mardidupin

記憶の欠片あるいは幻影の中の真実。

9月30日(水)のつぶやき その8

2015-10-01 04:28:37 | 〈Twitter〉

霞かは花うぐひすにとぢられて春にこもれる宿のあけぼの/定家


いまはとて鶯さそふ花の香にあふさかやまのまづかすむらむ /定家


花はみな散りはてにけり夏木立みどりも春の色ならぬかは /有家


《“Dupin の心情”》《Dupin の月》《Dupin の在地》詠んでいます。《歌留多二十四時》は準備中につきもう暫くお待ちください。


いづくにか少女泣くらむその眸のうれひ湛えて春の海凪ぐ/牧水


隅田川その大橋を踏まましと霧降る朝は思はれぞする /晶子


春ゆふべそぼふる雨の大原や花に狐の睡る寂光院/晶子


娘子らが袖布留山の瑞垣の久しき時ゆ思ひき我れは /人麻呂


後れ居て恋ひつつあらずは紀伊の国の妹背の山にあらましものを /笠金村


雲せきてみかさこえ行く五月雨にながめは絶えぬ人も通はず /定家


Good_night ★★。:★* :. ○☆ *:..。o*:o☆ *:..。○☆ 、.:○○ *: 。。○○☆ 。:☆o○☆


みちのくの一の関より四里入りし畷に日暮れ蛍火をみる /利玄


真柴つむ宇治の川船よせ侘ぬさほの雫もかつ氷つつ /式子内親王


ときしもあれなきあふさかの杉が枝に山ほとゝぎす関かたむなり /俊頼



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