三     九

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四国巡礼2-3

2010-09-25 23:45:02 | 八十八ヶ所巡り
五十八番札所 仙遊寺

御本尊様・・・千手観世音菩薩

御真言・・・ おん ばざら たらま きりく そわか


仙遊寺の本堂 大師堂にお参りした後、

錦の織物の納め札を戴くご縁がありました。
 
四国巡礼 八十八ヶ所 車遍路で126回巡ったと言うお坊さんです。

脳梗塞を患い その入院中に胃がんが発見されたため、手術を受け胃を全摘出されたそうです。

転移の可能性もあると 医師の言葉に無情を感じ、 失意の中でお大師様に必死で願いを賭けてお祈りされたそうです。

幸い命を永らえ大師様への感謝として 何か・・・と思いに駆られたそうです。

巡礼に強い願望を持ちながらも 様々な理由から八十八ヶ所巡りが実現出来ない人々のために

弘法大師ゆかりの大地の写真集の出版の決意をされたそうです。

「弘法大師 同行二人 四国八十八ヶ寺 内陣めぐり」

8年ほど前に初版発行となっておりますが、

私たちはこの日にご縁がありました。

各札所の本堂内陣、仏像など 写真集の説明をして頂きました。



四十一番札所 龍光寺にある 孔雀明王 のお話

五十一番札所 石手寺にある衛門三郎ゆかりの石のお話など

まだいくつかのお話を聞かせて戴きました、
 
私にとって非常に 興味をひく写真集でした。
 

高野山 奥の院 御廟から始まり 百年前を観るとして 古い各札所の写真も収められています。

あまりにも立派な写真集です。 

「あなたは 本当に お坊さんですか?」

疑ったわけではないのですが、失礼なことを尋ねてしまいました。


私が とても気に入って 戴くことにしました。 

「よく話を聞いてくれたので」と 

100回以上巡拝した人が使う錦の織物の納め札 お守りになると言われます。

裏に 

夫には家内安全 身体健康、子孫繁栄 

私には身体健康 

そして子供達にも家内安全 身体健康と 達筆で書かれた錦の納め札を戴きました。


写真は 「弘法大師 同行二人 四国八十八ヶ寺 内陣めぐり」の上巻と下巻

そして 戴いた 錦の織物の納め札と 

現在、私たちが 使っている 白い紙の納め札です。 

人とすれ違う御縁とは 不思議なものです。

18日 この日は 9ヶ寺巡拝目標です
 
先へと進みます。