井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

映画に潜む反日性に敏感であれ

2018年08月11日 | 歴史・政治

「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」という
映画に余り感心しなかったことは、以前に述べた。

対ヒットラーという観点からは、映画の称揚文体も構わぬと言えば
構わぬけれど、しょせん反日の男であったという点で
素直には見られなかったのかもしれない。

戦後の日本弱体化を狙ったカイロ会談(1943年)の出席者3人のうちの
一人であった。
他にはアメリカのフランクリン・ルーズベルト、中国の蒋介石である。
カイロ宣言の対日方針は、その後連合国の基本方針となり、ポツダム宣言に
継承されたわけだが、日本に対しては捏造が含まれる内容であった。

たとえばこれである。

「前記三大国ハ朝鮮ノ人民ノ奴隷状態ニ留意シ軈テ朝鮮ヲ自由且独立ノモノタラシムルノ決意ヲ有ス 」

日本には「朝鮮の人民を奴隷状態」になどした史実はない。日韓併合は自国より持ち出しての合邦であり、欧米が考える植民地における現地の人々の奴隷化とは画然と異なる。奴隷制があったのは、米国である。日本ではない。

しかし、これがGHQに持ち越され「加害者日本人vs被害者朝鮮人」の構図が創り上げられてしまい、現在に至る。

そういうわけで、チャーチル元首相には日本人としてそこはかとなく反感があるわけだが、このほどチャーチルが原爆投下にも関与していた事実が判明した。

第二次大戦終結間近の1945年7月、チャーチル首が米国による日本への原爆使用に最終同意、署名していたことが英国立公文書館所蔵の秘密文書で判ったのである。

これをもって英国を敵対視せよなどという論ではない。ただ日本人として心得ておいて欲しいと思うものだ。

知識なしに映画を見ていると、洗脳されてしまう。たとえば昔の映画だが「パール・ハーバー」という映画のラブストーリーに無邪気に感激、映画というフィクションの背後に見え隠れする反日の要素を見逃さぬように。

とりわけ昨今、ハリウッドは中国資本の巨大な進出があり、また市場としてもどうかするとアメリカより大きいので中国側の一方的価値観で描かれる映画が作られることが懸念される。日本の俳優も無知だと喜んで出演、反日の片棒を担ぐのである。

反日映画に関しては、日本は驚くべく無策、というより観客がお人好しを通り越して無知である。けろけろ受け入れて、報道の対象にもならない。ハリウッドにとっては日本も大事な市場であるので、せめてボイコットの声を上げたい作品だってある。

 

誤変換他、後ほど。