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井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

利き酒の会

2016年08月26日 | 食べ物

日本酒ソムリエの資格を持った村川絵梨ちゃん、
「わが家」のプロデユーサーお二人と
利き酒の会をもよおしたのが、昨晩です。

私は、普段は男山のぬる燗なのですが、絵梨ちゃんが
頼むのと同じものを次々に、飲みました。

日本酒の銘柄が変わるたび、その酒を女優さんに
たとえるのが感覚的でしかも的確で、面白いのです。

「このお酒は雑味が少しあるんで、◯◯さん」

というふうで、口に含んだお酒を吹き出しそうになりました。
「あなた、よそでそんなこと、言いなさんなよ」

夜更けまで、飲み喰らいして帰路の夜道は自分でも
分かる千鳥足。

さっきまで、高畑淳子さんの会見をテレビで見ながら
ベッドにいました。

高畑さんが世の中に出始める頃、エリザベスサンダースホームの
創立者の半生を書いたドラマに、ご出演願いました。

米兵に強姦され、混血児を産む女の役です。(これも今となっては皮肉ですが)
暴行を受けて呆然としている彼女の耳に聞こえて来たのは
線路の草むらで鳴くコオロギの声でした。

方言で「コオロギが、鳴いとおりました」というセリフが
いまだ、耳に残っています。

当分、仕事上は難儀なことが続くでしょうが力のある方なので
いつか蘇ると思います。私の仕事もそうですが、人生のあらゆる
負の出来事を栄養にできる仕事です。
今回の修羅場を経て、一回り大きな女優さんになってくださることを
願います。今こういうことを言うのは不謹慎のそしりを免れないでしょうが、
あの才能がもったいないのです。
女優は不幸でなんぼ、という面がないではありません。
どうしてなのでしょうね。神は名声と富に添えて、世間の通り一遍の
幸せと両方は与えないようです。


桃尻娘

2016年08月05日 | 食べ物

政治の話題は、息が詰まるので小休止。

最近ジューサーに凝っているんです。ひところの、ミキサーみたいな
大仰なものではなく、コンパクトな・・・・・容器がそのまま
コップになるような。

気楽なんで、色んな物をジュースにしているのですが、このところ
毎日食べて飲んでいるのが桃なんです。

酸味が不得手でもともと、果物は不得手。中で、大丈夫なのが
柿、梨、西瓜、完熟葡萄、無花果なんかです。

ただ皮を剥くのが億劫で食べなかった・・・・ということは、本来さして
好きではないのですね。

ただ、最近いきなり桃に魅惑されています。

「桃って天上の食べ物だよね」

と人に桃の魅惑について語っていたら、そういえば
「桃源郷」という言葉があるのでした。芳醇な果汁はアムリタです。

桃の花を私は知りませんが(黒澤映画の「夢」に出て来たかも)
果実の仄かなピンク、絶妙で優しい曲線は如意宝珠を思わせます。

天国の私のイメージとして、天人は果物ばかりを
少数食べている・・・・・というのがあります。

「桃尻娘」は、橋本治さんのデビュー小説です。そのタイトルと、文章の
絶妙さに惚れて、お会いしたいなあと思っていたら、会えました。
私は念が強いので、引き寄せ力がそこそこあるんです。

橋本さんは「桃尻娘」の他に「温州お蜜柑姫」とおいうのがあります。
「花咲く乙女たちのきんぴらごぼう」という評論集? だったかな。
語感が好きです。
当時東大生だった橋本さんは、駒場祭のポスターに
「止めてくれるなおっかさん。背中の銀杏が泣いている」というのを作って
話題にもなっていました。絵もかけ、文章ももものし、編み物も上手で
ロックバンドをやっていらした、おもろいお方でしたが、そういえば、
お元気にやってらっしゃるでしょうか。

 

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160804/k10010621121000.html

二階さんを、不承不承据えた意味は解るのだが、はて都議会を追われた石原伸晃氏の重用とはなぜに?今回の結果を、入院中の谷垣氏に責任があると言ってのけ、追求されると「私はそんなことは、言ってない」

 

皆様のご意見拝聴します。

 


舌のお祭り日 豪華な牛肉久々

2016年07月25日 | 食べ物

お中元に頂いた、米沢牛です。

一個一個が、ラッピングされた肉など、以前三田佳子さんから差し入れを
頂いた時以来の贅沢です。
これ、ひときれを伸ばすと極薄にスライスされた肉が、30センチ程度は
あるんです。

しゃぶしゃぶと、焼き肉、二通りで頂きました。

最盛期だった頃の職業柄の役得で、国内外随分身の程を超えた
舌の贅沢はさせて頂きましたが、最近は至って地味な食生活なので、
久々に舌のお祭りなんでした。

ちなみに私はことすき焼きに関しては、一流店の上品な仕立てより、
「そこそこ肉」で、あれこれ入れ込んで、あとうどんが食べられるような
下世話なほうが好きです。

赤坂のすき焼き一流店でしたが、卵の溶き方が独特でしばらく
真似していたことがあります。

それは白身のみをまず、メレンゲ状に泡立てるのです。
黄身は入れたまま泡立てて、泡だったら黄身をその中に
溶かし込みます。すると、やわらかな仕立てになるのです。

真似する時は黄身を入れたまま、白身をまず箸でホイップなどという
芸当は出来ないので、別々にしてたのですがそのうち面倒になって
止めました。
すき焼きの溶き卵も、ほどほどに生活感のある方が、おいしく感じます。

好奇心のある人は、白身を泡だて、そこに黄身を置いて軽く砕いて
使ってみてください。どんな感じですか?

 


はまぐり鍋

2016年06月29日 | 食べ物

念願のはまぐり鍋の店に行って来ました。

昭和初期創業という看板の文字を写したつもりが、
明かりですっ飛んでしまっています。

ノスタルジックな作りの店内で、味噌仕立ての
はまぐり鍋を頂きました。

コースの中には、ごま油で揚げた海老フライと
一口トンカツがあり、なんでハマグリ鍋と揚げ物? 
と不思議だったのですが、はまぐり鍋があっさりしているので、
油物はちょうどよかったです。

締めは、はまぐりの味が滲みでた出しで、おじやでした。

小池さんが都知事選に出られるのですね。
韓国学校への敷地貸与は白紙に戻すそうで
ひとまず、安心です。

小池さんが政界に入られる前、ちらっとお目にかかったことがあります。
内館牧子と「女性のなんとか」いう賞を受賞された時、
私は内舘側の挨拶人として、呼ばれていたのでした。

その時、小池さんが後に大臣になられるなど思いも寄らず。
と同じことは、蓮舫さん、高市早苗さんにも言えるのですが
私は結構、女性の運気をアップさせるパワーを
持っているのかもしれません。
と言うのは冗談ですが。いや、3人が3人共よもやの、その後の
政界入り「末は大臣」
なのでした。

 


はまぐり談話

2016年06月21日 | 食べ物

東京でも珍しい、はまぐり鍋を食べさせる店があるとかで、
一度食したいと思い、電話してみたら予約取れず。

ところが頭と舌がもはや、蛤に向かっているので
スーパーで購入した真空パックの小粒の蛤で
鍋をしました。サイズは店で出される蛤のたぶん十分の一ほど。
しじみ鍋の流儀で、ニンニクを入れましたが正解でした。

もっとも、大きいはまぐりは外来種であり韓国、中国のものであるとか。
両国の食料を全く信用していない私としては、やめとこ、と
一瞬思ったのですが、外来種であり、要するに育ちは日本であるということで、
いずれ訪れてみようと思います。

はまぐりで、さっしーこと指原莉乃を思い出すというのは、いかがなものかと思うのですが、連想が飛んだものしょうがない。

きっと、なんでこの娘が一位なんだ、と思ってる人が多いと思うのですが、
銀座でもナンバーワンがその店の美貌ナンバーワンではないことが
多いのは常識。

居並ぶ娘達の中でも、圧倒的に目を引くのが昔から指原莉乃です。
メンバーの中で、まずこの娘の顔と名前を覚えました。

たぶん、女性には好まれないような?
どうなのか訊きたくもあって、書いているのですが。

なんでこう目を引くのか分析してみるのですが、清純ではないのです。
うっすら汚れがかかっているのがいい。汚れとは謗(そし)る意味で
言っているのではありません。

昔時代劇を書いた時、男にこんなセリフを言わせました。

「女も着物も、少し汚れてくたっとなった時のほうが、肌に馴染みがいいもんさ」

男どものあれこれ、妄想を掻き立てるのと・・・・なんだろう、やはり
オーラのインパクトでしょうか。

高嶺ではなく、手の届きそうな低嶺の花であるのもいのかもしれません。

はまぐり鍋の店には改めて予約を入れますが、こんなことを書いた
後、はまぐりを虚心に口に入れることができるでしょうか。

ぐつぐつと煮え立つ湯の中、はまぐりが身をよじり耐え切れぬようにぱくんと
蓋を開け、中のぷるんとした肉がこぼれ出る。

・・・・・・・と敢えて書いてみているのは、文章力って食と色の
描写に尽きるのです。それが出来て奥義に達したと言えます。

あたしゃ、下手っぴさ。