夕方の卒業式
8日、金曜日午後5時から、学校に隣接している公共の運動場で行われました。
卒業生総勢351名
入場から始まり、雛壇上に並んで
4年間を終えた生徒だけが着られるガウンと帽子で、迫力、そしてりりしい。
会場までの道は、夕方の帰宅ラッシュに重なったとはいえ、歩行程度の速度でしか進まない渋滞ぶり。車も注射場所がないくらい。
卒業生、家族、先生、下級生はもちろん、親戚親類までやってきて、トラックフィールドは数千人でごった返した。
ポンペイ島3万2000人のうちこれだけの人が集まることはめったにあることじゃない。
それはこの学校が、島で一番のマンモス公立高校であり、街の側にあることも原因だけど、それだけここでの「高校を卒業する」ということがめでたいことなんだとわかる。
ローカル放送では、ライブで式の様子も流れた。
完全屋外での式
数回通り雨は降ったものの、スコールが来なかったのはラッキーだった。
歌やお祈り、来賓の言葉、生徒からの言葉、優秀生徒の発表
日本の非ではないと思うが、ここでもカメラやビデオが増えた。
実際数年前までは個人所有でこんなにデジカメはなかったようだ。
学校でも携帯やデジカメ、ゲーム機器を持ち歩く子が意外といる。
特に携帯はカメラやゲーム機能もついていて、日本の高校生をみているような錯覚も抱くぐらいだった。
このハレの日も、家族や友人の姿をおさめようと、カメラ・ビデオを回す人が多かった。それを操るのが、お父さん・お母さん世代ではなく若者であることが日本とは違う一面であったろうか。
だんだんと日が落ちていく中、電灯がつけられ、夜の会場は
スポットライトを浴びているよう。
そんな雰囲気がますます記憶に残る式にする。
会場全体の拍手と喜びの中、式は終わりをむかえる。
入場と同じように並んで退場していくけれど、花道の途中では待ち構えている家族や友達に迎えられてそれぞれにハグやキスを交わす。
側を離れないお母さんの顔はしわしわと優しい笑顔で、ずっと息子を見ていた
ここではマラマルと呼ばれる首飾りがどんなシーンでも出てくる。
お祝い、お別れ、お迎え、どんなときも欠かすことはできないアイテム
手に手にそのマラマルを持った人が卒業生の首にかけていく。
首だけじゃおさまらず、顔の半分も埋まってる子まで
それがポンペイのお祝いの形
顔に笑顔
時に涙
4年間一緒にいた友達と、お別れのとき
高等教育機関は唯一短期大学のみ
多くの生徒はここに進学するし、実際この島、会おうと思えばいくらでも会える
でも、ここで
えんじ色の制服を着て
いつもの教室で
バカやったり
笑って過ごした時間は
もう ないから
やっぱり嬉しいけど、少し寂しいんだって。
そうだよね
終わりで旅立ち
また今日から新しいステージ
そうスピーチをした生徒の言葉が印象的だった
8日、金曜日午後5時から、学校に隣接している公共の運動場で行われました。
卒業生総勢351名
入場から始まり、雛壇上に並んで
4年間を終えた生徒だけが着られるガウンと帽子で、迫力、そしてりりしい。
会場までの道は、夕方の帰宅ラッシュに重なったとはいえ、歩行程度の速度でしか進まない渋滞ぶり。車も注射場所がないくらい。
卒業生、家族、先生、下級生はもちろん、親戚親類までやってきて、トラックフィールドは数千人でごった返した。
ポンペイ島3万2000人のうちこれだけの人が集まることはめったにあることじゃない。
それはこの学校が、島で一番のマンモス公立高校であり、街の側にあることも原因だけど、それだけここでの「高校を卒業する」ということがめでたいことなんだとわかる。
ローカル放送では、ライブで式の様子も流れた。
完全屋外での式
数回通り雨は降ったものの、スコールが来なかったのはラッキーだった。
歌やお祈り、来賓の言葉、生徒からの言葉、優秀生徒の発表
日本の非ではないと思うが、ここでもカメラやビデオが増えた。
実際数年前までは個人所有でこんなにデジカメはなかったようだ。
学校でも携帯やデジカメ、ゲーム機器を持ち歩く子が意外といる。
特に携帯はカメラやゲーム機能もついていて、日本の高校生をみているような錯覚も抱くぐらいだった。
このハレの日も、家族や友人の姿をおさめようと、カメラ・ビデオを回す人が多かった。それを操るのが、お父さん・お母さん世代ではなく若者であることが日本とは違う一面であったろうか。
だんだんと日が落ちていく中、電灯がつけられ、夜の会場は
スポットライトを浴びているよう。
そんな雰囲気がますます記憶に残る式にする。
会場全体の拍手と喜びの中、式は終わりをむかえる。
入場と同じように並んで退場していくけれど、花道の途中では待ち構えている家族や友達に迎えられてそれぞれにハグやキスを交わす。
側を離れないお母さんの顔はしわしわと優しい笑顔で、ずっと息子を見ていた
ここではマラマルと呼ばれる首飾りがどんなシーンでも出てくる。
お祝い、お別れ、お迎え、どんなときも欠かすことはできないアイテム
手に手にそのマラマルを持った人が卒業生の首にかけていく。
首だけじゃおさまらず、顔の半分も埋まってる子まで
それがポンペイのお祝いの形
顔に笑顔
時に涙
4年間一緒にいた友達と、お別れのとき
高等教育機関は唯一短期大学のみ
多くの生徒はここに進学するし、実際この島、会おうと思えばいくらでも会える
でも、ここで
えんじ色の制服を着て
いつもの教室で
バカやったり
笑って過ごした時間は
もう ないから
やっぱり嬉しいけど、少し寂しいんだって。
そうだよね
終わりで旅立ち
また今日から新しいステージ
そうスピーチをした生徒の言葉が印象的だった