mardidupin

記憶の欠片あるいは幻影の中の真実。

9月29日(火)のつぶやき その2

2015-09-30 04:33:44 | 〈Twitter〉

麻衣着ればなつかし紀伊の国の妹背の山に麻蒔く我妹 /古集


花傘をはこべる人は力み居りゆさゆさ搖れて花傘が来る /利玄


あまのかは古きわたりもうつろひぬ月の桂ぞいろにいでゆく /定家


ひさかたの天の香具山この夕霞たなびく春立つらしも /人麻呂歌集


梅が香を山ふところに吹きためて入りこん人にしめよ春風/西行


後れ居て恋ひつつあらずは紀伊の国の妹背の山にあらましものを /笠金村


天の川いと川波は立たねどもさもらひかたし近きこの瀬を/憶良


桃色の春かぜの吹くこころより浄らなるなし浮きたるはなし/晶子


正午になりました。ただいま、和歌は《“熱い想いの情景”》《Dupin の好きな処》《Dupin の好きな歌人等》を開宴中!RT していただけると嬉しいです。


目の前の屋根瓦より照りかへす初夏のひかりも心がなしも /茂吉


五月雨にみづなみまさるまこもぐさ短くてのみあくる夏の夜 /定家


逢坂はかへりこむ日をたのみにて空行く月のせきもりぞなき /定家


相坂の関の清水に影見えて今や引くらん望月の駒 /貫之


Good_afternoon ○○:.. *:..。o○:..○。 ○ *:. ○、.:。。○☆☆☆ ☆*: 。:*:・  '*:..。o o★ *:..。o★☆


一年に七日の夜のみ逢ふ人の恋も過ぎねば夜は更けゆくも /人麻呂歌集


逢坂の山ほととぎすなのるなり関守る神や空に問ふらむ /源師時


なんといつてもわたしはあなたが好きな蛍 /山頭火


心がちに大輪向日葵かたむけりてりきらめける西日へまともに /利玄


黒ぐろと幹を交ふる冬枯の木立のなかに鐘鳴りわたる/赤彦


《“Dupin の心情”》《Dupin の月》《Dupin の在地》詠んでいます。《歌留多二十四時》は準備中につきもう暫くお待ちください。


山かひのさみだれに濡れて旅をする市行牛は蓑をつけたり /憲吉


むすぶ手に涼しきかげをそふるかな清水にやどる夏の夜の月 /西行


雲の峰空に立つ日は餌をはこぶ蟻のなりはいいそがしきかな /子規


今よりのけしきに春はこめてけり霞もはてぬあけぼのの空/定家



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