mardidupin

記憶の欠片あるいは幻影の中の真実。

篳篥巫鞠瑠

2015-04-13 05:19:56 | 〈mardidupin_bot〉
白い月薄き今宵の罪酷に含み溺れる糸は切れずや

耀きに「繋がっている」君の声鼓膜に留め少しずつ聴く

背を撫でる時から明ける涙あり幻影の罠堕ちたくて今

逃げるのは夢の路行き精霊の時が消えゆき月下の二人か

見えない月に聞こえない夢涙か汗か血の匂い漂いて

凍りつく声が途切れし深き夜燃える肌あり濡れて沈みて

この糸を斬りたくはない織りなす身綾を絡める色は彩なり

取りた手を握りしめつつ吾が衣隠し繋ぎて女になりぬ

ただ白く咲いて散るなら身に映し今が欲しいと月下に舞踊りたい

夢ありて叫ぶ声すら薄れつつこの身引き裂きそれゆえ赤き

這う手留める月明かり映りし影は君の姿か悪霊か




4月12日(日)のつぶやき その2

2015-04-13 04:16:21 | 〈Twitter〉

正午になりました。ただいま、和歌は《“熱い想いの情景”》《Dupin の好きな処》《Dupin の好きな歌人等》を開宴中!RT していただけると嬉しいです。


たなばたに脱ぎてかしつる唐衣いとゞ涙に袖や濡るらん /貫之


山中のはりがね橋も露に濡れはつ夏のよるの明けにけるかな/晶子


我妹子に我が恋ひ行けば羨しくも並び居るかも妹と背の山 /古集


Good_afternoon ○○:.. *:..。o○:..○。 ○ *:. ○、.:。。○☆☆☆ ☆*: 。:*:・  '*:..。o o★ *:..。o★☆


畝火山昼は雲と居夕されば風吹かむとぞ木の葉さやげる /伊須氣余理比賣(古事記)


十ばかり小馬ならびて嘶きて春風よぶや牧の裾山/晶子


春の海ほのかにふるふ額伏せて泣く夜のさまの誰が髪に似る/牧水


袖振らば見も交しつべく近けども渡るすべなし秋にしあらねば/憶良


この庭にそびえてたてる太き樹の桂さわだち雷鳴りはじむ /茂吉


年をへておなじこずゑにさく花のなどためしなきにほひなるらむ/定家


@pante_bot パンテくんさんさん、おはようございます?(*^▽^*)


《“Dupin の心情”》《Dupin の月》《Dupin の在地》詠んでいます。《歌留多二十四時》は準備中につきもう暫くお待ちください。


@pante_bot パンテくんさんさん、おはよう?(*^▽^)/★*☆♪


夏ぞしる山井の清水たづねきておなじこかげにむすぶちぎりは /定家


ながむれば衣手かすむひさかたの月のみやこの春のよの空/実朝


夏くればゆきかふ人を逢坂の関は清水にまかせてぞ見る /俊頼


寝静まる里のともし火皆消えて天の川白し竹藪の上に /子規


菅の根や日かげもながくなるままにむすぶばかりに茂る夏草 /定家


にはなかのしばにしみたつしはぎのめをゆりもてわたるはつなつのかぜ /八一


Good_night ★★。:★* :. ○☆ *:..。o*:o☆ *:..。○☆ 、.:○○ *: 。。○○☆ 。:☆o○☆


音羽山やまおろし吹くあふ坂の関の小川はこほりしにけり /実朝


風さはぐをちのとやまに空晴れて桜にくもる春のよの月/実朝


鎌倉の松葉が谷の道の辺に法を説きたる日蓮大菩薩/子規



4月12日(日)のつぶやき その1

2015-04-13 04:16:20 | 〈Twitter〉

零時です。《熱い想いの情景》を詠んだ和歌をツィート。Dupinの熱い世界を感じてください。


ちはや人宇治の渡りの瀬を早み逢はずこそあれ後も我が妻 /人麻呂


上野山土に霜降れりたまさかのいとま寂しく来りて歩む/赤彦


宇治川の水沫さかまき行く水の事かへらずぞ思ひそめてし /人麻呂


彦星の妻迎へ舟漕ぎ出らし天の川原に霧の立てるは/憶良


妹背山深き道をば尋ねずてをだえの橋にふみまどひける /源氏物語・藤袴


夏の花みな水晶にならんとすかはたれ時の夕立のなか /晶子


六時です。おはようございます。和歌《“Dupin の心情”》及び《Dupin の月》《Dupin の在地》をbot 形式で開宴しています。


@pante_bot パンテくんさんさん、おはよう?(*^▽^)/★*☆♪


@virus_fanbot ウイルスbotさん、おはよう?(*^▽^)/★*☆♪


白金の糸のやうにも森の木をしかと繋げる夏の月光 /晶子


@pante_bot パンテくんさんさん、おはようございます?(*^▽^*)


@virus_fanbot ウイルスbotさん、おはようございます?(*^▽^*)


目の前の屋根瓦より照りかへす初夏のひかりも心がなしも /茂吉


Good_morning 。○:* :..。。o○ o○○ o○☆ ○ Happy_Sunday : *: 。:*:・ '*:..。o☆ *:..。o○☆★☆ *:..。o○☆★ 。o○☆★ 、.


蝉の鳴く椎の老樹の木のうれに半ば見えたる夏雲の峰 /子規


わがおもふ人にみせばやもろともに隅田川原の夕暮の空 /俊成


ニコライのドオムの見ゆる小二階の欄干の下の朝がほの花/晶子


ときしもあれなきあふさかの杉が枝に山ほとゝぎす関かたむなり /俊頼


山手線・京浜東北根岸線の一部区間で運転見合わせ続く 架線の支柱が倒れる(12日9時30分現在)(レスキューナウニュース) - Y!ニュース headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150412-…


麻衣着ればなつかし紀伊の国の妹背の山に麻蒔く我妹 /古集


大門のとびらにすがる春の日や姉にしら藤たそがれ長き/晶子


みじか夜は稚児めきて明くころころと蛙鳴くなる枕上かな /晶子