井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

白衣で手術室に入ったこと

2013年10月10日 | ドラマ

小児病棟(という言葉は実はない)の連続ドラマを書いた時、
手術室に入れてもらったことがある。

大丈夫かなあと危惧していたのだが、患部以外は覆われていて、
相手が人間という感じはせず、また大手術でもなかったせいで
何とか持ちこたえた。

オペ室に入る時着せていただいた白衣で廊下を歩くのは
なぜだろう、気分が良かった。「役柄」としては頼られる存在だからか。

白衣を制服とは言わぬだろうが、制服には制服のよさがある。
皆、きりりと見える。専門領域と責任感の所在だからなのだろうか。
制服をいったん身につけたら「私」を離れ、職務に生きるという
姿勢が清々しいのかもしれない。

これも制服ではないが、式年遷宮の折りの神官の皆様の
浅沓と衣冠束帯にはさやかな威厳が添い、見惚れた。


2 コメント

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Unknown (marita)
2013-10-11 16:45:07
>制服をいったん身につけたら「私」を離れ、職務に
>生きるという
>姿勢が清々しいのかもしれない。

社会人になってからずっと白衣を着る仕事をしていますが、白衣を着ると背筋がピシッとなります。前日遊び過ぎてくたびれていてもシャンとなるし気持ちが苛立っていても落ち着いた微笑みが出てきます。ただの白い布を縫い合わせただけなのに不思議なものですね。特に高尚な理念を持って仕事をしているつもりはありません。若い頃は熱くなって患者さんを置いてきぼりにしてしまったこともありますが、今は私と関わったことで病気や怪我で辛い気持ちが少しでも楽になれば良いなとくらいにゆるゆると仕事をしています。

井沢先生の白衣姿を拝見したいです。循環器科ドクターのイメージです。
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内科系だろうなあ (井沢満)
2013-10-11 18:48:36
>循環器科ドクターのイメージです。

外科医じゃないねぇ・・・・・。
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