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マリーのぽわぽわ日記

愛犬マリーと読書・ゲーム・音楽が中心のつれづれ日記

津山三十人殺し(筑波昭・著・新潮文庫)

2006-05-24 02:49:45 | こんなの読んだよ
怖かったです。何が怖いって、大量殺人そのものよりも、思考回路が私と似ていることが怖かったです!
でも、殺しませんけどね。
これは「八つ墓村」の下地になったといわれている、実際にあった事件で、1人の青年が、1つのの中で村八分にされたことを恨んで、(それだけではないが)村人三十人を次々と殺し、自分も自殺したという世にも恐ろしい大量殺人事件を、克明に追った本です。
青年の生い立ちから村の風潮、という孤立した条件などが重なって、起きたものです。でもまぁ、結局は青年の自己愛の強さが原因かなとも思うけど。
どろどろしまくっていますから、現実があっさりしているかたにお勧めします。
取材は綿密で、調書などからもそのときの様子がよくわかります。

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