幹事さんのひとりごと

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やめなる

2011年09月22日 | ことわざ思考
東北の他の地域で使う言葉かはわからないけど、秋田以外じゃ
あんまり使わないみたいだな。

「のぎしてじだっとしてやめなるな」

「のぎ」
暑いということで”ぬくい”が語源じゃないかと思うんだけど。
発音は「のGI」であって「野木」「乃木」などの「んぎ」ではない。
「のぎして」「暑くて」ということだ。
「じだっと」とはじめじめとして汗ばむことを指す。
へばりつくようなことを「じだっと」と言う。

そんで「やめなる」。

「やめる」ではなくて「やめなる」だ。
「やめになる」ということなんだろうな。
「やめ」とはなんじゃいと。

「やめなる」とは、嫌になるとか頭にくるとかいう意味。

たぶん、病(やまい)を短縮して「やめ」と言うんじゃないかと。
「暑くてじめじめして病になりそうだ」
そんな意味じゃないかと思うんだけど。

秋田弁と言っても東北・北海道で同じ言葉を使うこともある。
そして北前舟で直接交易のあった京都の言葉も混じる。
県南は山形から中央の出入りがあっただろうし、県北は岩手の
南部の影響や銀山・鉱山で金沢方面から移って来た人も多かったと。
秋田・土崎は国内のみならず、外国とも貿易してたみたいで。
いうなれば秋田発祥の秋田弁というのがわかりにくい土地柄なのかも。

いろんなところからいろんな人々が集まる。
それが伝統文化だとすれば、祭りも同じなのかもしれないなと。
在住者じゃなきゃ町内者じゃないと言えない文化を持っていたんじゃない?
人口減少のこんな時代でもみんなで集まれば祭りもできる。

関係ない話になっちゃったけど「やめなる」ことを吹き飛ばし、
同じ目的を持つ者同士手を取り合って楽しく行こうや。

ってなんの話だったんだっけ?


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3 コメント

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北前舟もあるだろうけど (雲板)
2011-09-22 11:37:37
北海道のにしん漁に出稼ぎした人が多く、他地域に比べ交流が多くあったとか
居着いた人もいただろうし、そんなことから同じ言葉が使われるってな・・・
秋田弁だと思ってる言葉の中には、逆に北海道から伝わった言葉もあるかも?
北前船 (秋田ふるさと会)
2011-09-24 09:09:05
江差に姥神祭りという300年続いている祭りがあって土崎と同じ曳山です。音頭あげがいっしょです。音頭あげはニシン漁のときの音頭かもしれません。ところで港囃子習いたいのですが可能でしょうか。
姥神祭り (幹事)
2011-09-26 09:05:44
調べてみました。
そっちが元祖として土崎がまねしたという可能性もありますね。
同じものをやったのではないのでまねという言い方もおかしいけど。

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