昨日永源寺で写真の「照顧脚下」を見た。
なんとなく違和感を覚えた。
「脚下照顧」は知っていた(つもりでいた)。
「照顧脚下」は初めて見た。
で、帰ってから家で調べてみると
お寺の玄関や手洗いなどで「脚下照顧」「照顧脚下」「看脚下」などの文字を見かけたことがあると思います。
禅系統で好んで使われる言葉です。
いずれも「足下を見なさい」から転じて「履き物をそろえましょう」と標語的に使われています。
しかし、真意はもっと深いところにあります。脚下とは自分の足下。
自分の足下を顧みるとは「我が身」や「我が心」を振り返れ、
自分が今どうゆう立場にいるか、よく見極めて事に当たれと言うことです。
私たちは日々次から次へと様々なことに流されて、自分のことを静かに見つめる機会があまりありません。「灯台もと暗し」と言うように、他人のことはよく分かりますが、自分のことは分かりにくいものです。
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真意はほぼ理解出来ていたので安心したが、「照顧脚下」も
同義語であると分かり安心した。