人事異動の季節だ。
他の勤務先と比べて多いか少ないかは分からないけど
わたしの勤務先もちょいちょい人事異動がある。
そういうときに必ず言い出す人がいる。
「みんなで何か記念品をあげませんか?」
どうしてみんなで。
なんで一人でやらないのだろう。
その心は推測するしかないけれど
①勝手なことをしたと思われたくない。
②出しゃばりだと思われたくない。
③みんなでお金を出し合えばちょっとよいものが買える。
もっと色々あるだろうけど、思いつかない。
なぜならわたしはこういうときに「みんなで」なにかするのが嫌いだからだ。
学校の時もいたなーと思う。
こういうこと言い出す人。
別の事業所の人から聞いた話では
部署が違うのに「ご協力下さい」と強制的に集金されるのだそうだ。
それが嫌だとその人は言っていた。
が、難しいのは声をかけないと怒る人もいるってこと。
なんで言ってくれなかったの、とか
参加したかったのに、とか。
気持は分からなくもないのだ。
送別品を渡そうか渡すまいか考えるくらいなら
何を渡そうか思い悩むくらいなら
「みんなで」のが楽なのだろう。
でもわたしは、送別の品は一人で渡したい。
いつもそうしている。
その代わり、誰にでもは渡さない。
嫌いな人には渡さない。
どうしよっかなーと迷ったら渡さない。
迷わず、送りたい人にだけ。
どうしてみんな、そんなに好きでもない人に
「みんなで」なにかを渡そうとするんだろう。
そんなに好きじゃないから「みんなで」やるのか?
それが普通の常識なのか。
わたしは何の役職にも就いていないのだけど
長く勤めていてよかったなーと思うのは
参加したくないことに関して
「わたしパスで」
と言えることだ。
これがもし、古株のわたしから持ちかけていたら
きっと断りにくいよね。
でもみんな、なんだかんだいっても
「みんないっしょ」が好きなんだよなー。