マレさんの休日2

北国のアウトドアー&インドアー

反則技の一冊ですが

2021年07月29日 | 読書

『メッセージ The Last Card』(マークース・ズーサック)

南半球、オーストラリアの作家の作品

クリスマス時の情景描写など、多少の違和感があります。

謎のトランプカードに記されたミッション(人助け)をクリアーしてゆく中で、

若い主人公が生きる希望や自信を見出してゆくという物語です。

古本屋で手に取ったのは、左側(the Last Card)

読み始めて「何か変??」

しばらくして、やっとわかりました。

前編が有るらしい。『メッセージthe First Card』

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普通なら副題が付いていても『メッセージ上・下』とか前編・後編とかだと思うのですが、

ましてや古本屋でLast一冊だけ棚にぽっんと置いてあったので勘違い。

思い出したのですが、時々古本屋で上巻は値段の安い棚、下巻は高い棚と分けて置いてあることがありますが、

販売戦略なんでしょうかね?

結局、後編だけ読んでみましたが、それでも面白かった。

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ただし、ラスト付近の驚天動地の「実は・・」は、ほとんど反則技。

柔道では「指導」、サッカーではレッドカードに近いのではないでしょうか?

でもよく考えると、これもありですね。だれも出来なかっただけで・・

作中の人物が勝手に動きだすと自慢する類の作家とは、違いますね。

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今の私たちに対する大切なメッセージが込められた小説だと思いますが、

どうでしょう?

 


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