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マリーのぽわぽわ日記

愛犬マリーと読書・ゲーム・音楽が中心のつれづれ日記

読書の日々

2007-08-27 22:09:40 | こんなの読んだよ
休日にでかけなくなったので、読書がはかどる。
最近(8月に)読んだのは……

『となりのクレーマー』(中公新書)
『世界征服は可能か』(ちくまプリマー新書)
『呪怨』(角川ホラー文庫)
『新耳袋』(角川文庫)
『かの人や月』(マーガレットコミックス)全3巻
『私がいてもいなくても』(マーガレットコミックス)全3巻
『7SEEDS』(小学館フラワーコミックス)11巻以下続刊連載中
『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)

岡田斗司夫さん、面白いなあ。波長が合うみたい。オタクだから?
『呪怨』は話より表紙が怖かったよ。著者の大石圭という人は、文藝賞でデビューした人で、本来純文学の人だと思っていたのだが、最近は専らホラーのようだ。
エロいシーンがうまい。

まっとうな長編名作小説は読まないのか!と思われそう。
今は新潮文庫の『星の王子さま』。

『夢を与える』綿矢りさ著(河出書房新社)

2007-02-16 00:09:42 | こんなの読んだよ
すごいすごいすごい!

久しぶりに文芸書でコーフンしてしまった。
綿矢りささん、ファンになっちゃったよ!

巷では賛否両論あるというが、私はすごくいいと思う。
綿矢さんはこれからもきっと、丁寧に読まれ愛されていく作家になると思う。

話の内容にコーフンしたのではなく、彼女の才能にドキドキした。
歳は関係ない。
物語の構成、人物配置、感性、文章、全体を漂うセンスなどが
ただものではないと語っている。

新刊なので、内容は秘す。

未読の人は買って読むべし!

鋼の錬金術師15巻

2006-11-21 22:25:44 | こんなの読んだよ
超人気の少年漫画。でも女の子もたくさん読んでいる『鋼の錬金術師』
今日、早売りの所で買っちゃいました。
これ、読まずに死んだら、人生の損!
今回の15巻は、今まで謎に包まれていたイシュバールの殲滅戦について
しっかり書いてあり、今は亡きヒューズ准将もご登場。
おいしいとこ取りです!
明日は昼飯削ってでも、買うべし!

『本読む私』(華恵・著 筑摩書房)

2006-06-27 00:22:34 | こんなの読んだよ
仕事で読んだプレリリース版の本。未校正のものを筑摩書房さんからいただき、読ませてもらった。
アメリカと日本の両国で暮らした経験のある15歳の少女が書いた、本にまつわるエッセイ。本を愛する気持ちは人一倍。人を大切に思う気持ちもたっぷりある。
文章がうまいとか、そういうのは別として(うまいけど)いい本だなーと思った。
7月10日搬入予定。期待して良いと思います。

『うちの猫が訴えられました!?』(山田タロウ・著)

2006-06-05 23:51:52 | こんなの読んだよ
はやりのブログ本です。
あんまり読まない部類なんだけど、裁判の話しだし、面白そうと思って新刊で入ってきた貴重な1冊を買ってしまいました。
訴えられたのは著者、山田タロウ(仮名)さん。
訴えたのは向かいに住む川端(仮名)さん。顔は知っているが、話したことはないという仲。
ある日山田さん宅にいきなり「裁判所へ出頭しろ」との訴状が届き、「おまえのうちの猫がうちの高級車に傷をつけたので110万円払え」という内容が記されていた。
しかし、ここから始まるのは世にもトンチンカンな、裁判ともいえない、笑い話のような、しかし実際にあった話なのです。
めちゃおかしかったね。
少しでも法律や裁判を知っている人なら、お腹の皮がよじれるほど笑える。
全然知らない、という人でも常識さえあれば適度に笑える。
これを司法試験間近の友人に貸そうとしたら「のめりこんで試験勉強できなくなるから、終わったら貸して」と言われました。

『11人いる!』(萩尾望都・著)

2006-05-25 23:58:09 | こんなの読んだよ
萩尾せんせいは、私にとっては神のような存在。
萩尾望都、というと『ポーの一族』や『トーマの心臓』がまっさきに挙げられるが、私が1番好きなのは『11人いる!』。
宇宙パイロットになるための試験を受けに来た受験生が試験場である宇宙船に乗り込んだところ、人数が1人多かった。いったい誰が偽者受験生で、何の目的で乗り込んできたのか?
船内で起こるさまざまなアクシデントと異端者がいるという心理が絡み合い、物語はスピーディに進んでゆく。無駄なコマは1つもない。
緊迫した舞台設定なのに、ドキドキするだけではなく、時には笑いを、時にはロマンスを織り込んである。
私にとってこの話が「ツボ」なのは、登場人物たちが全員「受験生」であり、「宇宙大学」に入学することが目的になっていることだ。
また、彼らが入学してからの短編もいくつかあって、こちらはよだれが出るほど羨ましい生活ぶりだ。全寮制で(あこがれますね)夜通し宗教学の話をしたり、かと思うと自発的に研究発表をして仲間に公開したり。
そして、「勉学の権利」を大学によって絶対的に守られている。敵が攻めてきても、バリヤーを張って防いじゃうくらいなのだ。
遅まきながら、わが書店でも共有知識を増やしていこうという目的で、有志による勉強会が6月から始まる。講師は仲間の誰かであり、参加した人にはいつか講師になってもらうシステムだ。業務時間中はできないので、時間外。
私はこれだけでもかなりときめいてしまう。
大学で自分の専攻した勉強三昧なんて夢のようだ。
でも、もう大学生には戻れない。『11人いる!』を読んで、「いいなあ」と思うだけだ。

津山三十人殺し(筑波昭・著・新潮文庫)

2006-05-24 02:49:45 | こんなの読んだよ
怖かったです。何が怖いって、大量殺人そのものよりも、思考回路が私と似ていることが怖かったです!
でも、殺しませんけどね。
これは「八つ墓村」の下地になったといわれている、実際にあった事件で、1人の青年が、1つのの中で村八分にされたことを恨んで、(それだけではないが)村人三十人を次々と殺し、自分も自殺したという世にも恐ろしい大量殺人事件を、克明に追った本です。
青年の生い立ちから村の風潮、という孤立した条件などが重なって、起きたものです。でもまぁ、結局は青年の自己愛の強さが原因かなとも思うけど。
どろどろしまくっていますから、現実があっさりしているかたにお勧めします。
取材は綿密で、調書などからもそのときの様子がよくわかります。

沖で待つ・絲山秋子著(文藝春秋)

2006-03-04 00:09:33 | こんなの読んだよ
今回の芥川賞作品ですが、そういう肩書きをとっぱらって読んでも十分よい本です。大笑いできるかとか、すごい大展開があるかとかいうと、そんなことはないんですが。
住宅設備会社に勤める主人公には、同期入社の太っちゃんという人がいる。同期なので、仲間、戦友のようなものだ。
あるとき、既に別の人と結婚した太っちゃんが「俺が死んだらパソコンの中を見られたくないから誰にも見つからないように壊しにきてくれ」と冗談半分に主人公に頼む。ちゃんと実行できるようにいろいろ一式送ってきてくれて、主人公は「本気なんだ」と知る。
ここから先は本編を読んでほしいが、あまい恋愛に展開することだけはないといっておきます。それが悪いというわけじゃないけれど、作者はそういうのを書きたかったんじゃなくて、男女間の愛情よりもっと強い絆を表現したかったのでは?と思っています。
よい本です。

「イヴの眠り」(小学館・吉田秋生 著)

2006-01-03 21:57:49 | こんなの読んだよ
え!もう終わりですか、吉田先生!…と言いたくなったよ。吉田秋生といえば、連載は10巻以上続くもの、と決めてかかっていたもので。
今度は女の子が主人公だし、舞台はハワイで、うーん新鮮、とおもいきや、すぐに舞台は日本に移り、前作「YASHA」の完全な続きだということもわかった。
続き、ということはYASHAの終わりを読んでいないと意味がわからんのです。
私は友達に全巻借りて読みまくり、それから「イヴ…」を読み始めたっていうのに、もう終わっちゃうんですか!?
アンケート悪かったのかな。でも面白いけどなぁ。
やっぱり吉田秋生のマンガは主人公は男っていう不文律があるのかもなぁ。
次の連載(あるのか?)は男主人公で頼みますよ。センセー。

下流社会(光文社新書)

2006-01-03 21:38:57 | こんなの読んだよ
うわさの「下流社会」読みましたよ。だって、店ですごい売れ行きなんだもん。
私は昔から売れると読みたくなくなる傾向があったのですが、本屋に勤めるようになってからは、「何がそんなに面白いのか知りたい」と思うようになり(それが普通か)ベストセラーに手を出すようになりました。
なんだかこれ読んでると、「ああ、私って下流」と思ってしまい、ちょっと暗くなる。未来も下流だぞと言われているようで。しかし、著者は下流=悪いことと言っているわけではないのだけどね。
ただ、下流と上流(お金をもっている人たち)との差があまりにも開きすぎている社会は健全ではないと思うし、発展も望めないと思う。頑張っても無駄だよって言われたら誰も頑張る気起きないものね。
若い人がちゃんと安定した仕事に就けるくらいの社会にはなってほしいざます。