イナバウワー ?
何それ?
どんな技?
荒川静香の名前が出で来るとかならず一緒に聞く言葉だ。
なんかかっこよくて凄そうな呼び名だ。
少し調べてすぐにわかった。
あの後ろに反り返って横に滑る技だった。
48年も前に西ドイツのイナバウワーって選手が使った技だったらしい。
荒川は今、その使い手としては世界一だ。
彼女の超柔軟な体とたぐい稀なバランス感覚によって
人々を魅了してきた。
ところがなんと、
新採点基準では
なーんも関係ない
というではないか。
ビックリ驚愕である。
イナバウワーが加点の対象ではないらしい。
だんだん彼女を見る目が変わってきた。
得点にがんじがらめのプログラムを捨てて、
荒川静香らしさで審判員でなく観客へアピールする。
なかなかやるではないか。
これこそ日本人がこよなく愛する
フィギアスケート道である。
しみったれた採点なんかほっておいて、
思いっきり美しい演技を見せておくれ。
マルは君を応援しているぞ