三     九

いつも ありがとう

2008-11-16 19:47:04 | Weblog
ひとしきり雨が降って 水溜りに太陽の陽の光がキラキラと
輝いていました。

妹が 遠い 遠い所に出立する時の事でした。

「仏さんは 良い方だったんですね」

「はい とてもいい妹で 惜しい妹を亡くしました」と私

「雨があれだけ降っていたのに 出棺時に陽がさして、
                   よほど良い方だったんでしょうね」

葬儀屋さんが 言ってくれた事を思い出します。



二人の娘、下の娘 小学6年、上の娘 高校1年の時でした。

はにかみのある笑顔がなんとも言えずかわいくて 
優しくて おしとやかな話し方する妹で 私は似ても似つかない姉ですが・・・。


若い頃の田中裕子さん(沢田研二さんの奥さん)をテレビで見て
「この人、妹によく似てるよね」と話していました。


妹からの電話。

「姉ちゃん何してる? わ た し ひ ま」
 
子供達を学校に送り出した後、電話でいろいろ話するのが
唯一 楽しみの一つでした。



あれから11年 

二人の娘は 立派に成人して
上の娘は保育園の先生、下の娘は介護福祉士として頑張っています。


二人とも 妹 似のなかなかの美人です。
二人とも 幸多い いいご縁がありますようにと祈っています。



11月15日 妹の祥月命日です。


娘達のことは心配しないでね
おばちゃんであり 時には 姉ちゃんであり。
おばちゃんが長崎に帰ったら 「時々 お茶しょうね」と約束しています。


妹 慈眼院文承浄信大姉  安らかに・・・・・合掌。