安倍川餅

きな粉とあんこって。
おふくろが「あべかわって醤油の海苔で巻いたやつじゃねぇの？」と。
俺もそう思った。
醤油焼きの餅を海苔で巻いて食うのが「あべかわ」だと。
「あべ皮」って皮が海苔のことだと思ってた。
「あべ皮」じゃなくて「安倍川」なんだね。

静岡の安倍川の茶店の名物のつきたて餅を小さくちぎってきな粉を
まぶしたものが「安倍川餅」。
今ではきな粉餅とあんこ餅を一緒に提供するのが多いらしい。

醤油焼きの餅に海苔を巻くのは「磯辺焼き」ね。
秋田じゃ「磯辺」ってほとんど聞かない。
海どころじゃ海苔は磯辺じゃなくてそこらじゅうにあるもんね。

醤油の餅。

全国的にいろんな形態があるようで。
焼いた餅に醤油をつけて食べるのが一番簡単だろうけど、
醤油に砂糖というのも一般的だね。
それが醤油をつけて焼くとか焼いて海苔を巻く「磯辺」。
トウガラシなどで辛くそるのもあり、ゆずコショウというのもあるようで。
ご飯を焼く御幣もちなどでみると味噌焼きというのもありだろうね。

そもそも餅は米。

ご飯系とすれば餅納豆や揚げ餅など焼くだけじゃなく煮ても揚げても
いろんな調理は可能なわけで。
しかもご飯と違って多少の保存ができる。
スイーツとして古くからあるね。
「安倍川餅」に限らず有名なものも多いし。
「信玄餅」とか「赤福餅」など日本全国に有名な餅がある。

秋田では？

最近じゃ「バター餅」かな？
セキトのしんこ餅とか畠栄のあんごま餅も評判だよね。

でも、どれも甘くて高カロリーっていうのが・・・