Mamy diary★☆

南国ミクロネシアからインド、そしてマレーシアへと。
学生との出会いにときめきながら、念願の東南アジアへ・・・

近づく旅立ち

2007-05-31 20:20:55 | ☆きまぐれ日記☆
ダンボールを抱えた配達人
Homeroomクラスで待つシニア(卒業生)たちへ
プラスチックの袋にきりっと収まっている
ライトグリーンのガウンとハット

卒業式の衣装

学期末のFinalテストも終わったシニアたちと
嬉しい空気に満たされた学校は
他の学年の生徒も一緒に
刻々と近づいてくる卒業の時を味わっているようで
学校全体がその日に向かって動き出してる

そのせいもあって学校機能は崩壊気味だけど
「4年を通いとおした」卒業は
ポンペイではとっても立派なことだから
卒業生もみな誇らしげで自信に満ちた顔付き

毎日歌の練習をしてる彼らを見てると
ここを去る日は近づいてるんだって
自分たちでわかってることが見て取れる

最近増えた制服への寄せ書き
どこでも変わらない光景
真っ白なシャツに書かれていくメッセージや名まえ
青春の忘れられない時間
どこへ行っても 何をしてても
同じ場所へ帰ってこられる共通の鍵であり、場所であり、思い出
  

ここの子たちは本当に歌がうまい

この歌を来週
全員が揃いのガウンを着た姿で聞くことになる

かみ締めて踏みしめて感謝して、誇りにして
卒業の日をむかえてほしい



知らぬ間に起こることに

2007-05-30 16:05:27 | ☆きまぐれ日記☆
結構びっくりさせられたりして。
では、善悪順不同で、にぶいのかな、私の知らぬ間に進行していた出来事☆

①結婚ラッシュ!?
なぜか周りで結婚ラッシュ(日本)友達のおめでたい報告がなんか最近増えた。
友達の友達も結婚してるし、婚約してるし・・・。中にはおめでたも。
時期が時期ですか(5月、6月の好シーズン)??
それとも年齢ですか、第一次適齢期ですか?
結婚なんて文字ははるか地平線かなたの私は、ああ、みんなおめでたいと不思議な気分で浸るばかり。
みんな、HAPPYな新しい生活を^-^


②盗難
窓、壊れているのは以前の日記で書いた通り
どうやら・・・侵入されました、教室
授業で日本語の歌やリスニングのために使ってたi-pod用のスピーカー。
みんなでたくさん、いろんな歌うたってきたのに・・・。
先週、スピーチコンテスト指導でへとへとで、重かったのでおいてしまっていたほんの数日の間に。
・・・。
校長と教頭に報告したら、即答で「ドミの生徒だ」と。
そんなすぐ疑っていいんですか。
なんの証拠もないのに・・・。
校長は「自分でドミの生徒に聞いてくれ。こちらとしては何も出来ることはない」と言ってのけました。

ありえない。

責任放棄です。
直接のカウンターパートや同僚教師がいない私にとって、学校のことを言う窓口は校長なのに。
言われた瞬間憤りを隠せませんでした。
なんなんだ、これは。



③自分自身
焦って結果ばかり求めてきました。
具体的に何を提供できるのか
1年ってすごく長いって感じていました。
その日その時、感じられるやりがいや気分に自分を振り回していました。



気の遠くなるような痛い日々と、ことのほか長く感じられる時間
教室に足が向かない日々
自分の背中を妙な義務感だけが押す

なのに
振り返るときはいいことばかりが浮かんでくるのは
それを救い上げられるくらいの経験を自分の中に積んできたから
そしてそれをしっかり消化してきたからなんだと
思いました
苦労したことはしたことで、次への布石になっています

生徒に会うのが楽しくて
わがままも、やんちゃも、対処の仕方がわかって
一緒にいたずらにのって笑えるようになって
ぐっともっと距離が近づいたと思えました
どうやったら楽しい時間が作れるのか、わかってきて
どうやって楽しい時間作ろうか、挑戦しようとする自分がいて

これがこの1年で得た自分
なりたくて探してた自分
今この年度の終わりと、赴任1年の節目がやってきて
それだけの時間を過ごしてきただけの言葉が私にかけられる
そして気付きました

少々のことじゃ落ち込まなくなったのも
細かいこと気にしなくなったのも
神経質すぎなくなったのも
長い目で見た毎日の成果をきちんと見てもらえてる
自分も見ているっていう自信

今日ここにいて、みんなといて、嬉しいと思う自分

知らぬ間に培っていた自分

清潔感度

2007-05-27 15:05:45 | ☆きまぐれ日記☆
日本や日本人を形容するのに「清潔」「綺麗好き」って言葉、欠かせないんじゃないかと思う。

オートクリーン
なんでも抗菌
どこでも消毒剤があるし
汚いものには手を触れなくていい
手を触れないように媒介がある
他人が使ったものは汚れたもの
一度使われたものも汚れたもの
不衛生なもの・不潔なものを視界に入れる時間が短いほど美徳

これでもかってほど掃除がされるし
お店は「清潔」でなければ人が入らない

そうじゃない場所なりモノなりももちろんあるけれど
根本的に日本人の清潔感度はピカ一に高いと思う

その分


弱い

綺麗じゃないと嫌
汚いのは嫌
そんなの触れない
いらないものとして排除されたもの

自分の体から出たものだって


だからちょっと「生きる」場面にぶつかると戸惑う

清潔であることは重要だけれども
度を越えると生きる実感を失う
「綺麗・清潔」の感覚は、どこまで生きていくのに必要なんだろうと思う
その分ゴミを増やして、電気を使って、積み重なっていく膨大な消費エネルギー
どっちのほうが?

ここのいると日本人である自分を自覚する
そういうとこで弱いなあと思う


本来そんなに汚いものって何だろう
布巾で拭いて洗えば、何回だって大丈夫
でもいまやそれすら億劫で、不衛生な意識
ふき取ってすぐ捨てる
なんと簡単で便利で、無神経なこと


何でもササって使えて、ポイって捨てる
できなくなったし、しなくなった
ここの人たちの様子見てて、しなくなった
だって、洗えば綺麗になる
汚いものが私の中で減った

全てを使い捨てる必要はない



別に悪いって言い切るつもりじゃないんだけど

たまには止まって考えてみたい事

日本語スピーチコンテスト

2007-05-27 09:15:04 | 日本語をおしえる
昨日終わりました

いろんな

課題と
感想と
感動と
感謝を残して

大きな一つの事が終わりました。

ただ彼らには、自分の未熟な指導の申しわけなさが溢れて。

でもこれも必ず次への糧に

今日まで頑張った5人
本当にお疲れ様

みんなよく緊張と、時間と、自分と向き合ったね☆
たくさんの観客と日本人の前で
どれだけ緊張しただろう
どれだけ不安だっただろう

でもやり遂げた自分を、褒めてあげてください

今回の挑戦で、何かが彼らの中に残りましたように・・・

いやはや、週末です☆

2007-05-25 23:52:07 | ☆きまぐれ日記☆
スピコン
英語・ポンペイ語に血管が切れそうになったことが何回あったか。
個性の強い5人それぞれの指導は頭を抱えることもありました。

加えて授業
いやがらせのように、スケジュール変更(いつものように・・・)
学期末テストまでの授業を急になしにされた(卒業生の歌の練習に毎日3時間いる?)
いつテストをして成績を出せと?
復習もテスト範囲もあったもんじゃありません。
今日も学校は半崩壊状態
カオスです


でもなれるもんです♪
こっちも好きにやったります。

ということで明日はスピーチコンテスト本番☆

帰宅に徒歩2時間かかる子が放課後6時前まで毎日練習してきた
生徒会・クラブ活動・有志活動・学校代表のすべてを務めながらも出場する子
昨日訳を完了させ、今日は練習に来なかったけど、すごく上手な子
必ず言ったことはしてきた、友達にいつも先を譲る優しい子
いつも和ませの空気をくれたムードメーカーの子
遠い離島出身で、夢をのせて参加する子

5人それぞれの思いがあらわれるコンテストになりますように

ちょっと泣きそうになった

2007-05-24 18:54:36 | 今日の授業
ずっと自信なんてなかったんだけど
「楽しむ」ってこと少しわかってきた
つい最近
やっとやっと


自分も楽になったし
自然に笑える授業になってきたんだ



「AはBがすきです」

今日のお勉強、昨日の復習

同じように「が」で対象を表すのは

「AはBがじょうずです」

紹介までに、板書と練習

「先生、teachは日本語でなんですか」
「おしえます、だよ^^」

「先生は教えますがじょうずです^0^」

嬉しくて照れくさくて、つい黒板のほうを向いてしまったけど
ちょっと目が熱くなるくらい、嬉しかったんだ。

いつも自信なかったから
いつも不安が残ってたから
こんな授業でいいのかなって

日本語は必修でもないし、今後仕事や進学に役に立つかって言ったら、
今は首を横に振るしかない。

でも、みんなの心に
英語も下手な、新米先生が少し残ったんだと思ったら

また一歩進んだ気がして
目の前がちょっと明るく開けた気がして

ここにいてよかった、ってちょっと思ったんだ




焦らない

2007-05-23 04:11:31 | ☆きまぐれ日記☆
なんとでもなるもんなのかもしれないなぁ

スピーチコンテストまで残すところ3日

なんでこんなにみんな危機感がないんだろう?
私が焦りすぎ?

のんびりした空気のまま

緊張したり、焦ったりしてギスギスしてるよりも、いいけれど


嬉しいのは、参加者同士がとても仲がいいということ

わからない言葉や表現を教えあったり、助け合ったり、毎日笑いが絶えない放課後
「日本に1週間ただで行ける」なんていうビッグな1位のプレゼントがあるのに、それを目を光らせて狙っているという雰囲気がまったくない。

私だったら、きっとそんなにうまくやれないだろう
仲間であって、ライバルであるから
心のどこかで狙ってるはず

でも彼らは純粋に切磋琢磨しながら、毎日をこなしている

疲れてちょっと気の抜けている日もあるけれど、
だからこそいい空気が流れているし、私にもそのゆっくりした空気をくれる

彼らの目標はいまや、日本旅行じゃないのかもしれない
もしかしたら最初からそうじゃなかったかも

欲や野心はあまりない
だからこそ溢れる優しい空気とのんびりした感覚

何事にも順位や結果を判断、重視してしまう今までの価値観とは違う


子どもはもちろん、大人もみんな
ポンペイの人たちは本当にみとれるようなステキな笑顔を持っている。
内側から溢れでているような、笑顔

この笑顔が本当に純粋できれいと思うのは
惹かれてしまうのは

ギスギスしたものに追われていない
負けられない、競わないといけない、なんて危機感にさらされていない
そんな理由のせいかもしれない


さて、土曜はスピコン当日
彼らにあやかって、のんびりといこうか
なるようになるだろぅ

そして、嵐

2007-05-21 18:28:34 | ☆きまぐれ日記☆
夜も更けてきた頃、星が消えていた
正しくは雲が覆って何も見えなくなっただけ
ちょっとやな予感・・・。

時間はまだ早い
朝早かったことも、お酒が染み込んできたこともあり、徐々にテントでおやすみする人も増えていたころ、雨も本格化してきた。

海で濡れたままだったし、気にならなかったから濡れたまま遊んでたけど、そこまで寒くない。
でも火は絶やさないようにココナッツの実や葉で対応。

風も強くなってきた。環礁内なのに波が荒い
一人じゃないということと、非日常の環境と、ほどよく効いたアルコールで、妙に楽しかった私は「こういうの好き」と思ってしまった。
遊びまわった大学時代・・・懐かしい感覚でした(笑)

だんだん台風並の暴風雨に加速してきた悪天候

火は絶やすな、に本気。

それでも雨を吸った天然燃料ココナッツは次第に炎の勢いを失う・・・。


なんと料理で使ったチャコールの炭があるじゃん。
ガソリンをふりかけ、着火。復活。

テントの一つが浸水した
女の子用テントに入るだけ入る、プラス男の子の数名が雨漏り男の子テントで忍耐の就寝
もうこれは外で寝るかなっと思って浜辺に寝転がってたら、満潮到来。
しかも大潮。
足元からざぶーんじわ~っと波がのぼってくる~(激しくはない)
思いのほか、海の水があったかいので、体が波に浸ったときの方が暖がとれるという変な話。ぬるま湯に包まれ、うとうと・・・

・・・ざぶーん  ざぶーん ざぶーん

え、ここまで来るの?

海岸線にもとあった最高潮位の痕跡を越えて、波が来た
首まで来るとちょっと・・・危ないね、しかも体の周りの砂が持っていかれて埋もれる

起き上がったのをいい事に、夜中にさらに出没するというヤシガニ捕りに深夜の森へ
懐中電灯片手に暗闇冒険隊(暴風雨の中)
ヤシガニはココナツを食べる、ので木に登る。木肌に張り付いてたヤシガニ2匹獲得、そしてそのまま焼いて食う(立つのも少々困難な暴風雨の中、深夜4時)
おかしすぎて笑った

波にキャンプ道具を持っていかれないように高いところに上げ、
コップで真水をかぶって体の潮を落とし、寝ました。
そろそろ明け方、いい時間


大満喫、無人島暴風雨の夜☆
アドベンチャー、いいですね。

楽園

2007-05-21 17:52:54 | ☆きまぐれ日記☆
久しぶりのアンツ

アンツ環礁はポンペイ島の西の沖、スピードボートで約1時間少々(波の具合によって前後)にある大きな環礁。
いびつな長細い丸をした環礁内に入ると、ほぼ波のない穏やかな浜が広がっている。
その中の一つの島で、今回はアドベンチャーキャンプ、完全無人島1泊2日体験をしてきました。
週末もスピコン指導に追われる、予定だったのに生徒が大丈夫と高をくくった!それならばと急遽宿泊組に混ぜてもらいました。

水も電気もない島、生きる術は持ち込み荷物と知識・技術、それを駆使した現地調達食料のみが身を助く

釣りに長けた3人がしっかり夕食を確保してくれていたとき、山食料調達部隊はすでにヤシガニ(ココナッツを食べるカニの一種。貝をかぶってないヤドカリのようなイメージ。でも手のひらからはみ出す以上に大きい)をほうばっていました(ごめんなさい、でも、絶品♪)

驚くほどに穏やかだったこの日の海は、どこまでも透き通っていて透明度も色も別世界。
いつも疲れた心を癒してくれる、この海。
波打ち際で波に遊ばれながら、体を浸す。
いくら寝転がっていても飽きない
砂の形が違うだけで、目の前をヤドカリが横切るだけで、幸せな気分になる
ウクレレを弾いたり、シュノーケルしたり、浜釣りをしたり、散策したり、貝を拾ったり、昼寝したり、お話したり
それぞれにおもいおもいの時間を過ごす

日が落ち始める頃にはBBQスタート
暗くなる前につくってくれたキャンプファイヤーを囲んで飲み語る
新鮮海魚を丸焼きと刺し身でいただく
花火にお酒においしい料理

満点の星と細い三日月、波の音
完全灯りなしの環境で、月の明るさは偉大

初日の夜は更けていきました