無言・・・

今日、外出のついでに地元の図書館へ立ち寄った。


ビルの3階。エスカレーターに乗り込み、ボタンを押そうとするも
向こうから何人かの男性が走ってきて、黙って乗り込んだ。
「開」のボタンを押して待っていた私。



「なんだよー　待ってたんだから礼くらい言えよー」
まあ、よっぽど御機嫌がいい時以外は　大概こんなことを思うもんですが・・・
いや、今日も思わないでもなかったけど、
それよりも何よりも



不気味だった。
この状況下で、誰一人として　何の意思表示もない。
無言。



海外旅行（特に欧米）をしたことがある人なら誰でも覚えがあると思うけど
帰国して真っ先に感じる、日本人の意思表示の乏しさ。
それを思い出した。
でもそれだけじゃない。今日は、コワかったよなんか。


ここにいるのは、（私も含めて）本当に人間なの？？？
って一瞬思った。
そう、私はまるで　人間扱いされてない、というか存在も認められてないような
感じがした。
でも、それに腹が立つというより、今日はただただ不気味だった。



そんなふうに　ずっと扱われてきたんだろうか。あの人達は。



人は、無意識のうちに
自分がされてもいいと思っていることを他人に対してしている
と、ある時から思うようになった。
（だから、時々自分自身の言動にドキッとしたりするのよね）
そう考えると、あの人たちは　そうなのかな、
自分がそう扱われることに対して　なんのギモンも感じないんだろうか・・・と



不気味で、怖かったけど、そのうち何だか悲しくなった。