Mamy diary★☆

南国ミクロネシアからインド、そしてマレーシアへと。
学生との出会いにときめきながら、念願の東南アジアへ・・・

平和について

2007-05-01 19:58:58 | 今日の授業
考える機会を

今週が平和学習週間にしようかな、と思っている。

先日知ったことだが、Social Studyのクラスでは結構日本の歴史も勉強していた。
聖徳太子とか、織田信長とか、何をした人かも勉強してる。
ちょっと意外だった。

歴史を学ぶ
この国が日本人や日本に所縁がある理由
「他国の支配」 「無血譲渡」
第二次世界大戦のことももちろんよく勉強している。

ためしにこの数字から始めてみた。
 140,000(±10,000)
これは何の数字でしょうか??
いろんな答えが飛び交う中、少しずつヒントを与え、答えに行き着く。
答えは「1945年12月末までに亡くなったヒロシマ被爆者の数」
ポンペイの人口の4倍以上。
これだけの数の人々が原爆投下当日、および年末までのたった4ヶ月に命を落としたという事実。

今日のビデオは先輩隊員から借りた広島、原爆と核に関するビデオ
生々しい映像
目を覆いたくなるような映像
永遠に時間の止まってしまった街、ヒロシマ。

知識としては知っている。
ヒロシマという言葉も、核という言葉も、原爆という言葉も。
でもリアリティがない。
きっと私達もそうだけど。

今、自分が目にしている映像が過去にあった現実の出来事だということを
少しは感じてくれただろうか。

小さな悲鳴を上げて、画面から目を背ける生徒の姿、数回
でも、それが被爆した人
どんな姿、形になっていても
同じ人間
たまたまあの時ヒロシマにいただけ。

自分が、自分の家族が、友達が親戚が、
ここに映っている人たちだったら?
そこになんの必然性もない
過去の出来事、でも事実
そしていつまた起こり得ない、現実、時代。

厳しい顔をしながらうなづいてくれた生徒がいたことに
見せてよかったと感じた

生徒の大半がミリタリーテストを受ける
アメリカで入隊すれば、かなりの保障と生活が約束される
でも、一歩立ち止まって考えてみて。