三     九

いつも ありがとう

愉快な仲間・・

2017-03-31 20:58:28 | 愉快な仲間

お正月、お盆、春と秋のお彼岸  その他数日、夫の両親が亡くなってからも 日帰り、又、お泊まりで 良くお世話になりました。

義弟(弟)は車のエンジンの音が家の前で止まるのを聞きつけ

「おかえりぃー」とニコニコしていつも出迎えてくれました。

その優しい弟の姿をもう二度と見る事が出来ないのです。

 

2月25日、弟のかわいい初孫ちゃんの初節句のお祝いを無事済ませ、

午後の面会時間に間に合うように急いで病院へ駆けつけ、眠ったままの弟に楽しい節句の祝いの席だった事を報告しました。

その日は私達も、福岡の弟達もそれぞれ家路に着きました。

 

そして、27日の午後7時頃  甥っ子から危篤の知らせ

私はいつでも運転できるようにアルコールを禁止していましたが、

前日の26日は2人ともアルコールを飲んでいた(私も)のです。

連絡のきた、この日は飲んでなくて本当によかった・・・のです。

荷物を急いで取り纏め  私の運転で2時間程の道程を走りましたね。

病院に着いたのは午後9時回っていました。

ICU室に通して貰い弟に声かけますね。

「姉ちゃんと兄ちゃんが会いに来たよ」

福岡の弟夫婦が着いたのは深夜12時過ぎていましたね。

その時もICU室に入れてもらって  

悲しく皆だんだん言葉少なく  ただ穏やかな顔をして横たわる弟の両手、両足、顔をそれぞれがさすってあげるのでした。

次の面会は深夜3時頃と言われ、皆、待合室で少し横になります。

午前3時の面会の後、「次は6時頃ですね」と言われていたのですが、

6時前でした。 心拍の乱れる様子から看護師さんには死期が近い事がわかるのでしょう

「皆さん中へお入りください」と 弟が横たわるベットの周りに椅子を用意して下さっていました。

 

救急車で搬送されてから約1ヶ月  

弟は初孫の節句の祝いまでは頑張ってくれていたのでしょうか、

お祝いを済ませた3日後の朝

2月28日 朝 7時 頃でしたね。

弟の嫁ちゃん、2人の息子、福岡の弟夫婦、そして私達の見守る中、

心拍0ーーーーー少し脈打って     0ーーーーー

穏やかな顔をして横たわっている弟の姿は何も変わってない

「エッ?   どういう事?」信じられないそんな思いでした。

 

弟は、とうとう天国への階段を登り始めたのです。

弟の額に嫁ちゃんが自分の額を重ね「お父さんありがとう、ありがとうね」とつぶやく姿が忘れられません。

 

「痛かったねー」「しんどかったねー」「きつかったねー」

「悲しいよー」「寂しくなるよー」「ありがとうー」「ありがとう」「ありがとうね」

「嫁ちゃんの事は心配しなくていいからね、これからもずーと仲良くしていくからね」

みんなは手足に触れながら代わる代わるそして弟の耳元で言葉をかけるのでした。

 

ベットの枕元にはICU室に入室できない、幼い初孫ちゃんの写真。

そして虹色に綴じられた千羽鶴

東北に住む、我が家の次男の家族が「遠くてお見舞いに行けないから」と

息子と嫁ちゃんと、3年生のはーちゃんと、年中さんのちーちゃんと、2才のすーちゃん、

皆でせっせと、おじちゃんの回復を願って折り鶴を折って送り届けてくれたのでした。

千羽鶴も悲しく見えます・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愉快な仲間・

2017-03-23 15:04:19 | 愉快な仲間

病院へ日帰り そして 危機を感じるときは義弟(弟)の家に一泊を何度か繰り返し、

穏やかな顔をして横たわる弟の表情を見ながら 奇跡を本当に奇跡願いながら、あちこちさすり、ツボを押し

それでも回復の兆しがなかなか見えず しばらく経つと、毎回、行く度に黒い式服を車の隅に準備して行く 自分達に悲しさを覚えながら・・・・・。

弟には 待望の初孫が生まれて もうすぐ八か月になろうとするのかわいい女の子がいます。

これから ゆっくり、初孫との貴重な時間を共にし成長を見守り楽しみが 訪れるという矢先でした。

2月25日は弟が元気な頃、 初孫の初節句の祝いを嫁ちゃんとの 両家で食事会をしようと 会場を予約していたようです。

 

2月24,25日とお見舞いに行った 私達と福岡弟夫婦は弟の家へ 泊る予定でいました。

甥っ子の父親が思いもよらない 危篤な状態で お祝いをしようか 止めようか随分迷ったけど、孫の節句の祝いを したほうが おやじさんはきっと喜んでくれるはずと、

24日の夜 病院から弟の家に一泊するつもりで帰った私達を追いかけ、

甥っ子は 「おやじの為と俺の子供の為に一緒に節句の祝いの席に 出席してほしい」というのでした。

私たちは喜んで 出席させて貰うことにしました。

 

25日 初孫ちゃんの節句当日 お祝いの席には 嫁ちゃんのおばあちゃん ご両親 お姉さんの家族   

こちらは弟の嫁ちゃん 主人公のパパママ そして おじちゃん(パパの弟) 

私達4人を加えて全部で16人で節句の祝いの始まりです。

「ここに喜んで にこにこして出席するはずのおやじの姿が見られなくて・・・・」

甥っ子の始まりの挨拶では皆 涙なしではおれませんでしたね。

我が家の主人も親戚代表で一言挨拶 夫も涙でした。

でも 「今日は 弟のかわいい初孫の お祝いの席 俺はお祝いに 長崎ぶらぶら節をうたう」と

夫は「お前も応援せろ」と私に言って 歌い始めました。

途中ですね 私も 孫ちゃんの為に 夫の横に立って 歌いましたよ。

♪ なが~さ~き~めいぶ~うつ  はたあげ~ ぼんまつ~り~♪  

すると 福岡の弟も俺も歌うと 祝いの歌を歌いました。

弟のかわいい初孫ちゃんのこれからの成長を 私達も一緒に 楽しみにさせてくださいね。

そんな 願いを込めながら 楽しい 一日になりました。 

お祝い終了後 急いで 次の面会の時間に間に合うように 病院へ急ぎ

 無事節句のお祝いを済ませたことを弟に報告しました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愉快な仲間

2017-03-08 11:00:36 | 愉快な仲間

2017年 1月18日~21日 兄弟ペアー 6人 愉快な仲間 最後の台湾旅行になりました。

10日後の朝 1月31日 寝床での義弟の様子に気付いた義妹。

 救急車で30ほど離れた総合病院へ搬送され

ICU室に運ばれた時は右頭部は腫れている状態で検査の結果右脳はほぼ真っ白

かなりの危篤状態だったそうです。 

その日の内に手術をし それでも頭の腫れのピークはまだ、 まだまだ腫れてくる

そのような説明を受けました。

1日4回、30分間の面会時間 手のツボ 足のツボを 押しに押しまくり さすりにさすって 変わりばんこに声掛けし、それでも 

義弟に 「痛いよー、、皆で俺の手と脚 触りまくって 何やってんだよー」兎に角、何でもいい、反応を示して・・・・・。

何一つ 声も出すこともなく、痛がる様子もなく 穏やかな 穏やかな表情をしていました。

 

ある日突然、ふと目を覚ます・・・・・覚ましてほしい・・・・・、皆して 一途な希望を持っていました。

手入れの行き届いた、義弟の家の庭の芝生には 草が 一本も生えていないのです。

いつ行っても 綺麗な芝生です。

私は 庭の様子を語りかけました。

「ゆっくり眠ったら、早く目を覚ますのよー、貴方の自慢の庭、芝生に草が生えてくるよー」

春芽時で 根が動き出している、芝桜の事、 白とピンクのクリスマスローズの事 、

そして まだまだ 貴方にはたくさんのお礼を言わないといけないと・・・・・。 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする