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マリーのぽわぽわ日記

愛犬マリーと読書・ゲーム・音楽が中心のつれづれ日記

『11人いる!』(萩尾望都・著)

2006-05-25 23:58:09 | こんなの読んだよ
萩尾せんせいは、私にとっては神のような存在。
萩尾望都、というと『ポーの一族』や『トーマの心臓』がまっさきに挙げられるが、私が1番好きなのは『11人いる!』。
宇宙パイロットになるための試験を受けに来た受験生が試験場である宇宙船に乗り込んだところ、人数が1人多かった。いったい誰が偽者受験生で、何の目的で乗り込んできたのか?
船内で起こるさまざまなアクシデントと異端者がいるという心理が絡み合い、物語はスピーディに進んでゆく。無駄なコマは1つもない。
緊迫した舞台設定なのに、ドキドキするだけではなく、時には笑いを、時にはロマンスを織り込んである。
私にとってこの話が「ツボ」なのは、登場人物たちが全員「受験生」であり、「宇宙大学」に入学することが目的になっていることだ。
また、彼らが入学してからの短編もいくつかあって、こちらはよだれが出るほど羨ましい生活ぶりだ。全寮制で(あこがれますね)夜通し宗教学の話をしたり、かと思うと自発的に研究発表をして仲間に公開したり。
そして、「勉学の権利」を大学によって絶対的に守られている。敵が攻めてきても、バリヤーを張って防いじゃうくらいなのだ。
遅まきながら、わが書店でも共有知識を増やしていこうという目的で、有志による勉強会が6月から始まる。講師は仲間の誰かであり、参加した人にはいつか講師になってもらうシステムだ。業務時間中はできないので、時間外。
私はこれだけでもかなりときめいてしまう。
大学で自分の専攻した勉強三昧なんて夢のようだ。
でも、もう大学生には戻れない。『11人いる!』を読んで、「いいなあ」と思うだけだ。

またまた鬱っぽい……

2006-05-25 23:18:24 | メンタルヘルスケア
なんだか、ついこの間もこんなことを書いたばかりのような気がするのですが。
……そうでもないか。半年以上は前ですね。
今度のはなんだか変な感じです。食欲も普通だし、何もできないというわけではないのですが、職場に行くと何をしたらいいのかわからなくなってしまいます。
で、いつもの決まりきったことしかできません。
本当は課題山積みなのです。(大学の)先生にご連絡して、企画を1つやることにもなっているのですが、その連絡すらできません。
棚も総入れ替えする予定だし、発注しなきゃならない本もたくさんあるし、勉強しなきゃならない事だってあります。しかもあんまりのんびりしていられないものです。
そういうのがプレッシャーになっているのかしら?と思ったのですが…自分じゃよくわからんのです。
あと、ちょっと前までいろいろ教えてくれていた人が忙しいのか、何か思惑があるのか、必要最低限のことしかしゃべらなくなってしまいました。
何か悪いことしたかしら?
でも怖くて聞けません。
女子高生か!私は!もー。

トイレde名刺交換

2006-05-25 22:44:16 | 本屋つれづれ日記
昨日、職場のトイレに入ったら、ドアが硬くて出られなくなり、思いっきり引っ張ってやっと出られた。
隣の個室から出てきた人と目が合ったので
「このドアすごく硬いので、こっちは使わない方がいいですよ」
と言うと
「カバン掛けのフックを持って引っ張ると楽ですよ」
と教えてくれた。でも私は以前それをやって、ドアが開くと同時に後ろのタイルに頭をぶつけた苦い経験があるのだ。
それを伝えて
「だいたいここのトイレ、通気は悪いし芳香剤の1個も無いし、ボロいですよね」
とつぶやくと
「あ!でも東大はもっと汚いし狭いですから!」
と言う。よく見ると、手にキン○ジムという名前の入った袋を提げている。
「ああ、営業さんですか」
「はい、これから東大に行くので、あそこのトイレは入りたくないから、ここで…」
思わず顔を見合わせて笑ってしまった。
「上のラ○○センターでテプラやファイルの営業をさせていただいてます」
にこやかに言われ、なんとなく名刺交換ムードに。
それで、中ではあんまりなので、トイレから出た真ん前で名刺交換してしまった。
「こういうところで名刺交換したのは初めてです!」
…私もです。
若くて可愛いピチピチの営業さんでした。がんばれ!

津山三十人殺し(筑波昭・著・新潮文庫)

2006-05-24 02:49:45 | こんなの読んだよ
怖かったです。何が怖いって、大量殺人そのものよりも、思考回路が私と似ていることが怖かったです!
でも、殺しませんけどね。
これは「八つ墓村」の下地になったといわれている、実際にあった事件で、1人の青年が、1つのの中で村八分にされたことを恨んで、(それだけではないが)村人三十人を次々と殺し、自分も自殺したという世にも恐ろしい大量殺人事件を、克明に追った本です。
青年の生い立ちから村の風潮、という孤立した条件などが重なって、起きたものです。でもまぁ、結局は青年の自己愛の強さが原因かなとも思うけど。
どろどろしまくっていますから、現実があっさりしているかたにお勧めします。
取材は綿密で、調書などからもそのときの様子がよくわかります。

帰りのバス停で

2006-05-24 02:31:03 | ただびとのつぶやき
今日は職場の友達と話をしていて、帰りが遅くなってしまった。
雨の降るバス停で待っていると、初老の男性が
「ここのバス停から乗ると、B駅にいきますかねぇ?」
と尋ねてきた。
「行きますよ。バスは2種類来まして、学バスは170円、少し先まで行くバスは200円です。どちらもB駅に止まりますが、バス停の数が違います」
と答えると目を白黒させていた。それで
「私もB駅まで行きますからご一緒しましょう」
と言うととても安心したように
「いやあ、よかった」
と笑いかけて飴を2つくれた。
200円の都バスが先に来たので説明すると、バスで隣の席を空けて待っていてくれた。そして
「嬉しいもんですねえ。最近は一緒に行きましょうなんて言ってもらえないですよ」
と、こっちが嬉しくなるような笑顔を見せてくれた。
もらった飴は黒酢飴で少し酸味があったけど、心はほっこりでした。

きょうの猫村さん湯けむりバージョン

2006-05-24 02:20:13 | 本屋つれづれ日記
去年、マガジンハウスから出た「きょうの猫村さん」というマンガはあっという間に全国を制覇して、猫村さんはあちこちで大活躍だ。
その第2巻が今月末に発売予定。
コミック担当でもある私は、4月末にマガジンハウスに問い合わせ、2巻の発売前予約をしたいというと
「限定版の方でしょうか、通常版の方でしょうか」というお答え。
「え!限定版なんてあるんですか?」
確か日販速報にもなかったぞ、と思って聞くと
「はい、お申し込みは5月10日の10:00から開始でして、取次さんから専用の申し込み用紙をもらってご記入ください」
とのこと。
こりゃ大変、とすぐにSさんに連絡して用紙をもってきてもらい、10日まで壁に貼り付けて忘れないようにし、10日の朝イチでFAXしたが全然通じず、メールでの申し込みに急遽作戦を変えた。
そしたら今日、ちゃんと限定版が満数とれたとのお返事。やったー!これで店頭にも出せる!
他の大学生協でもいろいろ苦労しているらしく、うちも残ったら振り替えようと思っているのだが、まーたぶん、初日に売り切れるだろう。
ちなみに限定版は2200円で猫村さんの石鹸と手ぬぐい付き!高いけど買うよ。

ハリポタ発売!

2006-05-17 22:58:50 | 本屋つれづれ日記
今日はハリーポッターの6巻発売日だ。
実は昨日は閉店後に残業して、ハリーポッターの準備
夜7時。閉店し、音楽も消えた店の中で、私と上司は二人で平台にセッセとハリポタを積み上げていた。ああでもない、こうでもないと試行錯誤を繰り返し、なかなか納得のいく並べ方ができなくて、会話が途切れたとき、私は場の雰囲気を柔らかくしようと
「そういえば、(職場の)Nさんは明日お休みだから、ハリポタが売れ行く様を見られないんですねー」
と言ったら、上司は
「……うん、ぼくも明日いないんだけどね…」
とぼそっとつぶやいた。
わー!そうだった!大○さんは明日、版元廻りでほとんど外出だった!
わ、忘れていた。直属の上司なのに!!
「あ、そうですね。いや、忘れてたわけじゃなくって」
「別にいいんだけどね」
わあああ。ごめんなさいいぃ。
墓穴を掘った私ですが、今日の売れ行きは絶好調で店頭分は完売。追加を早くも発注。明日も朝イチでハリポタ並べが待っている。
今度は会話に気をつけようと思いました。

徹夜でGO!

2006-05-09 23:58:35 | メンタルヘルスケア
完全な徹夜ってしたことないんです。小説書いてて朝4時まで起きていて、少し寝て5時から再開したのが最短睡眠時間。寝ないとダメです、私は。
それが、この間病院でもらった薬を普通に飲んだのに、いつもより時間が遅かったものだからやけに意識が活性化しちゃって、夜中の3時になっても眠くならない。
他人のブログに書き込みしたり、今は真夜中でも全然困らないから、よけいに眠らなくて平気になっちゃうね。
でも基本的には12時にはおふとんです。