三     九

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おだいっさん 2 ,

2008-11-26 09:51:33 | Weblog
今回、最初の参拝寺 21番札所 太龍寺は
四国山脈の奥深く、標高610mの山頂にあり、
 
西日本最長のロープウェイ、 全長2,775m 10分の空中散歩を
楽しみながら 境内へ行こうと決めていました。

のりのいい 演歌を聴きながら 暗い夜道をひたすら ドライブ気分と
細道 山道 カーナビ君のお蔭で 怖い事も 迷う心配もなく 進みに進んで、
薄っすら東方の空が白けてくる頃、
6時15分 ロープウェイ乗り場に到着。

ところが・・・ あれ~ 今の季節 一番 始発は7時20分となっている。

ここで1時間も待つなんて~。

即 予定変更!

太龍寺門前より 1キロ離れた所にある駐車場へと進路変更。

いくつもの杉のお山を眼下に、くねくねと山道を登って行く途中、
鹿の夫婦?親子?兄弟? 2匹の鹿が歓迎してくれました。


駐車場に着いて 

白衣を着て 輪袈裟を付け 頭陀袋を肩にかけ、金剛杖を持って、
身も心もお遍路さんです。

今回は 1ヶ寺 1ヶ寺をゆっくり ゆとりを持って
参拝しようと決めてきました。

心ひそかに 山間からの日の出を拝めるのでは?そんな期待を持って
山道を登り始めました。  

凛とした空気の冷たさの心地よい事、
一息 一息 ゆっくりと夫と二人 前進です。
   

きれいな歩道になっているものの 今 登っている山道 遠い遠い昔 
弘法大師も歩いたのでは と思うとなぜか きつい というより
嬉しい気持ちになっているのでした。

 21番札所 舎心山  常住院 太龍寺 
 
弘法大師 19歳の時 太龍寺 近くの「舎心ヶ嶽」と言う岩の上で
虚空蔵求聞持法の修行をしたとされ
真言100万遍も唱える激しい修行をし、この時
大師を守護した龍神が寺の名前となった由来との事です。

  
山門を一礼して境内へ 納経所を 通り過ごして 
杉の巨木に朝のひんやりとした霊気漂う境内
マイナスイオンたっぷりだろうねーと 感じながら

 
本堂へ

先ずは 手と口を清め 明かりを灯したろうそくをローソクたての上段に、
線香3本に火をつけ線香たてに、

今日の日付と住所と名前 年齢 願意を書いた 納め札を納め、

お賽銭をあげ、

鐘を突いて 下の方におりて

左右どちらかに寄って 二人揃ってお経を唱える。

一ひねりした数珠 右手中指 左手人指し指にかけ
数珠をすり合わせ 

合掌礼拝

お経本を開いて

開経偈    1篇
懺悔文    1篇 
三歸     1篇 
三竟     1篇
十善戒    1篇
發菩提心真言 3篇
三味耶戒真言 3篇
般若心経   1篇
御本尊真言  3篇
光明真言   3篇
御宝号    3篇
回向文    1 篇

天下泰平 先祖供養 家内安全 子孫繁栄 感謝の念を抱きながら 
合掌一礼

うん? 一回目より お経も少し 上手くなっているかな?

大師堂では
御本尊真言を外して同じくお経を唱えて 

納経所で掛け軸と納経帳に御朱印と墨書を頂き 21番札所 太龍寺での
お勤め終わりです。

ロープウェイの音が間近に聞こえて 少しづつ参拝する人々が増えてきました。

次の22番札所 平等寺へと 移動です。