まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

友達100人いなくても♪

2024年03月02日 19時08分46秒 | 日々雑感
大掃除をしていると小学校の通知表が出てきた。

捨てていないのでどこかにあるとは思っていたがこんなところにあったのか。

成績のことはともかくとして、先生からの連絡欄に

「お友達と仲良くしましょう」の文字。

一度だけではなく、何学年にもわたって、担任が替わっても書かれている。

どれだけ友達と仲良くしていないんだ。

昔の先生は雑だったなぁ。

友達と仲良くできないのはわたしの自己責任で、頑張って仲良くしなさいって書いちゃうんだから。

頑張れば仲良く出来ると、本当に思っていたのだろうか。

いじめをしていたとか、そういうことではない。

むしろ逆だ。

今もそうかもしれないけど、小学校でも中学校でもクラスには「女王様」みたいな子がいる。

大抵は運動も勉強も出来て明るくて活発で子供らしくて、

なんとなく見た目も良くて先生には気に入られている。

そういう子が遊びの場でずるをすると、みんなは黙っている。

わたしは「ずるいよ」と言う。

正義感とかいうより、わたしは我が強いのだ。

それですぐ仲間外れになった。

周りの子に「あの子と喋っちゃダメ」と命令され、わたしはよく孤立した。

他の子がそういう風に仲間外れになったときに、わたしは話をしたけど

わたしが仲間外れになっても、その子は口をきいてくれなかった。

子供の処世術とはそういうものだ。

友人が多い子供が素晴らしいという風潮はずっとあり、

子供の頃から肩身が狭いなーと思っていた。

が、大人になって分かったのは友人が出来るかどうかというのは

性質に負うところが大きいのではないだろうか。

人と波長が合いやすい人、合いにくい人。

1人でいるのが嫌な人、平気な人。

でも孤独と孤立は違う。

誰もいない場所で1人は平気でも、みなが楽しそうな場所で

ぽつんとしているのは楽しくない。

絶賛、仲間外れ中の昼休み、わたしは1人で校庭をあてもなく歩いた。

仲間外れにされる筋合いはなかったが、わたしを仲間に入れる義理もかばう仁義もない。

それが子供というもの。

いや、大人になってもあるけどね。

でも子供の時よりはましかなあ。

大人になってよかったと、本当にいつも思う。

友人がいてもいなくてもどうにかなるもんである。

学校で浮いていても大丈夫。

浮きっぱなしでもどうにかなるから。

大人になったら自由が待っているから。


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