夕べ、町内会の総会があった。
年に一度、事業報告をする新年会である。
マルは算数がちょーにがてだが、会計監査役をしている。
一応、役員の任期は終わっているのだが、監査としてまだ
ちょろちょろ口をはさんでいる。
新年会といえばお酒がつきもので、これもまたちょーにがてで困っている。
ビールを見ただけで逃げ出したくなるのだが、
オネイチャンにつがれると断ることは絶対にできない。
いきなりハイになってグピグピ飲む悪い癖がある。
今回は懇親会の司会も仰せつかっていたので、うまくかわすことができ、
なんとかほろ酔いで家にたどりついた。
ＰＣ先生のテンさんとコーヒーを飲んでいると、
飲み足らない嫁達がお隣で飲んでいると連絡がはいった。
ラーメンおつまみを持参して
二人でちょっと様子を見にいったのが間違いのもとだった。
お隣の酒豪美人妻あやちゃん
は高級ワインを持ち出して
白とか赤と言いながらグラスについでくれたのである。
いきなり舞い上がったマルは禁断のワインに手をつけてしまった。
ジュースのようにスコスコ喉に通るのである。
生中２杯でリミッターをオーバーする貧弱な肝臓に、
チャンポンのワインはかなり危険だ。
気がつくと家のコタツのなかでクルクル回る天井との戦いであった。
朝、何度となく鳴り続ける電話のベルにしぶしぶ出たら、
やはり現場に出て来いと言う。
日曜というのにゲロゲロである。
しかたなく割れそうな頭をかかえながら仕事をこなしてきた。
やっぱり、現場の戦士に休みなどない。
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