井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

15日の靖国について ーーなぜ天皇は参拝を止めたかーー

2013年08月14日 | 歴史・政治

少々長くなるかもしれないが、この際書き留めておきたいことがある。日本人にとって最小限、知っておきたいことなので、最後まで辛抱して読んでもらえたら嬉しい。

15日の安倍総理の靖国参拝はないだろうと、私は踏んでいるが、1パーセント未満の
確率でもし総理が参拝なさったら、それはそれで決然とした意志の表明であり、
日本国民の一人として、(その点は)全力で支持申し上げる。

しかしながら、韓国の議員たちや、反天連が押しかける騒然とした中での慰霊よりも、他の
例大祭の日に出られるもよし、普段の日に参拝されるもよし。

A級戦犯が祀られているから合祀せよという論議の中で、「天皇も参拝を止めたではないか」というのがあるが、まずもって私は疑わしいものに思っている。
まず昭和天皇のA級戦犯批判として「富田メモ」の存在があるが、この真偽はまだわからない状態であるから、勘定には入れない。天皇否定論者たちに総てのメモが見せられただけで、逆の立場の人達への公開がなく、ある意味秘匿されているようなたぐい、信用できるレベルにはない。全てが明らかに開示された時に、改めて考えたい。

まずA級戦犯というのは罪状の重さではなく「種類」であると認識されたい。
B,CがよくてAが悪いという論拠は希薄である点。戦争を起こしたものがA級であり、
BCがその被害者であるという解釈もあるようだが、しょせん解釈であって、
事後法で成立した東京裁判の無効性をまず言いたい。
無効性といっても裁判じたいが戦争に負けるということのリアリティであるので、全てを
否定するわけでもないが、基本的に偏ったアンフェアな裁判であり、その正当性を
欠く裁判でA級と認定されたからといって、天皇陛下がだから参拝しないと子供じみたことを
おっしゃるだろうか。国内法では戦犯は存在せず、靖国神社は言わずもがな国内の神社である。

また、東京裁判について日本は戦犯という、ある意味濡れ衣を着せられた人たちの処刑を受諾したが、裁判そのものを認めてはいない。

パリ不戦条約が侵略戦争を禁止していたのは事実だが、しかし自衛戦争を認めている。いわく、

「自衛権は、関係国の主権のもとにある領土の防衛だけに限られてはいない。そして本条約のもとにおいては、自衛権がどんな行為を含むかについては、各国みずから判断する特権を有する」

つまり、当時の国際法では、戦争当事国が自衛である、と認識していればそれは侵略ではない、という認識である。

またいささか煩雑な領域になるが、英文の解釈ミスもつきまとう。すなわち、東京裁判肯定派は「サンフランシスコ講和条約で、日本は東京裁判(それ自体、そのもの)を受諾した」と主張するが、これは間違いだとする説があり、私はこちらに与する。

サンフランシスコ平和条約(11条)で、日本が受諾したのはjudgements=(複数形であることに留意!)「判決」であって、つまり「刑の執行」を受諾したのは事実だが、

しかし、裁判そのものを正しい公正な裁判だとして、受諾したわけではない。

つまり、裁判が含む内容と判決理由を受け入れたわけではない。

やや煩瑣な英単語上の解釈になるが、大事なポイントであるので我慢して理解して欲しい。非常に大切な点である。

judgementという不加算名詞(uncountable noun)の場合は、「裁判」と訳される場合も稀にないではないが、サンフランシスコ平和条約のそれはjudigementsと複数形になっていて、これはつまり「裁判」ではなく、「判決」の意味なのである。

意味がお分かりだろうか。

単数形なら「裁判」、複数形なら「判決」

サンフランシスコ条約で日本が受け入れると表明したのは、単数形の「裁判」ではなく、個別の「判決」に過ぎず、裁判自体を肯定したのではない、ということ。

更に、本来「裁判」を意味するなら、通常judgementは使わず、trialあるいはproceedingが使われる。

ゆえに、サンフランシスコ条約で日本が受諾したのは「裁判(内容と理由)」ではなく、「(個別)判決」のみである、という理屈である。その通りであろうと思う。
外務省における東京裁判肯定者であり、従って必然的に自虐史観の持ち主であるのは、小和田恒氏が有名であるが、その後外務省自体の体質となってしまった小和田氏の史観が批判されるとき、必ず指摘されるのが、このjudgementと judgementsの基本的解釈間違いであり、小和田氏が主張する論拠をサンフランシスコ条約に置くなら、明らかにそこにあるべき語彙は、trialあるいはproceedingであるので、小和田氏の論じたいが過誤であるということになる。

結論を言えば、サンフランシスコ条約を論拠にした東京裁判肯定論、そこから派生する自虐史観は全て、語句の解釈をめぐる単純ミスから生じている、ということである。

またこれは常に私、参拝反対と分祀を言い立てる人に質問するのであるが、
A級戦犯というのは、何か内容を知っていますか、と。同じくBCとはなんですか、と。
知っていた試しがない。

分祀というが、何を分けるつもりですか、と。
靖国神社には、分けてお祀りするようなものはなにもないのはご存知ですか、と。
これも知らない。

事実、何もない。すっからかんなのである、物理的には。

あるのは、戦没者の魂なのであるが、はて、どうやって分けるのであろう。
こういう基本点をないがしろに、論議のなされているのが、私などにはおかしくて
仕方がない。魂なのに、分祀っていったい、何を大まじめに主張しているのだろう。
カステラではあるまいし、ナイフで2つに分けるようなことではないのである。

敢えて何かあると言うならば、戦没者のお名前を書き記した「紙」はある。
神道固有の招魂の儀式の時、それらのお名前を依り代に、神人合一して
神と為す。魂を昇華した神が祀られているのだけど、あなた神々をどのように、
分けるおつもり?

実体としてあるのは霊璽簿(名簿)にすぎず、ある意味抹消は簡単なので、
A級戦犯のお名前を削除すればいいだけの作業である。そして、外に向かって「はい、排除しました」と宣言すればそれっきり。後はどこに「分祀」しようとお好きにどうぞ、というバカバカしいレベルのことなのに、何を深刻に大騒ぎしているのか。

なんなら、靖国神社は嘘をつけば簡単なのである。「はいこれが霊璽簿。好きにしなさい」と英霊の霊璽簿を渡せばいい。そして、手元にはむろん原本をそのまま密かに保管しておいて、お祀りを続ければいいだけである。

人間というものは、時にバカバカしいほどに奇妙なことにこだわる。

まあそれはいい、中国も韓国も、日本の左翼の人たちも言わんがために言っているだけで、靖国の実体を承知で主張しているわけではない。

天皇の靖国参拝が中止になったのは、50年8月の三木元首相の参拝からで
三木元首相が「私的に参拝する」と言ってしまったからで、こういう言い訳をせず、
私は総理として、宗教枠を超えて参拝すると居直ればよかったのだが、
「私的」という言葉を用いたために、姓も戸籍も有せず「公私」の区分けが出来ない
天皇陛下の参拝に理屈がつかなくなったわけである。天皇最後のご参拝は
この年50年の11月であった。

ここら辺の時系列がちょっと微妙なのであるが、A級戦犯の合祀は53年なので、特別
「A級戦犯が合祀されたから参拝しない」という言い方には無理がある。その前に
約3年間のブランクがあるので。53年にA級が合祀されました、はい、じゃあ親拝はありません、というふうに画然とした区切りはないのである。それまで天皇の親拝は、戦後は3回に過ぎない。毎年行かれていたのが、合祀以降ぷつりと絶えたというごときことではないこと、お分かりいただけただろうか。

繰り返すが、東京裁判におけるABCが罪の軽重を区分けしたものではない。罪状項目、罪の「種類」それも、米側の捏造や誤解を含んでの「罪状項目」に過ぎない。

靖国参拝反対を言い立てる人は「政教分離」を口にするが、ここでも彼らの見落としている事実がある。もともと「神道は日本の国教」であったので、靖国神社を政教分離の視野で裁くのはお門違いである。アメリカが押し付けてきた憲法に「政教分離」があるのは、国内の内発的要求からではなくGHQの、日本弱体化政策の一環であると、理解されたい。
何も考えない頭脳の薄い日本人が後生大事にそれに追随しているだけ。情けないことだと、自覚されたい。国会での「政教混在」はずっと、見逃してきているのに、さても不思議なことではある。

更に批判派の無知な点は、神道の本質であり、勉強もせず批判に勤しんでいるが、もともと神道はいわゆる「宗教」の概念にあてはまるものではなく、教典も教祖も教義も持たぬ「自然崇拝」で、日本人の精神性みたいなものである。従って、他の宗教を排除はしない。
神道にとって異教徒は存在しないのである。

憲法を改正したら神道を素直に国教としても良いと思う。かといって先述したように神道は「自然」であり日本人の「精神」であるので、いわゆる宗教としてキリスト教を選ぼうが仏教に帰依しようが、それは個人の自由である。
靖国に先祖が祀られたことで、信教の自由を侵されたとして訴える人たちがいるが、偏狭であろう。神道の本質を考えれば、それを「異教」として捉えることが恥ずかしい認識不足であることが分かるだろう。

現に靖国解体に反対を唱えたのは、カトリックの神父たちであることを想起されたい。
その後も仏教、キリスト教と幾多の宗教を奉ずる海外の人たちが靖国を参拝した。

るる述べて来たが私は、天皇の靖国ご親拝取りやめは、公私論争に始まって、社会問題、外交問題として問題視され始め、政争の具として自らが使われるのをお避けになられたからだと、思っている。でなければ、他の皇族方のご参拝もないはずではないか。
昭和天皇は絶大な影響力をお持ちだったので、もし昭和大帝が参拝にご不快をお示しなら、三笠宮殿下、寛仁親王殿下他の皇族方の参拝もないはずであり、また毎年、春秋の例大祭に、特使を靖国に差し向けることもなさらず、奉幣を行われることもないであろうに。

他の皇族方の参拝をお許しになられているのは、要するに代拝、自らの代わりに参拝して来てくれ、の意味であろう。
天皇はもともと、神道の最大祭主である。その祭主が慰霊の神社を参拝なさるに
なんの不都合が本来あろうか。

更に、毎年8月15日には日本武道館で政府主催の全国戦没者追悼式が行われ、天皇皇后が出席されているが、こちらにもA級戦犯は追悼すべき戦没者として加えられていたはずだ。
戦没者にAもBもCもあるものか。

アーリントン墓地には奴隷制をめぐる南部の兵士も、またベトナムから見れば戦犯であるベトナム戦争の兵士も祀られている。それは韓国の顕忠院とて同様で、金欲しさにアメリカ側の助っ人としてベトナムに参戦した兵士たちも、また日本へのテロリストも供養されている。
なぜ日本人だけが、自国の戦没者慰霊を慎まねばならぬのか。

また戦犯というなら、2度の種類の異なる原爆を実験のために日本に落としたアメリカの「戦争犯罪」はどうなるのか。より悪質ではないか。かくのごとく、戦争における犯罪者とは所詮、敗者の別名でしかなく、文字通りの犯罪者ではない。

私は参拝の折、たまたま特使を迎える日の神官たちの行列に遭遇したことがあり、頭には烏帽子、手には笏を持って、履物は浅沓(あさぐつ)、玉砂利を踏みしめて進む、みずみずしくも清潔な佇まいにいたく心が動かされたことがある。
これぞ、日本。絶やしてはならぬ。そう深く思った。

富田メモがもし事実なら、以上の私の論は覆るわけだが、しかし・・・・
天皇といえば、日本の神道の総元締めであらせられ、また最高至高の神官でいらっしゃる。
そういうお方が、靖国神社には「おみたま」という分けることなど不可能な、形而上のものがあるだけで、具体的には何もありはしないと知悉なさっていたはずである。

それを、分祀論者と同じく、A級B級C級の区別もつかず、何がお祀りされているかも知らない神道に無知の者達と同じような批判をなさり、「分祀すべき」と、子供じみたことを、おっしゃるだろうか。

いずれにしろ、靖国神社の天皇参拝はなされるべきである。
それがなされるまで、日本に真の意味での自立はない。
誇りは失われたままである。・・・・親拝がなされた時、おそらく日本は劇的に変わる。
変わるから親拝が可能になる、とも言えるけれど。

私は安倍総理の今回の靖国不参拝には理解を示すし(もし行かなければ、だが)、許容するけれど、仮に政治家が誰も行かなくなったとしよう。
そしたら次に中国や韓国が必ず言うのは、今度は靖国を無くせ、ということだ。
そして無くすとする。すると、彼らは新たな攻撃材料を見つけて非難して来る。
なければ、でっち上げてでも、言って来る。
参拝しようがしまいが、大局的見地から見た結果は同じ事である。
ゆえに、いつかは腹をくくって総理以下閣僚が打ち揃って参拝することも選択肢にあってよいと思う。

中国も韓国も、そしてアメリカさえ、日本と仲良くする気など全くない。
ただ利用してくるだけだ。そもそも日本弱体化政策を強制的に敷いたのはGHQであり、
その政策から派生して湧いてきたのが反日韓国・在日そして中国である。

War Guilt Information Program、ウォー・ギルト・インフォーメーション・プログラムの存在をご存知だろうか。ご存じなければ記憶して欲しい。

アメリカが、日本人にいかに戦争に対する罪の意識を植え付けるかという計略である。日本人の洗脳戦略。これは検閲と並んで、アメリカ軍の占領政策の柱だった。GHQは、日本が再びアメリカの脅威とならないよう、徹底した情報・教育面からの洗脳工作を行い、牙を抜いて行ったのである。現在はないが、いったん埋め込まれたシステムは自動的に機能して現在に至り、あらゆる分野で「日本はかつて悪いことをした、悪い国である」と植えこまれ続けている。遠因を探れば、皇室とて例外ではないのである。かくなるようにして、かくなった。

この事実はぜひとも、しっかり見据えて欲しい。

ただアメリカとなら「友好ごっこ」は出来る。
それはあながち無駄ではない。中韓との「友好」など徒労でしかない。彼らの考える友好とは日本から奪い取るための「懐柔」でしかない。
奪えば、また新たな反日が、政策として人民にばらまかれ、湧き起こされるだけのことである。

ただ念のため私が言っているのは外交にしぼってのことで、個人レベルでの友情はむろん存在するし、たとえば芸術面の政治的作為がない交流などまで否定する者ではない。中国もたまたま共産党が政権を握っているだけで、明晰に事態を掴んでいるまっとうな層も非常に多くいる。
韓国? 少数であるが、国家的洗脳から脱却している頭の非常にいい、成熟した精神の持ち主たちはいる。
両国共に、国家体制がそれらの人たちの存在を押しつぶしてしまうけれど。

しかし、いずれにしても靖国反対論者たちが、それは中韓の人たちならいざしらず、日本人ですら肝心の靖国を知らず、神道を学ばず、無知のまま発言するのが、不可解である。
これが他の対象なら、発言の前に下調べも勉強もするであろうに、靖国問題に限って皆「解った気になっている」のである。解ってはいない。無知である。
無知をベースにした論議は不毛である。

だが、日本政府も事後法による東京裁判の不当性と共に、戦犯はもういないこと、そして靖国に何が祀られているか、そして神道とは何か、と国民に向けて、そして外に向けて発信しない限り、靖国は永遠に誤解の中に置かれ続ける。

現代の戦争は情報戦なのである。
情報戦において、日本は早々と敗退しつつある。
今、立ち上がらねば、再び立ち上がれないほどにやられてしまう。

 

さて、産経ニュースに虚脱するような記事が載っていた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130814/plc13081411040010-n1.htm

日本政府高官「そもそも日本は韓国と戦争をしていない。戦没者をまつる靖国への参拝に関し彼らに文句を言われる筋合いはない」

米政府高官「初めて聞いた。そうだったのか…」

 「ハイレベルで靖国参拝に批判の声を上げだしたころ、韓国政府当局者に『直接関係ないだろう。なぜなんだ』と理由を聞くと『中国が反発しているのでわが国も何か言わなきゃ…』ということだった」と、外務省幹部は振り返る。

・・・・・コケるよね。

しかし、この程度。韓国のヒステリックな靖国参拝反対なんて、アメリカの無知ぶりなんて。
だから、発信せよと言い続けている。黙り込んでいてはだめだよ、と。しかしながら、外務省の事なかれ体質は、東京裁判肯定、自虐史観の人たちが作って来た。

長い小難しい文章に挫折せず、最後まで読んでくれてありがとう。


13 コメント

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無知ゆえに (カズン)
2013-08-14 22:00:00
この歳になって自国を学べる今に、出会えたことに感謝します…

神道は精神であるの言葉がスッと入ります。靖国の話もまた絡み合ったものがほどけていきました。
知ったかぶりと知らない、興味が無いことは勿体無いことと改めて…感じました。ありがとうございます。
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Unknown (はまかぜ)
2013-08-14 22:32:49
こんばんは。

>現代の戦争は情報戦なのである。

今日のお昼のTBSニュースを見ていて、私もこれを強く感じました。
短めの記事ですが、「伝え方」という記事を書いてみました。
http://blog.goo.ne.jp/since2007_1984/e/363306ed0634860de86bff94c6f49f7a

日本のマスコミなのに日本ではなく中国と韓国の側に立ち、あたかも靖国神社参拝が悪いことかのようなニュアンスで報道するのは異常なことだと思います。
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基本が教えられない日本 (井沢満)
2013-08-14 23:16:56
カズンさん

基礎知識が教えられぬまま、無知な日本人であったのは、私とて同じです。
日本人として、最小限知っておかねばならぬことすら教えられません。
竹島の領有権に関しても。

はまかぜさん

韓国も中国も日本を「仮想敵国」扱いで報道しているのに、日本の放送局の意識は「あちらがわ」にありますね。しかし、これはベースは日本の外務省の姿勢と無縁ではありません。一局が国の見解を超えることはできません。小和田恒氏らが作り上げてきた外務省の体質と、政府の姿勢が根底にあります。
安倍さんの姿勢が上手く確立していけば放送も変化して行く可能性がありますが、しかしスポンサーの問題が残ります。
パチンコや育毛会社他、韓国系企業がスポンサーに付いていると、どこの国の放送局?という立ち位置にならざるを得ない面があります。
スポンサーのいないNHKが最大にひどくなっているのは、別の要因ですが。
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有難うございます (ひろこ)
2013-08-14 23:41:20
 何の小難しい文章でしょうか、嬉しく読ませていただきました。
 
私自身 あの東京裁判に疑念を懐き、戦勝国の驕りであり、又、無差別攻撃、及び原子爆弾投下などの隠れ蓑として行なわれたと考えております。

1947年生まれで1974年から、カナダ、イタリアなどで暮らす私にとって代2次大戦の 知るべき事を知るのは、今もって、とても大事なことなのです。

母が、何時も笑っておりました、なんと不思議な家だと、そうです我家には、神様、仏様、そしてイエス様がならんでおられました。

近い将来天皇陛下の靖国神社のご参拝を願ってやみません。

日本国が、誇りあるべき日本国のために。
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一要素を忘れていました (井沢満)
2013-08-15 00:20:23
ひろこさん

これだけ長々しく書いたのに、原爆に触れるのを漏らしていました。数行ですが必須なので文中に追加しておきました。
ありがとう。

長い上に結構難解なので、どうかなと思っていたのですが、きちんと読んでくださる人が1人でもいると、締め切りを差し置いて書いた甲斐があります。
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ありがとうございます (くおん)
2013-08-15 11:33:05
終戦の日に、ありがたく読ませて頂きました。
残念ながら、日本の教育ではこれらの事を教わることがありません。
戦後だけでなく、戦前、戦中についても、事実を知れば驚愕の印象操作だったという事を、教わり、報道され、自虐史観一色の世相で育ちます。

そんな世相では、経済成長著しい時代背景も相まって、真実を知る人も、戦争を知る方も、若い人には悲惨な体験をして欲しくない一心で、戦争の悲惨さを伝えることしか出来なかったでしょう。

それがいつしか、日本が悪い事をした、祖父が、父が、おじが、悪い事をしていた、外国人を殺した、だから原爆を落とされた、すべてすべて悪いのは日本・・・となり、本来ならば静かに慰霊されるべき方々に平然と汚名を着せ、自分達はどこまでも反省しなければならないと、刷り込まれた状態の方々が、今もなお多くいらっしゃいます。

こうして何十年もこの価値観で暮らして豊かさと平和を手にした方々の中に、いつ何どきも施政する者を高圧的に批判したり茶化すことがカッコいいと勘違いしている、バラエティ上がりのキャスターやコメンテーターが多いのも頷けます。
彼らに簡単に影響されてしまう人は、自分で調べようとしませんし、凝り固まった頭は考える事を放棄してしまいます。論破されそうになると臭いものにフタで、見なかったこと、聞かなかったことにするのが、彼らの常套手段。

平和を愛する事を声高に訴える人が、平和がいかにして成立しているかを説明できないという、愚かな状態です。

頭が凝り固まっていると、この話題になると条件反射で表情の筋肉が凍り付き、眼光が一変し、拒否反応。
親戚のおじちゃん、おばちゃんにも多いことを思い知らされるこの季節(笑)

全てとは言いませんが、若い方のほうが、余程、知識もあり、柔軟な考え方ができるように感じます。
彼らは、成長一直線の時代ではなく、デフレスパイラルの中で不安を抱え成長したからでしょうか。安易に流されませんし信じません。「ゆとり」のお陰か(苦笑)、多様性があります。人の意見より自分の直感を信じて行動しますし、自信がなければ無駄な動きもしません。
それが、投票率の低さに繋がるところでもあるかもしれませんが、メディアに簡単に洗脳されるよりマシかな、とも思います。

先生が発信して下さることの意味は大きいと、先生の気概に、いつも敬服と感謝の念を強くしております。
失礼な輩が反論にならない罵倒をしているようで、コメントしている者として、考えさせられ、反省するところもありますが・・・。
マナーを守ってコメントしたいと思います。

護国神社のみたま祭りで、若い方をたくさん見かけました。その若い世代の小さな子供さんも可愛い浴衣や甚兵衛姿で。外国の方もたくさん。
献灯もご遺族でなくても、英霊感謝、先祖感謝とのメッセージで献灯されてる方が増えているようです。美しい日本の再生を強く信じ、本日、ご英霊への感謝と戦争の犠牲になられたすべての方々へ哀悼の意を表し黙祷いたします。
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初めまして (天蚕)
2013-08-15 11:47:51
井沢様 はじめまして 数か月前にこのブログをしり 毎回納得しながら読んでおります 私は50代半ばですが 明治生まれの父に育てられたので 自分は中道少し右のつもりで過ごしておりましたが なんと自分も少なからずお花畑で花摘みしてたことを 自覚し目覚めることができ 今まで何か胸につかえてた なんだかわからない物が負傷できました ありがとうございます 靖国神社には父の長兄の息子二名がおります ぜひ近々お参りしたいと思います 暑さまだまだ続くようです お体ご自愛なさってください (蛇足ですが 名前の天蚕は 皇后殿下が小石丸とともに 育てていらっしゃる野蚕です 嫁ぎ先の垣根には以前はたくさん住んでました 緑の妖精です)
返信する
コメント欄は解放区 (井沢満)
2013-08-15 12:14:20
くおんさん

私にはいちおう、ほそぼそとながら「おおやけの者」としての顔があるので、記事自体は抑制を心がけていますが、コメント欄はある程度は解放区でいいと思っています。

それほど、気を使っていただかなくてもよいです。低レベルコメントは、こういうの、と提示出来れば納得でしょうが、とてものことに公開に値するレベルではないのです。IQが極度に低かったり、最小限のマナーも逸していたり。
たとえば「秋篠宮の犬」呼ばわりで、こういう言葉を使わなければ、私がなぜ秋篠宮ご夫妻を称揚するのか、きちんと説明もできるのですが・・・・・。と言っても説明は記事内でしているので、とにかくあちらを褒めるのが気に食わないのですね。何やらどなたかのお身内かと思いかねない書き込みでした。
批判はいいのです。論理だってちゃんとした言葉で言ってくだされば説明もします。
こちらに過誤があれば認めます。
むしろ、間違いを指摘していただけるようなら、ありがたいようなものです。
罵るので、こちらが過誤を侵しているのかと調べてみたらその人が間違えていたというのもありました。こういうのも、ちゃんと書いてくだされば、説明させていただくのですが。

また来たら、今度は公開してきちんと反論するのもいいかもしれません。
が、言えばそれらのレベルは「不浄」。言葉が何か悪臭を放っているのは分かるのですね。好みません。

天蚕さん

蚕には不案内で勉強になりました。
ありがとうございます。
タイにはジム・トンプソンという有名なシルクメーカーがあり、ひところ通っていたのですが、シルクが色合いは美しいのですがゴワゴワしているのです。
聞けば蚕がでかいのだとか。
南国はそうなのでしょう。しかし、ネパールで求めたシルクも、日本のようなキメ細かさがありません。日本の蚕はおそらく水の美しさとか四季の影響もあるのでしょう。
書き込みありがとうございます。
返信する
銘文、ありがとうございます (トメ亭主)
2013-08-15 12:43:07
今朝ほど、出勤前にお参りしてきました。
先にブログを読ませて頂いていたこともあり、
拝礼の際に井沢先生の事も思い浮かべました。
返信する
恐悦至極 (井沢満)
2013-08-15 12:58:59
トメ亭主さん

>拝礼の際に井沢先生の事も思い浮かべました。

何と申し上げてよいやら、ただ、ありがとうございます・・・・。

軽くネットを探索していたら、やはり安倍総理が参拝しなかったことを非常に憤っている人たちもいますね。
・・・・それも、わかります。私は文中に書いたように、参拝してもしなくても結果は結局同じ、だったら「いつかは」腹をくくって全閣僚で参拝、をという考えですが、今やらなきゃいつやるの、という考え方もあるでしょう。それは認めます。
例大祭をもう韓国は言い始めているので、いつまでも遠慮していたら、行くときがなくなります・・・。
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