精一杯 生きた子猫です
他の子が 長い時間を飼い主と過ごす同じだけ、強い絆を結んで 生き急いだ子でした
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文字通り、精一杯一生懸命に生きようとしたのは、ご多忙にも関わらず、できる限りのことを惜しまなかった
優しい飼い主さんの気持ちに応えるためだったかもしれません
生後一ヶ月、同胎の兄弟に比べて はるかに小さく育ってきた子猫
ミルクを飲まなくなったという お悩みを受け、私に思い当たることをお伝えしました
何はともあれ,獣医さんに連れて行ってくださいとお願いしました
飼い主さんと私は直接の関係ではありませんが,信頼できる共通の女性を介してのこと
そして、思い当たることとは、この子が心臓に問題があるようにしか思えなかったこと・・・
獣医さんでの検査結果は 明らかに腎機能の低下をさしています
肝臓も 思わしくありません
一般的に、腎不全と診断され、輸液中心の治療になるケース……でも、ちょっと待って
腎臓が悪い=腎不全には間違いなくても、そこが主な病因とは限りません
先天性、後天性に関わらず
心臓に何らかの問題があって その負担が大きくなると、血液量を減らして 負担を軽減しようとします
現実には、排尿から血液量を減らそうとして 排尿を促すホルモンを 必要以上に分泌するのです
このホルモン、NT-proBNP と言われるもの
当然、腎臓が悪い場合も この数値は高くなります
卵が先か 鶏が先か……心臓に問題があるから 腎臓が悪くなるのか あるいは その逆か
もちろん個体差はあると思います
しかし、腎臓や肝臓などの臓器は 積極的な治療さえできれば 乗り越えられる場合があっても、心臓は 止まってしまったら最期です
この子も、心不全のために命を落としてしまいました
検査結果で、腎臓が悪い場合も
もしかしたら、他に重篤な病因があることを忘れないでください
特に、腎不全の治療だけにこだわっていると 突然 心不全で命を落とす悲劇があります
獣医さんとしっかり、相談しながら、適切な治療をしていただきましょう
私たち素人は ペットに何かあった時、獣医さんが頼りです
検査結果を見せられても、何が何だかわからないことはありませんか
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大切な『さんかくお耳のこどもたち』(by ボンボンママさん)の状況がわからないからこそ、不安が募ります
少しでも わからないこと、不明確なことがあったら 勇気を出して 先生にお尋ねしましょう
真剣に ペットを世話する飼い主に対して 誠実に向き合わない獣医師はいません
知ったかぶりすることと、インフォームドコンセントすることは 全くちがうのですから
亡くなった子猫ちゃんのご冥福を,心から祈ります
飼い主さん、どうかあまりお気を落とさず、残された猫ちゃんのために
これまでと同じように、変わらずにいてください