ちょっと日が開いてしまいましたが気を取り直して続けます。
さて、ひさびさに14ミリの超広角レンズを付けて手賀沼散策と
シャレ込んだjintanですが、途中
前方から1人の初老の男性がこちら側に向かって歩いておられて
遠目から、その方も肩からデジカメを掛けてらっしゃっるのが見えて
きっと同じだなぁ、散策に来られたんだと思い
すれ違いざまに軽く会釈をして通り過ぎたんですね。
するとその後すぐに背後から声をかけられまして、振り向くとさっきの男性
以下、その時に交わした会話ですが
男性「あの、すいません」
私 「はい、何でしょう」
男性「一枚、この位置から写真を撮っていただけませんか」
私 「私でよろしければ構いませんが」
「どの様に、お撮りすればいいですか」
男性「この道を中心に右側には建物と、道路左端には私の影を」
話をうかがった後、
私 「それでは、指定された位置に私が立ちますから
お好きなアングルで、試し撮りをされたらいかがでしょう」
「その後に同じ位置で、ご指示どおりに私も撮ってみます」
男性「そうですね そうしてくださると有り難い」
僕がシャッターを切る番になり
男性「数枚、アングルを変えて撮ってみてくださーい」
私 「わかりました」
撮った後、2人でカメラのモニターを眺めていたのですが
さいわい、納得のいく一枚があったご様子でとても喜んでおられ
その後も、話をうかがっておりましたら最近、油絵を始め
今度、描く油絵の題名が「道、建物そして影」
なるほど、油絵かぁ、良い趣味をお持ちだなぁ。と思った次第。
特にこの話にオチはなく、読んでいてつまらなく感じられた方も
いらっしゃることと思います。
これが、うら若き女性ならば違った展開も期待できるのですが
人生、往々にしてこんなもんなんですね。
ただ、カメラをぶら下げていると時折、人との距離が妙に縮まる時もあるのです。