Mamy diary★☆

南国ミクロネシアからインド、そしてマレーシアへと。
学生との出会いにときめきながら、念願の東南アジアへ・・・

卒業式

2007-06-10 10:43:43 | ミクロネシア
夕方の卒業式
8日、金曜日午後5時から、学校に隣接している公共の運動場で行われました。

卒業生総勢351名
入場から始まり、雛壇上に並んで
4年間を終えた生徒だけが着られるガウンと帽子で、迫力、そしてりりしい。

会場までの道は、夕方の帰宅ラッシュに重なったとはいえ、歩行程度の速度でしか進まない渋滞ぶり。車も注射場所がないくらい。
卒業生、家族、先生、下級生はもちろん、親戚親類までやってきて、トラックフィールドは数千人でごった返した。
ポンペイ島3万2000人のうちこれだけの人が集まることはめったにあることじゃない。
それはこの学校が、島で一番のマンモス公立高校であり、街の側にあることも原因だけど、それだけここでの「高校を卒業する」ということがめでたいことなんだとわかる。
ローカル放送では、ライブで式の様子も流れた。
完全屋外での式
数回通り雨は降ったものの、スコールが来なかったのはラッキーだった。


歌やお祈り、来賓の言葉、生徒からの言葉、優秀生徒の発表


日本の非ではないと思うが、ここでもカメラやビデオが増えた。
実際数年前までは個人所有でこんなにデジカメはなかったようだ。
学校でも携帯やデジカメ、ゲーム機器を持ち歩く子が意外といる。
特に携帯はカメラやゲーム機能もついていて、日本の高校生をみているような錯覚も抱くぐらいだった。

このハレの日も、家族や友人の姿をおさめようと、カメラ・ビデオを回す人が多かった。それを操るのが、お父さん・お母さん世代ではなく若者であることが日本とは違う一面であったろうか。

だんだんと日が落ちていく中、電灯がつけられ、夜の会場は
スポットライトを浴びているよう。
そんな雰囲気がますます記憶に残る式にする。

会場全体の拍手と喜びの中、式は終わりをむかえる。
入場と同じように並んで退場していくけれど、花道の途中では待ち構えている家族や友達に迎えられてそれぞれにハグやキスを交わす。

側を離れないお母さんの顔はしわしわと優しい笑顔で、ずっと息子を見ていた

ここではマラマルと呼ばれる首飾りがどんなシーンでも出てくる。
お祝い、お別れ、お迎え、どんなときも欠かすことはできないアイテム
手に手にそのマラマルを持った人が卒業生の首にかけていく。

首だけじゃおさまらず、顔の半分も埋まってる子まで

それがポンペイのお祝いの形

顔に笑顔
時に涙

4年間一緒にいた友達と、お別れのとき

高等教育機関は唯一短期大学のみ
多くの生徒はここに進学するし、実際この島、会おうと思えばいくらでも会える
でも、ここで
えんじ色の制服を着て
いつもの教室で
バカやったり
笑って過ごした時間は
もう ないから

やっぱり嬉しいけど、少し寂しいんだって。

そうだよね

終わりで旅立ち
また今日から新しいステージ

そうスピーチをした生徒の言葉が印象的だった

PICS X'mas party!

2006-12-20 15:57:56 | ミクロネシア
昨日までとは一転
今日の学校は勉強の場じゃない!

今日はPICSのクリスマスパーティ
ポンペイの人にとってクリスマスはとっても楽しみな行事!
街は私が見てきた中で1番活気付いてて、プレゼントを買いに走る人がたくさん!
イルミネーションが夜にはきらびやかで(ポンペイなりに)、聞こえてくる音楽もクリスマスソングがほとんど♪
街中が、みんなが、うきうきするこの時期☆

そして高校の方は、2日に渡って続くパーティの初日。ホームクラスで過ごす日。

つまりはクラス単位に自由に騒ぐ日。
それぞれにホームルームのクラスを使って、午前中いっぱい(一応)、楽しむ。

ここでクラスの団結度の差が歴然と出てくる。

揃いのTシャツまで作ってるクラス
手の込んだ教室の飾りつけをするクラス
何日も前からダンスの練習をしてるクラス
教室の前の草むらでバーベキューを始めるクラス

反して人自体がいないクラスまで様々。
でも結局クラスに仲良しが固まってるわけでもないので、混じって混じっていろんなクラスの生徒がいたりする。
そんなんお構いなしだし。
別に何か決めてるわけでもないし、プログラムがあるわけでもない。
集まって、楽しむ!ようだ。
どっから運んできたのか、本体とスピーカーのついたCDコンポみたいなの担いできて、学校らしからぬ超大音量の音楽をかける!
若い子たちが聞きそうな、重低音のロックとか、ハイテンションのリズムのとか。(わかったのは「恋のマイアヒ」?だけ)
とにかくそれにのって踊る☆踊る☆踊る~☆
さながらクラブ・・・?あれ、ここ学校・・・?いや、他のクラスもいくつかダンス会場になってるけど。
それにしてもみんな踊るの大好き!
本格的なブレイクダンスする子から、不思議な動きのもあったし(なんて呼んだら言いの?)、
でも、そんな高度なことができなくてもみんなうまーくかっこよく曲に乗ってる!
しかもやたらうまい!日本に来たら一躍注目の的。
なんでそんなのできるの、とこっぱずかしい私はどんな誘いもシャットアウトしてしまった。
んー・・・来年くらいには多少のお誘いは受けられるくらいに練習でもするか。

ポンペイに来て思うに、ダンスと歌は切っても切り離せないここの文化!
大人も子どもも、自然と楽しんでる。
3歳くらいの子までそれなりの動きをこなすところから見ても、なんだろ、才能なんでしょうか。
ポンペイをめいっぱい楽しむには、この2つ、できたらもっと楽しいかも!
練習かな☆

引き続き食べ物の話「スシ」「サシミ」

2006-12-07 18:29:10 | ミクロネシア
引き続き食べ物の話になるけれど・・・。

「ポンペイで日本の食べ物を食べることができます。」

・・・今の12年生が勉強している文型
そして生徒が作った文がこれ。

本当です。
食べられます。
戦時中にたくさんの日本人がここポンペイにやってきた。
そのときからずっと生きている日本由来の食べ物、名前、食材。
こちらの人も大好きなのが
「スシ」そして「サシミ」。
「ショーユ」、「アジノモト」もそのまんま。
もっと食べ物だけでもいろいろある。

昨日もとステイ先の家族の誕生日パーティがあった。
別の家族に聞いた私は、家に帰り即、「スシ」を1時間かからずに作ってそれを片手にタクシーでかけつけた。
「スシを作って」・・・。あっさりできます。なぜなら
こっちの「スシ」は、いわゆる日本で言うところの「巻き寿司」だから!
しかも酢飯じゃない!そのままご飯。
ちなみに今回具はきゅうり細切り・たくあん細切り・スパム(やわらかいソーセージの中身のかたまりみたいなの)の細切り・ツナマヨにしてみました!
卵は入れなかった・・・だって卵高いんだもん。300円以上するんだもん・・・。

というわけで、材料もたまたまあったので、ちゃちゃっと作ってもってった。(だって巻くだけww)
ツナマヨがなんか気に入られたようで、太巻き5本分以上作ったのに瞬間にして消えた
もっといたかな・・・^^;

とにかく喜んでもらってよかった♪
こっちも久々にローカルフードをいただき満悦

「サシミ」。
これもローカルの家庭で出されるのもは日本のような刺身とは違う。
骨もついたまま。魚の胴体に切れ目が入ってるだけ。
これに醤油ではなく、塩にライムをしぼったもので食べる。
この味付け自体はイケるが、一口で、骨もなくするっと食べられる日本の刺し身とは違うので、どっちかって言うと噛んで、実を骨から歯でしごきとりながら食べるというなかなか豪快ないただき方をする。

「スシ」にしろ「サシミ」にしろ、みんなでつつく日本の食事もなかなかいいものだと思う。スタイルは違うけど



ポンペイご飯事情

2006-12-05 18:27:12 | ミクロネシア

先日ステイ先に遊びに行ったとき
ひとしきり子どもと遊んだ後、いつものように
「一緒に食べよう!」ときた。
引っ越す前はこれじゃ成人病に向かって爆走してる!と思ったご飯

今日の献立♪
ごはん
ツナ缶(油は捨てない)にキムチたくあんを切って混ぜたもの

ごはんと一緒に食べる。
うーん、変わってない!
みんなで大きめのお皿に盛って手で食べる。
いつもこんな感じだったな~。

こっちのご飯はこういったものが多い。
もちろんローカルフード、バナナ(甘いのもあるけどイモみたいなのも)やブレッドフルーツ(いもみたいな味わい)、パパイヤ・マンゴーも庭でとれるし、ぶた、にわとりも食べる。魚も獲れる。
でも、もっと簡単ですぐに食べられる缶詰食品は完全に食生活に浸透している。
ツナ缶、さば缶もあるし、コンビーフやスパムっていう肉の塊みたいな缶もある。
それをご飯にのせたり、インスタントラーメンに入れたりして食べる。
完全に炭水化物・脂肪過多。
子どもたちはお菓子も大好き。
日本じゃ「健康に悪いでしょ・・・・」って見ただけで引いてしまうようなどぎつい色をした飴やジュースもごくごく飲む。スナック菓子もぽりぽり。
すごい消費量。
炭酸系も大好き。
だからかな、子どもは乳歯の生え変わらないうちから歯が溶けててきっちりない。
歯磨きの習慣もしっかりないってのもあるかもしれないけど。

野菜・・・あんまり食べない。
ステイのときは一日に野菜を一回も食べないことの方が多かった。
お友達はビタミン剤♪
スーパーでも船が入ってくるときはあるけど、しならくしたらきれいサッパリなくなってしまう。
こないだはバッチリ買占め現場を目撃
負けない・・・
変な闘志に火が・・・!

日本人、やっぱり野菜が恋しい。
「旬」のもの・・・なんていい響き・・・。
まあそんな贅沢は言わないにしても、健康も考えて自炊(野菜入り)しっかりしていこうと思う。
志は高く、昼はお弁当!夜はきちんと作るぞ!

虹に出逢う

2006-11-19 14:25:40 | ミクロネシア
前述の通り、ここポンペイは雨が多い。
世界一、二位を争う降水量を誇る。日や季節にもよるけれど、一日に数回雨も降るし、そのときはほんとに言葉通り「バケツをひっくり返したような」雨☆
日本の情緒あふれる「霧雨」や「時雨」なんて美しい雨の形容はあんまりできないかな…?うーん、一言では…「滝」!

まず、
①遠くから「ババババ…」って音がやって来て
②そっちを見ると、雨の前線がこっちに走ってくる!(その間に逃げる)
③ドザーーーーーーッ!!!!(しばし待機)
④あっちに去っていく
終了。

そんなもん、だけど、おかげで嬉しいことも。



日本でも
虹って見られたら嬉しい
勝手に顔が笑っちゃう
その日一日いい日になる
やなことあっても吹っ飛ぶ
でもなかなか日本じゃ見られなかった、と思う。
でも!
ここはポンペイ・世界一の降水量・毎日の雨・水の循環最高潮!
すごい確立ででてる!それは来てすぐ思ったんだけど。


今日の虹は、海に半円に近いくらいにかかる大きな大きな虹
背景に環礁と水平線の海、熱帯の木々とココナッツ
芝生に座って、じーーと眺める
「あー、いいわぁ」と出てくる(ちょっとおばちゃん?)
このどこまでも見渡せる海はとってもやすらぐ。平和。幸せ。
それに虹までかかるなんて。
こんな景色を見られるのは、やっぱりポンペイに、この国に来れたからだなって思う。
いろいろあるけれど、こういうポンペイの素敵なところ、いっぱい味わって、どっぷり浸かっていたいなと思う

こんにちは、今日は私の島の海について紹介します☆

2006-11-01 22:10:16 | ミクロネシア
ミクロは小さい島がたくさんある国なので、海はあります。
でも、私のいるポンペイ島自体はいわゆる砂浜の海岸線はなく、マングローブに覆われていて、少しイメージと違いました。
でも、道を歩いていても、その辺の砂利道でも、見てみると珊瑚もしくは珊瑚が細かくなった砂状のもの。貝も混じっています。そういうものを見るとやっぱりここは環礁の中にある島なんだなと感じます。
島自体が環礁に守られている形で、環礁内の海だと波もほとんどなく、ボートで移動するときは海上に立てられた標識(初めて見ました)に従って、隆起した珊瑚にあたらないように縫うようにしながら走らなければいけません。それも舵にぎりの腕前の見せ所です。

外洋と環礁の境はかなり浅くなっていて、信じられないくらいの透明度です。
今まで「波が打ち寄せる」のは浜辺だけだと思っていたのに、ここでは「海の中に」波が打ち寄せます。というのも、環礁と外洋の境目に波が立つんですね。なんて説明したらいいのかわからないですが、これも初めて見た光景でした。
そんな環礁の境目の浅い珊瑚の海にはカラフルな熱帯魚もたくさん。水族館や熱帯魚ショップでしか見たことがないような色の魚たち。今まできれいだなっと思ったことはあってもそこまで興味を惹かれたことはなかったのは、水槽の中にいたからなんだと気付いた瞬間でした。生き生き自由に泳ぐきらきらの魚たちは無意識に手を伸ばして触れたくなる存在。ほんと楽園です^^
一歩環礁の水路を抜け外洋に出ると高い波、深い海、そして走るにつれて色を変える海に出会います。
色の表現が言葉じゃできないくらい。
緑もあるけど緑じゃなくて、青みたいだけどもっと深くて濃くて。
見てくださいとして言えない海。

家族と釣りをしたときの写真もつけときます。
確立80%以上でとれるからすごいよ~

英語とポンペイ語

2006-08-13 08:29:45 | ミクロネシア
ここでは日本語は選択科目。
でも所属はenglish department。
そこで行われる会議には参加します。
でも、日本語教えるのは私一人。
会議で話される議題はenglishについてのみ。

そのたびにいかに英語力の向上に先生たちが力を入れたいのかがわかります。
前回は教科書選びに激しい議論が交わされ、
ある先生はelementaryにまでさかのぼって第二言語習得理論を熱く説明。
今回はそのシラバス内容の論議がされました。

英語力の乏しい私には学生は結構英語できてるような気がしてしまうけど、教育的には違うらしい。


感じる英語の重要性


ここでは英語はかなり使用されているように感じても、いちおう第二言語。
外の世界と関わっていくには、また短大以上に進学するにも、英語ができることは必要条件。
日本では考えられないような二言語共存の世界にあっても、国際力を培う上では英語力は不可欠のようです。

島嶼国であるこの国 
この島だけでしか話されないポンペイ語
そして国際語のひとつ、英語

外の世界と関わらざるを得ないこの国、島で若者の英語教育は死活問題。
ん~、日本語どこまでくいこめるかな~

ま、とにもかくにも初日です

人生初めての職員会議は・・・

2006-08-09 07:24:49 | ミクロネシア
 
 先生、は極々短い間ですがしたことがあります。
でも会議というキチンとしたものに参加したことは生まれてこのかたありません。
記念すべき人生初の職員会議☆
海外、しかもミクロネシアでデビュー、こんなことは滅多にない!

ドキドキ混じりのウキウキ気分で出席してみました。
どんなんだろう!

まだそのときはイメージとして日本の学校が頭の中にありました。


集合時間 9:00

うん、ノーマル♪

Cafeterria(といってもでっかい何もおいてない食堂のような)で、っていうのも先生の多さからして妥当だ。


入り口で各自でプログラムを取る。

「・・・?」
「・・・!?」
「・・・!!?」

集合時間は9:00なのに プログラム1 はなんで9:45なんだろ・・・

Song がやたらある・・・  歌って何の? 知らないけど・・・

終了時間13:30? しかもlunch付き? 長っ! でもラッキー!


プログラムの時点で???がやたらある
これは実際はどんなことが・・・