チーム・マリエント

八戸市水産科学館から「海から拓けた町」八戸の旬の情報を発信していきます

一匹の魚から知る生物環境問題

2024-01-07 12:33:08 | マリエントの生き物達

みなさんこんにちは!

 

今日はいくつかの水槽を掃除しました。

その中でも、興味深い魚とその環境問題について少し詳しくご紹介をしようと思います。

 

ご紹介する魚はこちら!

右側にギラギラとボディーを輝かせている魚がいますね。

名前はタイリクバラタナゴと言います。

元々は、中国南部、台湾、朝鮮半島の辺りから1940年代に移り渡って来た要注意外来種なんだそうです。Σ(・ω・ノ)ノ!

なぜ・・・?要注意外来種なのかと言うと!

まず、日本にもこの魚と同じ血筋を引いた日本原産の”ニッポンバラタナゴ”という魚の種族がいます。

そこで外来種のタイリクバラタナゴは、侵入先にいる近縁種であるニッポンバラタナゴと、

いとも簡単に交じり合ってしてしまいます。こうすると、交雑種が生まれてしまいます。

 

ここで生まれる問題としては、在来種の絶滅を生じさせ、更には生態系を脅かす新種ともいえる生物を作り出す危険性が

あるということが挙げられます。その為現在、環境省では「要注意外来生物」に認定されているらしいです。

 

一つの魚を調べてみると、予想もしなかった事柄が根掘り葉掘り出てきては、そこから生物環境問題の実態を知ることが出来ました。

なんだか視野が広がった気がします。

マリエントでは、魚や生き物たちをただ美しいと眺めるのではなく、その生物について詳しく知ることが出来る場所であり

他の水族館には無いものだと思います。

一つひとつの水槽にその生き物たちの情報が書いてあるので、興味のある人はどうぞお越しにいらしてくださいね!(#^^#)

 

 

 

Byピンク

 

 

 

 

 

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