので、むこうさんも必死だったのかとも思います。









今後は、外では首にはタオルなどかけて





雑草もかわいい

2009年07月10日 | 小さくても大地、そして自然
のか?、それともただの無精か?
雑草に埋まってきました。
シバヤギ1頭の食べる量はたかがしれています。
くわえて、毒草とビンボウカズラ(本名ヤブカラシらしい)以外は、
みな根っこを残してるので、 獲るより増える梅雨の草 
(おお、期せずして俳句の切れ以降ができてしまった!)
上の五文字は・・・・・
ヤギいても?   なんかなあ
長雨に?     雨がかさなるなあ
ヤギ飼いて    にしよう

 ヤギ飼いて取るより増える梅雨の草

ヤギ飼いが苦悩しております。
ヤギを飼って、雑草を減らしてもらおうと思ったのに、
ついヤギ可愛さに、おいしいおいしいと食べる雑草も大事にして、
もっともっとと、草の種もバラ播き、よろこんでおりましたが、
梅雨の長雨に、伸びるわ伸びるわ、
ヤギは雨宿りで見ているだけで
あーーーーーーっというまに、雑草だらけになってしまいました、ちゃんちゃん。









未練がましいですが、

 ヤギ飼いて喰うより増える梅雨の草

のほうがいいでしょうか?
ああ苦吟の夜は更けて・・・・

それとも、
 喰うから増える梅雨の草??
 喰うても増える
 喰うのに
 喰うなよ

芭蕉の悩みを我は知る♪

石垣の上の暗闘

2009年07月09日 | ヤギ
今日の仕事場はここだ





ちょっとちがった、そこはネギ畑。 
(ネギにシソが勝手に加わり、さらにエノコログサ・・・ほかが)
仕事場はこっち





あとからついてくるよーに





世の中のヤギってみんなこんなんでしょうか?
毎回、石垣の縁で、わたしを突き落としても、前へすり抜けていきます。
ヤギをヒツジの群れに入れると、群れはヤギに従う
という話を思い出すのはこんな時です。





前方に障害物あり
ここでしぶしぶ石垣の縁から離れ





また石垣の縁をあるきます。
コンクリで固めてあるので、ヒトにもヤギにも歩きやすく、
どちらも道をゆずりません。





はじまで歩いただけじゃ仕事にならないんですが・・・・

ここはかつて、わが背子のバラ園?でした。



パック・ざ・ヤギの真実

2009年07月08日 | ヤギ



たらふくすたこら逃げていくパック・ざ・ヤギのうしろ姿が面白くて
思い出しながら描きましたが、
どうも、真実と違うところが1カ所あるようです。






去勢ヤギは生後1ヶ月くらいまでに
ゴムで睾丸まるごととってしまうケースが多いようです。
だから股間はのっぺらぼうになります。
パック・ざ・ヤギは生後4ヶ月はじめに、犬猫専門医が
麻酔をかけて、袋を切開し、中身だけ取りました。
見かけは牡ヤギですが、袋の中はからっぽ。
袋は縮むと言われましたが、今でもしわしわに自己主張しています。

でも、心理的には見えません。
したがって、あながち嘘とも言えません。
そういえば、髭もそうです、やはり見えません。



くさぐさ

2009年07月08日 | 小さくても大地、そして自然
おかえり~~(承前)




雨のあいまに、ヤギ柵チェックに参りました。
雨漏り、吹き込み、土砂くずれのご用はありませんか?





新鮮なごはんが欲しいそうで、一緒に開墾地へ行きました。
しかし、気になる草が・・・・・

ヨモギに混じって生えてるこの草
パック・ざ・ヤギが食べない草で、ニンジンの葉に似てるので
ドクニンジンかな? 
ソクラテスの死刑執行に使われた毒草です。

『飲めばいよいのです。それから足が重くなるまで歩きまわってください。そして横になっていれば死は自然と訪れます。』 ソクラテスの死刑執行人
インターネットより




日本には自生しないのですが、札幌郊外で、山草のシャクと誤食中毒例があるそうです。
外国より持ち込まれたものが、逃げ出した可能性もあるので、
気をつけています。
ただ、ドクニンジンなら、茎にソクラテスの血と言われる赤い斑点があり、
いやな臭いがするそうです。
いやな臭いだけじゃわからん。
山椒ならいい香り、カラスザンショウなら悪臭と書いてあったが、
実際には大した違いは感じられませんでした。

うちのドクニンジンもどきは、ヨモギの香りで、赤い斑点なし。
だれか食べてみてくだい。


毒草仲間のイヌホオズキ
虫食いだらけで、すぐみつかります・
毒草を食べる虫もいるのが、ひっかかります。
ひょっとして、虫のなかには、こんな毒ある草を食べて、
自らも毒ある虫になるものがいるのじゃないかと・・・・・・




ヨウシュヤマゴボウもよく食われていますが、
こちらは別種の虫が食べてるようで、食い跡の形が違います。
いったいどなたが?





こちらは幹の皮が胃薬になるアカメガシワで、
柏のかわりに、むかしは食べ物を包むこともあったようです。
赤い芽がでることで名付けられたそうです。
薬にはなっても、毒にはならなそうです。
水分含有量も多そうで、枯れた葉でもパック・さ・ヤギは好んで食べます。





収穫物の点検
イタドリ、クズ、ヒメジョオン、カナムグラ、ヨモギ、オーチャードグラス、ミツバアケビ、アカメガシワ、ムク、エノコログサ、ブタクサ、あとはわからん
パック・ざ・ヤギにはできるかぎり、多種類の草を食べさせています。
配合飼料とか穀物とかをまるっきり与えず、自然の草木と冬の干し草だけが食べ物です。
草の中には毒もあるでしょうが、好きなように多種類たべてもらうことで、
自然の治癒力を期待しています。
食べたものがパック・ざ・ヤギを生かし、そして寿命を決めます。





雨よけに虫が集まるので、蚊取り線香を焚いていますが、
思いついてヨモギを敷き詰めてみました。
ヨモギに虫はたからないようなので、さて、どんなもんでしょうか。





おまけ
これは食べられるかな?



すたこら

2009年07月07日 | ヤギ
開墾地に穴を掘って、生ゴミを埋めながら
下の斜面にいるパック・ざ・ヤギを見ると、




ビワを食っておいでです。
こらあと、手練の手業、つぶて投げ、
大きく弧を描き、パック・ざ・ヤギの心胆を寒からしめました。




パック・ざ・ヤギは、すたこら逃げだし、





今日はどこまでいったかなあ

ムクノキ

2009年07月06日 | 小さくても大地、そして自然
ずっと雨ということで、
昨日、パック・ざ・ヤギのごはんを用意しました。



この木を切ると、当然倒れます。
フェンスが壊れることになります。
すでに、倒れた枝で、へなへなの垂木が折れてしまいました。
たとえ、フェンスを壊そうと、倒木を優先することにしました。
なに、あのへなちょこフェンスなら、いつでもつくれるわい。


さいわい、この木はムクノキです。
ムクノキはすばらしい木です。
その実は干し柿味の小さく、甘く、黒く、鳥たちの大好物です。
その葉はサンドペーパー状で、幸田露伴も掃除指南として、
娘の文さんに白木の道具箱をこの葉で磨くよう指示しています。
鳥が食べたあとの、堅い堅い種から、至る所にこどもが生えてきます。
すばらしく大きくなります。 枝もたくさん出て、葉もたくさん生えます。
樫のように、白カビがつくこともなく、虫もたかりません。
パック・ざ・ヤギの大好物です。 
この木の皮は、おそろしくしなやかでじょうぶで、
木部を切っても、皮一枚で大枝を支えます




ラッキー!
フェンスの向こう側にぶらさがってくれました。

残念なのは、ムクノキが落葉樹であることです。
夏は空いっぱいにひろがり、涼しい木陰を





冬は葉を落とし、明るい斜面を。





水分が少なく(ヤギが大量に食べられる!)
すぐ乾いて、カサカサになります。
ヤギ食としてはせいぜい2日前後のいのちです。
でも、雨にうたれれば、もう少し長持ちするでしょう。

今回の量は2日分なので、
まだ雨が降り続くなら、また、切りに行きます。
大木は更新のため切って、若い木を育てねばならないのですが、
1本あまりに立派で、心理的にも機動的にも切れないムクノキがあります。
2本にみえますが、二股の1本です。