入りかかる日の赤きころニコライの側の坂をば下りて来にけり/茂吉
春逝きし逢坂山の白き路きのふもけふもひたに乾ける /茂吉
音羽山やまおろし吹くあふ坂の関の小川はこほりしにけり /実朝
むらさきの色なき程の野べなれやかた祭にてかけぬ葵は /西行
冬の日の照りて明るき黒門の古き弾痕のぞき見て居り/赤彦
Good_night ★★。:★* :. ○☆ *:..。o*:o☆ *:..。○☆ 、.:○○ *: 。。○○☆ 。:☆o○☆
たち出でていざ涼まばや夕がほの垣根に月もかかりそめにき /一葉
くれの春隣すむ画師うつくしき今朝山吹に声わかかりし/晶子
春の海わかめの色のさざ波に白き月うく夕となりぬ/晶子
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