前哨戦。

多忙、というわけではありませんが
何となく落ち着かない日々を送っています。
そして早いもので、今年も残すところあと約1カ月。
いつもならば、
忘年会とかクリスマスの計画をあれこれ妄想してみたり
ぼちぼちろこの1年を振り返ってみたりもするのですが
今年はまだまだそんな気分にはなりませぬ。。。


実は、
来年の5月に、銀座のとある素敵なギャラリーをお借りして
個展を開く運びとなりました。


この場で公言することで今以上のプレッシャーを感じてしまうことは
目に見えていましたので、オブラートに包んだ形でしか
お話しませんでしたが・・・・
でも、色々な方とお会いしてお話する機会を得たことや
時間の経過、そして何よりも
苦しいながらも　絵を描いていくことによって　
そのプレッシャーを大分受け入れられるようになりました。


開催決定までのいきさつは　偶然に偶然が重なり
自分で言うのも何ですがとても面白い・・・・
それを俯瞰して見るときっと、
不思議な、でも神様しか造りえない
大きく芸術的なタペストリーを見るような・・・とも思えるエピソード
なので、いつかお話したいのですが。。


来年お借りする（というか、もう契約済みですが）ギャラリーと
出会う前にもう一か所、神田にある某ギャラリーへ伺う機会がありました。
お邪魔した際、幸運にもオーナーさんに作品を見ていただくことが
出来、とても勇気づけられたのですが
そのギャラリーさん主催のクリスマス小作品展への
出品のオファーを、今月頭にいただいていました。
（“オファー”だって・・うっ、かっこいー(笑)）


ギャラリーの顧客でも常連作家でもないのに、
なんて嬉しくも光栄なことでしょうか！
喜んでお引き受けし、2作品の出品のお約束をさせていただいたのですが
かつて美術専攻だったとはいえ、この業界のことは何もわかりません
額装は？価格設定は？作品のチョイスは？サインはどこにどうやっていれるの？
？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？
・・・初めてのことづくしでテンパってる私ですが、
この一連の出来事に関わっている、この道に詳しい
友人の助けのお陰で、搬入への道をヨロヨロ・着々と歩んでいます。
結構、やることいっぱいだあ～～～～～ふう。
しかし、美術界のもろもろの約束事やプレッシャー？に慣れるための
いい機会になっています。
本番（個展）前の前哨戦ですな。


お助けマンの友人は、私がOL時代に一時期アルバイトとして
私と一緒に机を並べて販促物製作に携わった、
やはり美大出身で長く絵を描いており、個展の経験者です。
彼女曰く、
「大学時代、あれこれヘンな知識を仕入れたり
美術業界に足を突っ込んじゃったので
計算ずくで絵を描くようになっちゃった気がする・・」
この方はコツコツと積み重ねるようにして絵を仕上げていくタイプで
そこには　深い深い思いが感じられ　
私には決して計算ずくとは思えないのですが


ただ、彼女が美術業界に足を踏み入れて仕入れた諸々の知識が
今、右も左もわからない私を助けてくれているのです。
ご本人はご家庭の事情で、昔ほど思うように絵を描ける状況ではないのですが
にもかかわらず、こうして喜んで助け船を出してくれる
懐の深さに　心から感謝する毎日。
そしてまた、彼女とは正反対の
肉体派でガツガツと短時間で描き上げる私のスタイルも
彼女への刺激になっているようです。


不必要な過去も個性も、この世にはないのですねえ


さて、ようやく　出品する作品を決め
（上の作品も出品予定。向こうにはワタシの足が・・・
ふざけて撮ったはずがなんかコワイ）
タイトルを決めサインも入れ
あとは、地元の画材店へ作品を持参して額装の相談を。
額装は奥が深そうで、ちょっと楽しい作業になりそう♪
なんてったって、大切な「チャイルドちゃんたち」を送り出すためですから
少しでもキレイに見栄えよくしてあげたい親心


セラピストさんに先日、絵の写真を見ていただいたのですが
「絵が行き先を選ぶのよ」・・・ということです。
モチロン、出戻りの可能性のほうが高いでしょうが
いよいよ、チャイルドちゃん達のデビューが迫っています。