ひとつになって生きる

勢いついて、今日2つ目の日記です。（一つ目はコチラ）
どうしても書いておきたかったので・・・


土曜に搬入を終えてホッとしたのか
さすがにお疲れモード。ちょっと風邪気味です。
日中のフィットネスは　バレエとバランスボールのみ。
いつも参加するファイドウの30分はお休みして
でも、身体とじっくり話をしたい感じだったので
ストレッチを念入りにして終わりました。


疲れが出たのは
一つには　前日に取ったホメオパシーのレメディーのせい。
自宅で、暗闇のなか片手に荷物をいっぱい持って
勢いよく襖を閉めたところ　しこたま指を挟み
痛くて痛くて
すぐに　ショックのAcon.、打撲のArn.、神経のHypr.を摂りました。


おかげで夜は爆睡。
朝は快便で、挟んだ指に痛みはなかったものの、だるさがありました。
だるさって　リラックスしないとなかなか感じられないもので
どれだけ私が　いつもセカセカと頑張っている（Arn.）かがよーくわかります。
さらに、気分も沈み気味で
耳を澄ますと「こんな人生もうイヤ～～～！」と言っている私が。
こんな時は　自分の奥深くに分け入ってみるしかない。
レメディーは
普段　見ぬふりをしている自分を容赦なく浮き彫りにしてくれます。


ぼやいている小さな私は、さらに
「いつもいつも　何かを強要されてきた」と言います。


イヤなことを無理してやることは、進んで生きようとするバネを
奪ってしまうことでもあり
姿勢も「腰が引けた」状態になり、さらにやる気が起きなくなる、という
悪循環に陥ります。
バレエや太極拳などで、腰が引けた自分の姿勢を自覚するように
なってはいたのですが・・・


絵を描き始め、色々な面で物事が好転しはじめたにもかかわらず、
どこか、「やらされている」ような感覚がずっとあって
それに気づかないふりをしていました。
その「やらされている」感覚は、まさしく
私の中の「イヤイヤ」ちゃんの積年の叫びなのでした。
生きるために、周囲に合わせるために　長いこと
自分に嘘をついて生きてきたせいか
この「イヤイヤ」ちゃんは　私の中のとても大きな部分をしめています。


単純に、疲れたら休めばいいのですが
「ガンガン行きたい」私は　いつもどこかで
「イヤイヤ」ちゃんの存在を邪魔者扱いしていました。
正反対の、拮抗する強い力。
しかし、どちらか一方だけで生きていくことはできません。
ガンガン行くだけでは　どこかでぱったりと倒れ
イヤイヤしているだけでは　やはり何処かが滞ってしまいます。


13日夕方のNHKスペシャル「立花隆　がんの謎に挑む」をご覧になりましたか？
（私、後半を少し見ただけなのですが・・・）
癌の幹細胞は　正常な幹細胞・・・再生能力を持つ・・・と
非常に似ていることが研究によって明らかになってきたそうで。
癌細胞を攻撃すれば　正常な細胞も確実にダメージを受ける。
よって　西洋医学における癌治療は　根本から考え直す必要がある・・・
癌細胞は癌でない人の体にも存在することは言われていましたが
生命力が強いほど　癌になるリスクも高い　と。

（実は、野口整体などなど民間療法の世界では
上記のようなことはとっくに言われていたことで・・・・
番組を最初から見ていないので　はっきりとは言えないのですが
立花さんが　ジャーナリストでありながら
西洋医学にしか焦点を当てていないなら
とても残念なことだと思いました。）


じゃあ　どうすればいいの？
→うまく共存していくのです。


癌細胞は人を殺すのではなく
「このままだと危ないよ！」と警告しているのです。ありがたいのです。
警告してくれるものを抹殺したら、どうなるでしょうか？
人は、身体を切り捨てて　心だけで生きていくことはできない。
心を捨てて　身体だけでも生きていけない。
どちらかが病んだら、もう片方を見ることなくして　生はありません。


何も切り捨てることなく　統合すること。ひとつになること。
自然は人間に　それを求めているような気がします。
人間は　能力の5パーセントしか使っていないという話がありますが
残りの95パーセントのスイッチを入れる・・・とは
そういうことなのではないでしょうか。


再生能力のある細胞と癌細胞。
ガンガン行きたいちゃんと、イヤイヤちゃん。
一見　別物に見える二つの存在は
おそらく、同じモノの表と裏に過ぎないのです。