石打～野尻湖～白馬ツーリング＠タンデム

シルバーウィークの前半、9/17(土)，18(日)で、
タンデムツーに出かけた。
今回の目的地は、白馬にあるレストラン＆ホテル「トロイメライ」、オーベルジュである。

台風15号、16号の進路がはっきりせず、前夜まで天気予報をみながら、
車に変更しようか迷った。
土曜の朝は、夜半に降った雨があがり、曇り空。
なんとかなりそうな天気だったので、予定より1時間遅れの７時、
バイクで出発。
そのまま白馬に向かってもつまらないし、
シルバーウィーク初日の渋滞に巻き込まれるのもイヤなので、
東北道～北関東道～関越道～石打ＩＣ～津南町～飯山市～野尻湖～
戸隠～鬼無里村～白馬村　というルートとした。
北関東道に入ったあたりで雨がパラパラと・・
出流ＰＡでカッパを着込む。
その後は関越トンネルの前あたりで少し降られたが、
新潟に入り、石打ＩＣを出ると薄日が差してきた。
十二峠を越え、Ｒ117を信濃川沿いに飯山市を目指す。
交通量が少なく、のどかな良い道である。
飯山からは斑尾高原を越え、野尻湖へ。
昼は戸隠で蕎麦と決めていたので、一路R36で戸隠を目指す。
戸隠中社に12時30分に到着。


門前のたくさんある蕎麦屋の中から「信州蕎麦苑」へ。
今年の初詣に立ち寄った「そばの実」同様、
ここの蕎麦も美味かった。
（空腹のあまり、あっという間に食べてしまったので、
蕎麦の写真はありません。）


昼食後は、怪しくなる空模様を警戒しながら鬼無里街道Ｒ406で白馬を目指す。
鬼無里は鬼女紅葉伝説が残る山深い里で、Ｒ406は九十九折れの1車線の道がずっと続く。
しかし、交通量は少なく走りやすい。
白馬まであと6～7ｋｍのあたりで、雨になる。
もう少しだったのに・・

3時前には「トロイメライ」に到着。
チェックインの際にバイクで来たことを話すと、
雨の中バイクにブルーシートをかけてくれた。
心遣いに感謝である。


中もこんな感じで、落ち着いた内装の宿である。
夕食は、前菜4品、メインに魚、肉、デザート2品のボリュームあるコースだった。
タンデマーが途中で挫折し、肉料理を2種食べることになったので、
限界に満腹、ボトルで頼んだワインも飲みきれなかった・・
(あまったワインは、窒素ガスを封入して持ち帰りセッティングをしてくれた。
こんなの初めて。嬉しい・・)


翌朝は、晴れ。天気予報では熱射病対策が必要なほど暑くなるとのこと。
朝食をのんびり食べ、10時に出発。
遠くから見えていた長野オリンピックのジャンプ台に行ってみた。
向かって右かラージヒル、左がノーマルヒル。
500円払うと、リフトとエレベーターでジャンプ台の上までいけるらしい。
当然登る。(このとき、自分は高所恐怖症であることをすっかり忘れていた。)

この日は、高校生が練習をしていた。
そうかあ、通年で競技ができるのか・・

ここは、ジャンプ台の最上部である。
それにしても、すごい斜度だ。
こんなところを落ちていく少年達。恐怖感は無いのだろうか。
(ここに至る途中、素通しの網状の階段を登ってくるのだが、
硬直してタンデマーの笑いを誘ったことは秘密にしておこう。
引き返そうかと葛藤していたこともだ。)

そして、飛ぶ。
すごいの一言である。人間技じゃないな、この競技。
飛び終えた少年達が、下に来ている見学のおばちゃんたちの歓声に応えていた。
富山から遠征に来ているそうで、中身は純朴な少年なのであった。

その後、黒菱林道で八方尾根の途中まで登ろうと思ったが、
がけ崩れで通行止めとのことで、引き返す。
ここは、白馬三山のビューポイントなのだが・・
今日は山の上までは見えなかった。残念。


帰路は、Ｒ33～Ｒ31大町街道(オリンピック道路)で小川村、
Ｒ32～Ｒ12で長野道の麻績ＩＣを目指す。
ここも深い山と谷間に点在する里を縫う、静かなルートである。
Ｒ12はツーリングマップルに「アルプス展望街道」とあるとおり、
遠く北アルプスを望む、見晴らしの良い道であった。
麻績ＩＣから長野道～上信越道～関越道と抜け、5時過ぎに浦和帰着。
途中の高速では、バイクの温度計は38度を指していた。
暑さ寒さも彼岸まで・・
そろそろ涼しくなるかな。

走行距離(2日間計)：653.8ｋｍ
R1200GS燃費：21.23km/l

今回のルートはこちらから。